デジタルやインターネットを使ったら世の中こんなに効率がよくなるのに、出来ていないことがあったら絶対全部やるべきですよね。

株式会社Showcase Gig(ショーケースギグ)代表取締役 新田剛史氏

『Rock』

Showcase Gig(ショーケースギグ)新田社長からはその言葉が多く発せられていた。

新田さんの生き方自体がロックンロール。
東京でバンド生活をしたくて東北大学を辞めて上智大学へ。プロのバンドを目指し8年の学生生活。
26才新卒で出版社に入社後、エンタメ、IT企業へ転じ、時代をリードするITサービスを牽引、起業。

一方でその”Rock”な精神のために起業時にお金に困っても安易に投資家に迎合せずに苦しい道を敢えて選んできた。

”Rock”な魂でリアルとネットの融合を実現していく新田社長に迫りました。

新田剛史氏

代表取締役
新田剛史氏

上智大学卒業後、東京ガールズコレクション・プロデューサーとして数々のプロジェクトを手掛ける。2009年、株式会社ミクシィ入社。ソーシャルビジネスの責任者として、NIKEiDとコラボレーションした"ソーシャルバナー"や"mixiXmas"などのヒットアプリを生み出し、日本初の本格的ソーシャルコマース事例を構築した。また、コンビニエンスストアと連携した数々のO2Oキャンペーンにおいて、オンライン(SNS)から店頭への集客を成功させた。2011年、株式会社バスキュールとのジョイントベンチャー"バスキュール号"を設立、取締役就任。2012年、株式会社Showcase Gig(ショーケースギグ)設立。

<受賞歴>
2007年、2008年モバイル広告大賞、 2011年SPIKES ASIA 金賞、2012年ADFEST 銀賞、東京インタラクティブアドアワード(オンライン広告部門金賞をはじめ5部門を受賞)

株式会社Showcase Gig(ショーケースギグ)

株式会社Showcase Gig(ショーケースギグ)
https://www.showcase-gig.com/

設立
2012年02月
社員数
40名(2018年4月時点)

《 Mission 》
実消費のデジタライゼーションにより生活利便性を向上させる
《 事業分野 》
IoT
《 事業内容 》
プラットフォーム事業(オーダー) スマートCRMと集客を実現するモバイルウォレットサービス。 事前オーダーや決済、デジタルスタンプ機能により、効果的な集客とコスト削減、デジタルCRMを実現します。 ソリューション事業 ユーザーフロントエンドからバックエンドまでの企画・開発・運用を一気通貫で行う体制があり、本当の意味で"消費者が動く"サービスの設計を得意としています。 オムニチャネル時代に最適なソリューションを提供します。

エンターテイメントやクリエイティブな世界で人を楽しませながら大きなお金が動いていることが素晴らしいし、そういう世界に関わりたいと思っていました。

アマテラス:

新田さんの学生時代からShowcase Gigを立ち上げるまでの経緯をお話いただけますか?

株式会社Showcase Gig(ショーケースギグ) 代表取締役 新田剛史氏(以下敬称略):

学生時代はバンド活動に熱中していました。音楽も好きでしたが、それ以上に当時のロックのエネルギー、ムーブメントやカルチャーが好きで、そういうものに惹かれてバンドにのめり込んでいたのだと思います。

実は大学には合計8年もいたのですが、最初は地元仙台の東北大学に入学してその後2年経って上智大学に移りました。英語に強い環境に行きたかったというのが表向きの理由で、実は単に東京でバンドをやりたかったからなんですけど(笑)。

僕が学生だった90年代後半は音楽市場がまだ元気で。フジとかサマソニとかのロックフェスとかも始まった頃で、音楽産業で何かできるんじゃないかという期待がある時代でした。エンターテイメントやクリエイティブな世界で人を楽しませながら大きなお金が動いていることが素晴らしいし、そういう世界に関わりたいと思っていました。

一方で、海外だとU2のBono(ボーカル)がビルゲイツとダボスやG7で対談していたり、ロックバンドやアーティストがビジネス的にも凄くダイナミックなステージまで行くのですが、日本ではすごく成功してもいわゆる「J-POPアーティスト」にしかなれないし、どうもそれは格好良くないと思っていました。しかもそれだって生計を立てられるレベルになるのはよほど運も実力もなければ難しい。

