サスメド株式会社

ヘルスケア・シニアサービス

ビジネスモデル確立フェーズ(シリーズA)

競争優位性のあるコアテクノロジーがある

VISION

近年、多くの分野でサステイナブルという言葉が注目を集めるようになりました。この言葉が広まった発端は、1992年、リオデジャネイロで開催された国連地球サミットが採択したアジェンダ21内での言及でした。その背景には20世紀後半における人口の爆発的な増加と産業の発展が、有限な地球環境に対して適合しないものになってきたことにありました。

現在の我が国の医療が直面した状況も、当時の世界開発と似た状況にあるのではないでしょうか。高齢化と医療の高度化により社会保障費は年々増加し、先進国並みの経済成長率を脱せない我が国の財政を圧迫しているといわれます。しかしながら安易に社会保障費を削るという解決策は問題の裏返しに過ぎず、最適な解決策にはなりません。社会保障費は必要なときに医療介護を受けられることを保障してくれるものであり、誰もが安心して暮らせる社会であるための根幹であるからです。

こうした困難な状況の中で、現場の医療者の多くは日々ジレンマを抱えながら診療しています。「この治療をこの患者さんにしては医療費は無駄だろうか、いや、しかしそれでも目の前のこの人をよくしてあげたい」と。私たちは社会にとっての最適と個人にとっての最適を矛盾しない形で実現できる「持続可能な医療」を目指し、Sustainable Medicine ,Incを立ち上げました。IT技術と現場のニーズのあいだで有機的な連携をとることで、今までになかった価値を生み出すソリューションを実現し、現在の状況を変えられると信じております。

会社概要

3軸のプロダクト『不眠症治療用アプリ(yawn)』『臨床開発支援システム』『AI自動分析システム』によりデジタル医療にアプローチしている。

『不眠症治療用アプリ(yawn)』は、認知行動療法にもとづいて不眠症を治療するプロダクト。患者は空き時間を使って、毎日の寝つきの時間、行動パターン、考え事などをスマートフォンアプリで入力する。これらデータを独自のアルゴリズムで解析し、自動で患者一人ひとりに適した対処法を通知、不眠症の改善を図る仕組み。当アプリは医療機器のカテゴリに属していることから、実用化するには厚生労働省の認可が必要になる。現在は臨床試験の段階にあり、弊社の医師・エンジニア・デザイナーのチームによる研究開発を進行中。近い将来には医療機器としての認可を取得し、医師が患者に処方できるようにする構想。

『臨床開発支援システム』は、収集したデータを医薬品開発に活かすシステム。新しい医薬品を開発する際には膨大な治験データを必要とする。現在、治験業務の大部分はCRO(医薬品開発受託機関)に委託されており、CROのモニターが全国の病院に出向き臨床データを確認する、被験者はわざわざ遠くの病院に出向くなど、労働集約的になっているという。これをデータの信頼性を担保するブロックチェーンや機械学習などを活用したシステムで効率化し、新薬開発費・医療費の削減につなげる。また、システム基盤を使って新しいアプリを生み出せる二次効果もあり、国立がんセンターと連携してがん患者向けのアプリケーションも共同開発中。

『AI自動分析システム』は、収集したデータをAIで分析し、健診の受診率、診断や病状の予後といった患者の将来予測やマーケティングの予測などをサポートするシステム。一般的に高度なデータ分析はデータサイエンティストが担うケースが多いが、データサイエンティストの採用・人件費は非常に膨らむ。複雑なデータの解析を瞬時に行うことで医療コストを削減することが狙いであり、現在医療機関や研究機関を中心に約10社に導入されている。高精度な予測モデルを簡単に生成し、レポートをパワーポイント形式でダウンロードができるというシンプルさが受け、医療業界以外からの引き合いも多くある。

弊社が目指すのは、医療×ITを駆使したデジタル医療プラットフォームの構築。現状、ITはあくまで補助の役割に留まり、治療・新薬開発といった“医療のど真ん中”にはまだアプローチできていないが、我々は“医療のど真ん中”にアプローチすることで弊社のVISIONを実現できると考えている。

会社名 サスメド株式会社
代表者名 CEO 上野太郎
設立年 2015年
所在地 東京都
社員数 11 〜 30人
特徴

ビジネスモデル確立フェーズ(シリーズA)

競争優位性のあるコアテクノロジーがある

会社HP http://susmed.co.jp

ファイナンス情報

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上野太郎 (CEO)

2006年東北大学医学部卒業。臨床研修後、博士号取得。睡眠医学・睡眠医療分野での科学業績を多数有し、臨床医として専門外来診療も継続。日本睡眠学会の評議員を務める。井上研究奨励賞など受賞。

メンバー

  • 市川太祐 (COO)

    2005年九州大学医学部卒業。臨床研修後、データサイエンティストとしてレセプト、健診等医療系ビッグデータの分析に携わる。著訳書に「データ分析プロジェクトの手引き」「R言語徹底解説」「Perfect R」等。

  • 本橋智光 (CTO)

    2009年上智大学理工学系研究科卒業。SIerの研究員、Web系企業の分析者を経て現職。基盤・アプリ・機械学習・数理最適化等幅広くこなす。直近では量子コンピュータの応用にも従事。KDD Cup2015 2ndなど受賞。記事や本の執筆多数。