CEO INTERVIEWS

起業家インタビュー

Vol.2
2012年12月20日
株式会社レアジョブ | 代表取締役 最高執行責任者(COO)  中村 岳 氏

株式会社レアジョブ
代表取締役 最高執行責任者(COO) 中村 岳 氏

1. Equal chances for everyone, everywhere
2. 日本人1000万人を英語が話せるようにします。

はじめに

オンライン英会話ビジネスのパイオニアであるレアジョブ。
若くして起業した二人の創業者にとっては、前例もなく、お金もなく、社会人経験も浅く、営業経験も浅かった。そんな状態においても、とにかくできることを考え、行動するポジティブマインドを持って戦ってきた中村氏の起業家魂に迫ります。

株式会社レアジョブ
代表取締役 最高執行責任者(COO) 中村 岳 氏
(なかむら がく)

【経営者略歴】
1980生 東京都出身
2003年 東京大学工学部卒業
2005年 東京大学大学院情報理工学系研究科卒業
2005年 株式会社NTTドコモ入社 研究所配属
2008年2月 株式会社レアジョブ代表取締役 最高技術責任者就任
2012年7月 株式会社レアジョブ代表取締役 最高執行責任者就任

  • MISSION

    1. Equal chances for everyone, everywhere 2. 日本人1000万人を英語が話せるようにします。

  • 事業分野

    教育・Edtech

  • 事業内容

    オンライン英会話スクールを運営

  • 設立

    2007年10月18日

  • 社員数

    217名(連結)

  • 企業URL

    http://www.rarejob.co.jp/

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起業家紹介

中村 岳 氏

ドコモ時代に『教室を持たないローコストのオンライン言語教育事業』を考え出し、事業をスタートさせました。

株式会社アマテラス:起業の背景を教えてください

株式会社レアジョブ 代表取締役中村岳氏(以下中村):元々は学生時代より自分のグローバルな言語力を上達させたいと思っていたのですが、日本ではなかなか話す機会がない、教室型の英会話スクールに行くと授業料が高い、ということに問題意識を持っていました。

問題意識は持ちつつも、大学卒業後はNTTドコモに入社。エンジニアとして働いておりましたが、一方で、個人と個人をつなぐ新しいビジネスをしたいと考えていました。

そんな中で、スカイプを使うことによって教室を持たないローコストのオンライン言語教育のビジネスモデルを考え出し、中学・高校時代の同窓生の加藤智久(代表取締役社長CEO)とともに事業をスタートさせました。

株式会社アマテラス:まだ二人とも若く、資金的には潤沢な状況ではなかったのでは?

中村:最初はそれぞれの自宅でのスタートです。システム構築は自分達でできますので、ウェブサイトを作成し、かかるコストはサーバー代程度に抑えてまずはサービスを始めました。

株式会社アマテラス:ゼロからのスタート、当初はどのような壁があったのでしょうか?

中村:実は、最初は中国語での事業としてスタートしたのですが、これは失敗しました。当初、今後必要性が増してくるであろう中国語を習得したい、という人はいるんじゃないだろうかと判断して始めたものの、なかなかお客様は集まらない。「中国語ではなく英語ならやるんだけど・・・」、という声を多数頂き、お客様の声を取り入れる形で英語への方針転換を行いました。

株式会社アマテラス:フィリピン大学の学生を講師として起用するモデルはここから生まれてくるわけですよね?

中村:英語を流暢に話し、人件費をある程度抑えられる講師を探していたところ、フィリピン大学(フィリピンを代表する国立大学)の学生を起用するアイデアを思いつき、思い切ってフィリピンに飛びました。そこで早々に現地の大学生協力者を1人獲得。友達を誘ってもらったり、学内にビラ貼りなどをしてもらい、講師となる学生を集めました。

現在では3,000人以上のフィリピン人講師をネットワークしています。基本的にはフィリピン大学生・卒業生、彼らから紹介された方という質の高いネットワークになっています。

株式会社アマテラス:創業者の二人とも若く、営業経験がないですがどうやって営業活動をしていったのでしょうか?

中村:Web事業ですので、まずはWeb上でどのように集客するのかを考えました。

まずはSEO。レアジョブのサービスがグーグルなどの検索サイトで上位進出されるようにシステム構築をすることで、徐々に登録者数を増加させていきました。

また比較サイトにサービスを掲載して露出増を狙いました。
当時は値段比較すると他社に対して圧倒的な安さをPRできたので比較サイトへの掲載は高い広告効果がありました。

レアジョブのサービスは長期的な計画に基づいて行っておりますので、講師も最初から数千人を集める前提で、プライシングも考えていました。そのため競合に対して強い価格競争力を発揮しました。

株式会社アマテラス:ビジネスが拡大するきっかけは何だったのでしょうか?

中村:かなり初期の段階でR25のWeb版の記事として取り上げていただきました。それを機に認知が高まり登録者数も急激に増加しました。

この頃から、生徒様数が増えると講師を増やし、逆に講師が増えすぎるとバランスを欠くので、この両者の需給バランスを取っていくことが、大きな課題になってきました。

株式会社アマテラス:生徒集めとはITを駆使したインバウンド営業で行いましたが行使集めを加速させるためにはどんな工夫をしたのでしょうか?

中村:通常の募集も行いつつ、既存の講師から知り合いを紹介してもらう際にインセンティブを付けて、紹介の速度を速めていきました。

株式会社アマテラス:今後、より一層事業を拡大していく中で重要視していることは何ですか?

中村:そうですね、競合も多数出てきている状況ですが、いい講師をしっかり確保して、サポート・育成し、さらにカスタマーサポートの質をしっかり高めていくことが強い競争力を持つことになっていくと思います。

成長のためには積極的に投資していくことも重要だと思っております。
渋谷オフィスで借りている2フロアーのうち、1フロアーは会議室やセミナールームとして使用していますが、特にセミナールームは約300㎡のスペースを確保しております。今後たくさんの人が集まるだろうという先行投資という認識でしたが、借りるときにはけっこう悩みました。

これまでの教訓から、必要な部門や経営課題を解決できる人材については積極的に採用をしていくことも重要だと思っています。何かが起こってからでは対応が遅れてしまうからです。

株式会社アマテラス:壁をコツコツと乗り越え、なおも躍進しているその原動力は何でしょうか?

中村:新しい事業を取り組むことは不安を伴いますが、当社の場合は事業に取り組めば取り組むほど、オンライン英会話ビジネス市場に対する確信を持てて不安が解消されていきます。

『日本人1000万人を英語が話せるようにする』 という弊社の想いに一歩一歩近づけていることを日々実感でき、まだまだ大きな成長性を感じられることが、原動力につながっていると思います。

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edited by 藤岡清高

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