僕自身、当時のすべての時間とエネルギーを音楽に費やして、実際にプロとして活動するメンバーやその後プロデビューするようなメンバーと組んで、「あと一歩」というところまではやりました。
ただ、大学の先輩でプロのミュージシャンになってテレビCMに曲を提供するようなレベルまで行った人でも、ファミレスのバイトを辞められないとか、なんかもう切ないんですよ。
ロックンロールでダイナミックな事をやりたいと思って、アウトローだけど大金を稼ぐ世界を夢見てプロデビューしたはずなのにファミレスのバイト辞められないってどういう状況なの?というのがあって。やっぱりお金稼げないのは格好悪いなと。この世界ではないなと思い始めたんですね。

音楽と同じく“カルチャーが好き”ということもあり、雑誌の編集にも興味がありました。出版業界の市場規模は90年代後半を境にピークダウンしていますが、自分の学生時はちょうどそのピークだったので、まだギリギリ元気な時代で、すごく魅力的な世界に見えました。

バンドで食べていくのは針の穴を通すような狭き門だけど出版ビジネスは大きな世界なのではないか、と感じていました。トップクラスの大手出版社は1年目の年収で700-800万円レベルと聞いていました。学生から見たらそれはすごい。30歳になると年収1200万とかにもなると言うし、それでいて文化人や芸能人に会えて美味しいもの食べられて最高じゃないですか。出版業界の方が実はロックじゃないの?と。だいぶなめてるんですが(笑)

でもやっぱり、調べていくと、大手出版社の新卒採用には縁故採用も多いという噂を聞いたり、実力で入る人にしても学生時代からずっと出版社でバイトしていたり、ものすごく努力している。この世界も超狭き門なのでは?むしろバンドよりきつくない? という事実に気づきました。でも当たり前と言えば当たり前なんですよね。ある種のプラチナチケットですから。これは困ったな、となりました。

カルチャーや出版の世界で生計たてて、しかもできるだけ金稼ぎたいと思っていましたが、そんな夢みたいな話はなくて。気づいたら23歳くらいになっていて。これはまずいなと。

ちょっとひねくれた感じの学生生活を過ごしてきたので、いまさらまともに就活する気にならない訳です。

楽しいことして高給取りは難しいとしても、普通の平凡なサラリーマンになるのもどうかな・・・とかそんなことばかり考えて、結局面接にもいきませんでした。それで何やっていたかというとバンドを休止して、アルバイト状態のままで卒業しちゃったんです。
その後、観念して縁のあった小さな出版社に中途扱いで入りました。

26歳新卒。出版社で社会人スタート

新田剛史:

仕事自体はいやではなかったのですが、ほぼブラック企業で(笑)。
土曜出勤当たり前で、社長が帰るまで全員帰れないという暗黙のルールがありました。

そんな折、ファッションブランドで配布するフリーペーパーを制作したり、モバイルeコマース事業を展開している会社を知りました。もともとファッションは好きでしたし、編集の経験が活きることもあり、その会社に転職しました。

入ってみるとモバイルにすごい可能性があるなと思ったんですね。今もだと思うんですが、紙の世界ってものすごく古くて。そこからモバイル・インターネットの世界に熱中しました。カルチャーショックでしたね。ネット系の広告代理店と話していると、当時からもうCPC(ネット広告1回クリックあたりの料金)だのCTR(ユーザー獲得コスト)だの聞いたことのない言葉使ってて(笑)

当時いた会社は、ZOZOTOWNより先に、日本で一番最初にモバイルファッションeコマースを取り組んだ会社で、ビジネスモデルとしては斬新だったのですが、時代を先取りしすぎていて、事業としては継続が難しくなってしまいました。会社が吸収合併されてなくなり、事業が消滅した後、僕も含めたチームメンバーが夢を捨てられずに移籍したのが「東京ガールズコレクション」の当時の運営会社でした。

アマテラス:

紆余曲折ありますが出版会社に勤めたことがきっかけでアパレルeコマースの最先端を走ることになるわけですね。

新田剛史:

そうですね。当時はモバイルの話をするだけで珍しがられる時代。ただ構造は簡単なんですよ。いわゆるフューチャーフォンの白黒画面に毛が生えたくらいで、当時の僕でもHTMLで書けちゃうくらいのレベルでした。ただそれを学べたことをきっかけにITの世界に入って、コンテンツを作ってファッションショーも仕切ったり。本当に紙とネット、モバイルとリアルの連動という最先端の仕事に携わることができました。

当時はその仕事が、一体何になるのかさっぱりわからなくて、評価されるともあまり思ってなくて「なんでこんな事になっているんだろう?」とか思いながらも、やりがいは感じていました。

東京ガールズコレクション3回目くらいからすごくメディアの注目を集めることができて、ワイドショーなんかでもランウェイを歩いているモデルが着用している服を会場のお客さんがリアルタイムでモバイルeコマースで買っているシーンを映してくれたり。
それこそ石原慎太郎さんをランウェイで歩かせちゃうし、ユニクロの柳井さんも来ちゃう。ソフトバンクの孫正義さんにもお会いして直接プレゼンさせてもらって、その場でかなりの金額を決めてもらったりしました。

正直、やっているスケールの割には給料はあまりもらえなかったですが、28才でここまでコアな体験はなかなかできないなと思っていました。この頃から周りからも独立してやったらいいんじゃないか言われ始めました。

ミクシィへ

新田剛史:

自分でもその頃、独立しようか悩んでいました。独立するとしても何のフィールドでやればいいんだろう、自分の立ち位置だとメディアなのかなとか。当時はミクシィ、モバゲー、Greeの3大SNSが盛り上がった時代でしたが、マネタイズ手法がまだ確立しきっていなくて、特に僕は企業スポンサードをつけるような広告・マーケティング的アプローチのマネタイズが得意だったので、最初は各SNSのデジタルエージェンシーでもやろうかと考えていました。

ちょうど人づてに、まず最初にミクシィを紹介してもらって。当時のミクシィは上場後、盛り上がりが一段落して株価も下がっていて「次の一手」を模索している時期でした。ちょっと話して、自分が手伝えることがあるのでは、と言ったらその通りでした。あっという間に入社が決まってしまいました。

ちょうど30才になるあたりで、独立起業にも未練はありましたが千載一遇のチャンスかもしれないということで、決断しました。
仕事内容は最初あまり決まっていなくて(笑)
自由にプロデューサーとして何でもよいから事業を組み立てて欲しいということでした。

時はソーシャルゲーム元年で、ミクシィが日本で最初にソーシャルアプリのプラットフォームを立ち上げるタイミングでした。

最初の年はミクシィなのにファッションショーもやったり、いろんなことをやってみたのですが、やはり今やるべきはソーシャルアプリだろうという結論になり、
当時のミクシィは「ファーストパーティにはならない」と言い切っていたんですが、
なかば勝手に“mixiXmas”という企画を立ち上げました。そうしたら、これが当たったんですね。あっという間にDAU(Daily Active User)で100万人規模に達するアプリになりました。

ITとリアルの経験を武器にアプリ開発の先端を走る

アマテラス:

このあたりからアプリ開発にも関わって行くのですね。当時はまだアプリというのは一般的ではないですし、ここでも最先端を行くわけですね。

新田剛史:

そうです。当時のソーシャルアプリは結構牧歌的で、大資本も入ってこなくて、企画も開発も今ほど複雑じゃなかったんです。モバイルサイトをプロデュースするくらいのノウハウと知識があればある程度作れたのが当時のソーシャルアプリでした。
最初の企画が当たったのでミクシィ社内で信頼を得ることができました。
当時は他社でもしっかりしたアプリ開発を出来る人があまりいない状態でした。そんな中、僕のチームでは先駆けて多くのアプリ開発を手掛けて確実にノウハウを蓄積していきました。その経験は今のショーケースギグのノウハウに繋がっています。

さらに、ミクシィの圧倒的なアクティブユーザーをオンラインだけで終わらせるのではなく、リアルの世界に連れていけないものかということも考え、セブンイレブンやローソンなどのコンビニエンスストアと連携した企画も実施しました。ソーシャルギフトで5日間で2万件くらいのオンライン決済を発生させたり、、1か月で50万人近くのユーザーを送客したこともありました。

アマテラス:

今でいうO2O(Online to Offline)の走りですね。これはITとリアルイベントの知見が両方ある新田さんだからできることですね。

新田剛史:

僕はミクシィのメインサービスを作るというよりは、その上にあるアプリケーションを作っていました。ミクシィには既にプラットフォームはあったのでそこの上でどういうヒットコンテンツを乗せていくかというところに関わりました。

アマテラス:

ミクシィという大きな舞台で、大きな仕事に携われたという意味では起業するよりも良い選択だったのではないでしょうか。

新田剛史:

確かに仕事のスケールは大きかったです。たとえばNIKEさんと一緒にソーシャルバナーというのを作った際にはUSのNIKE本社からも興味を持ってもらえて、ポートランドに行ってプレゼンしたり、Facebook本社に行ってディスカッションした際にはマーク・ザッカーバーグと・・・打ち合わせはしてないけど、目の前ですれ違いました(笑)

アマテラス:

新田さんがソーシャルITビジネスの世界で最先端のところにまで行っていたということですね。

新田剛史:

それは当時のミクシィの看板がなかったらできていないですし、ミクシィに入社して1年後くらいが世間的にも本当のソーシャルブームになっていたので、これは面白いなと。

ShowcaseGig起業へ ~資金調達で大人の悩み~

新田剛史:

それで、ミクシィ社ではあらかたやりつくした感もあり、いよいよ独立起業してやってみようということになりました。

アマテラス:

起業時は資金調達や人材確保で苦労されると思いますが新田さんの場合はどうでしたか?

新田剛史:

資金調達についてはけっこう悩みましたね。
いま振り返ると、そんなに硬くとらえる必要もなかったんですが、年齢も30を過ぎててそんなに若くもないし、ビジネスやサービス開発で実績を積んできたという変なプライドもあるので、学生スタートアップみたいなノリで、いわゆるシードアクセラレーターとかベンチャーキャピタルを行脚するのには抵抗がありました、そもそも知り合いも少なかったですし。

僕は当時増えてきていた日本版Yコンビネーター的な、シードアクセラレーターが描くような典型的なスタートアップのストーリーにいまいち乗れなかった。日本とアメリカは違うし、ビジネスはそう簡単ではないと考えていたので。

ある程度経験を積んで情報もある大人の起業だからこそ迷ったんだと思います。当時、2012年で、ベンチャーバブルの胎動も感じていました。すごく選択肢が多かっただけに、何を目指すべきかは惑わされそうになりました。

また多くのベンチャーキャピタルさんは堅実なBtoBビジネスよりも一発ホームランの可能性があるBtoCビジネスをやれと言ってくるのも辛いところでした。

恵まれていたことに起業前から大企業から大きなBtoBのお仕事を頂いていました。起業前なので会社の箱もサイズもなかったのですが過去実績を信用してくれているわけですね。ベンチャー企業からすると立ち上げ時に確実なキャッシュインが見える話はうれしいですがシード期のベンチャーキャピタルの論理からするとBtoB仕事なんかやらずにサービスに専念しろ、となる。

なかなか説明が難しいスタートで、だから知人以外の投資家からはしばらく距離を置いていました。

スタートアップって大企業と組めたらラッキー、売却できたら最高、みたいな志の会社もありますが、そんなストーリーにも違和感があったし、なかなか通常のエクイティストーリーでは受け入れられなかったんですね。

アマテラス:

大人の事情で資金調達は苦しんだということですが限られた資金の中で人材確保はどのようにされたのですか?

新田剛史:

最初に大きな資金があったわけではないので、仕事量とキャッシュの状況に応じて1人ずつ慎重に採用していきました。ミクシィ時代の仲間が中心でした。

BtoC、BtoB事業を同時にスタート

アマテラス:

起業時の事業展開について教えてください

新田剛史:

結局、BtoCの自社サービスとBtoBのオムニチャネルサービス開発事業と両方取り組みました。

BtoC事業は、現在も運営している『O:der(オーダー)』というサービスです。これはモバイルウォレットのコンセプトで飲食店に行く前に、事前オーダーすることができるものです。クレジットカード決済すれば、財布無しで店にいっても大丈夫というサービスです。

BtoB事業での最初の大きなパートナーは今年5月に資本提携も行った共通ポイントサービスのPontaを運営するロイヤリティマーケティング社でした。ここでは“Pontaタイム(ポンタイム)”というサービス企画開発を担当しました。
準備期間が長かったんですが、起業して1年くらいったころに、この2つのサービスをローンチできました。
どちらもそれぞれの領域で話題となり、一気に投資家も含めて、様々な問い合わせが増えました。

それまで何をやっているかまったくわからない会社だった当社にとって名乗りを上げることができた。ここがまずはフェーズ1でした。一応やりきったな、という手ごたえがありました。そこから先は資金調達もスムーズになりました。

起業前にたまたま話をする機会があったアクセラレーターからは『BtoBをやりたいんだかBtoC をやりたいんだか分からないんだよね。どちからかにしてほしい』とか言われて「そんなん、スケールの大きいビジネスやるんだったら両方必要に決まってるだろ!」とムッとしたこともありましたが、この時期になるとむしろBtoBとBtoCを両方やれるところがこの会社の強みだとか言われるようになりました(笑)。

ネットとリアルの融合を実現していく

アマテラス:

今後はどのような軸で事業を展開されていくのでしょうか?

新田剛史:

日常的に使うものや、生活に大きく根ざすものをデジタル化で便利にしたいというのがミッションとしてあります。具体的な手法としては、今やっているような、お財布をなくすとか、キャッシュをなくすとか、そういうところをにイノベーションをもたらせると面白いと思っています。シリコンバレー自体がこの発想だと思いますが、デジタルやインターネットを使ったら世の中こんなに効率よくなるのに、という事で出来ていないことがあったら、それは絶対全部やっていくべきですよね。今後の世の中で車や家電に限らず、商業施設や家、航空機など、すべてが個人のデバイスとデジタルアプリケーションによって連携されていくことになります。昔だったらリアルの物質100%で構成されていたものが、スマートフォンに代表されるように、「モノ+アプリ」で構成されるようになる。
この発想で考えると、世の中、まだほとんどの領域でデジタル化が進んでいないんです。今は外食・飲食・小売などのデジタル化を支援させてもらっていますが、いずれはこの領域をどんどん広げていきたい。

アマテラス:

Showcase Gigの経営課題を教えて頂けますか?

新田剛史:

やっぱり常に出てくるのは人材の問題です。比較的順調に採用できている方だとは思うんですけど。やっぱりバランス良く、クオリティを保った状態で人を増やして高い生産体制、開発体制を敷くという事が非常に難しいところです。

また、別の課題としては、ありがたいことなのですが企業からの引き合いや提携の提案がとても多いので取捨選択をしていくことが重要です。優先度をどうつけて、どういう順番でやるか。チャンスを逃さないように人材の採用育成は課題ですね。

アマテラス:

Showcase Gigの求める人材はどのような人でしょうか?

新田剛史:

マインド的には、ミーハーで全然良いので新しいことに関心があって、何でもすぐに試してみたくて、それでいてやり通す根性のある人がいいですね。その領域でナンバーワンを目指すようなパッション・気概がある人が良いです。実務経験は該当する職種での経験が2-3年以上は欲しいと考えていますが、経験だけでなく、センスを重視しています。

現在、Showcase Gigではミクシィの出身者が約半数程度在籍していますが、あとの半数はかなりバラバラなところから入ってきています。エンジニアやプロデューサーなど職種は違っても、BtoCとBtoBの目線をバランスよく持った人材が多いと思います。ユーザー目線を最重視しつつ、ビジネスセンスも持っている、そんな人が活躍できる職場です。

Showcase Gigの事業は日本の消費社会に大きな影響を与えられるような有力なパートナーとのサービス開発が多いので、やりがいがあると思います。また、O2O(Online to Offline),オムニチャネルの領域はみんな手を出そうとしてもなかなか形にできないケースが多い中で、Showcase Gigはきっちりと結果を出しているという自負があるため、既存領域とは違ったフィールドにチャレンジしたい人には面白いのではないでしょうか。

アマテラス:

最後に新田さんの夢を教えてください。

新田剛史:

今は自分の興味もあって、オムニチャネルなどの、どちらかというと硬派なサービス開発が多くなっていますが、いずれはエンターテイメントコンテンツ、音楽、ファッション、カルチャーもすごく好きなので、その領域もやってみたいですね。

まずはShowcase Gig(ショーケースギグ)というチームで、世の中に大きなインパクトを与えて、
「こんな地平があったんだ」という地点まで到達してみたいと思います。

アマテラス:

新田さん、素敵なお話ありがとうございました!

この記事を書いた人

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藤岡 清高

株式会社アマテラス代表取締役社長。iU 情報経営イノベーション大学客員教授。 東京都立大学経済学部卒業後、新卒で住友銀行(現三井住友銀行)に入行。法人営業などに従事した後に退職し、慶應義塾大学大学院経営管理研究科を修了、MBAを取得。 2004年、株式会社ドリームインキュベータに参画し、スタートアップへの投資(ベンチャーキャピタル)、戦略構築、事業立ち上げ、実行支援、経営管理などに携わる。2011年に株式会社アマテラスを創業。 著書:『「一度きりの人生、今の会社で一生働いて終わるのかな?」と迷う人のスタートアップ「転職×副業」術』

株式会社Showcase Gig(ショーケースギグ)

株式会社Showcase Gig(ショーケースギグ)
https://www.showcase-gig.com/

設立
2012年02月
社員数
40名(2018年4月時点)

《 Mission 》
実消費のデジタライゼーションにより生活利便性を向上させる
《 事業分野 》
IoT
《 事業内容 》
プラットフォーム事業(オーダー) スマートCRMと集客を実現するモバイルウォレットサービス。 事前オーダーや決済、デジタルスタンプ機能により、効果的な集客とコスト削減、デジタルCRMを実現します。 ソリューション事業 ユーザーフロントエンドからバックエンドまでの企画・開発・運用を一気通貫で行う体制があり、本当の意味で"消費者が動く"サービスの設計を得意としています。 オムニチャネル時代に最適なソリューションを提供します。