株式会社GENEROSITYは、「DESIGNING A NEW BRAND LOVE」をブランドメッセージに掲げ、「ブランドを愛したくなる体験」を提供するブランドエクスペリエンススタジオです。クリエイティブな世界をリードする人材とテクノロジーによる革新的なサービスや、リアル×デジタル両方を駆使した立体的なプロモーション展開は多くの世界的ラグジュアリーブランドを魅了し、信頼を得る存在となっています。
今回は代表取締役CEOの西垣雄太氏にお話を伺いました。
同社はハッカソンイベントをきっかけに生み出した初めてのサービス「#SnSnap(エスエヌスナップ)」がヒット商品となり、起業直後より企業・ブランドからの大型受注が次々と決まるという理想的なスタートを切りました。
そして、一時は会社を売却することになりますが、2年後にMBOで再び経営の主導権を取り戻すという稀有な経験をされています。
インタビューでは創業ストーリーに加え、時代の最先端を行き過ぎたがゆえの苦労、社員への思い、GENEROSITY社の様々な魅力や将来の展望について詳しく伺いました。仕事にワクワクしたい、いずれは自分も起業したい、そんな方は必見です。
代表取締役CEO
西垣雄太氏
1989年生まれ。2015年5月株式会社DAWGSを設立。
同年7月にデジタルフォトプリントサービス「#SnSnap」をリリースし、株式会社SnSnapに社名変更。
SNSを軸としたデジタルコミュニケーション企画を強みに事業展開し、2016年12月に同社をPEファンドに株式譲渡。立体的なプロモーション体験の企画、制作、実施までを行うブランドエクスペリエンススタジオとして成長し、2018年9月に株式会社GENEROSITYに社名変更。
国内外2,300件を超える案件実施を達成し、ファッション・ビューティー・ジュエリーウォッチ・オートモービル・スポーツ・エンターテインメントといった幅広い業界に対して、最先端のテクノロジーに高いデザイン力を駆使した時代のニーズに合わせた最適なブランドプロモーションを展開している。
株式会社GENEROSITY
https://www.generosity.co.jp/
- 設立
- 2015年05月
- 社員数
- 60名
≪MISSION≫
DESIGNING A NEW BRAND LOVE
私たちは「ブランドを愛したくなる体験」を手がけるエクスペリエンススタジオです。
課題解決のため、リアルからデジタルまでコミュニケーション全領域のデザインを行います。
≪事業分野≫
SaaS
≪事業内容≫
私たちは『DESIGNING A NEW BRAND LOVE』をミッションに、デジタル×リアルに特化した「ブランドを愛したくなる体験」を手がけるエクスペリエンススタジオです。
最先端のテクノロジーに高いデザイン力を駆使し、企業・ブランドのプロモーションやリアルイベントにおける戦略立案から、企画・クリエイティブ制作・運営・データ分析まで、ワンストップでのマーケティング支援及び時代のニーズに合わせた最適なコミュニケーション施策を提供しています。
創業以来2300件以上のイベントや店舗施策といったプロモーションに関わり、15の海外都市で利用されています。ファッションブランドから車、スポーツといった幅広いジャンルのブランドのマーケティングをサポートしています。
- 目次 -
- 1 父が話す海外の話に影響を受け、憧れを抱き始めた少年時代
- 2 人生のターニングポイントとなったアメリカ留学
- 3 デジタルシフトの真っ只中で起業への思いを募らせる
- 4 Instagramの可能性に注目。ソーシャルメディア広告に勝負をかけることに
- 5 事業アイデアを求めて参加したハッカソンで共同創業者と出会う
- 6 生み出したサービスがハッカソンイベントで準優勝、初打ち合わせでいきなり受注する
- 7 会社や事業に「ワクワクさせ続けること」で仲間集めの壁を乗り越えていく
- 8 「インスタ映え」「インフルエンサー」の流行、とうとう時代が追い付いてきたが
- 9 受注するほどキャッシュフローがマイナスに。投資ファンドへの売却を決意
- 10 #SnSnapサービスの急成長からイベントプロモーション事業に舵を切る
- 11 2019年にMBOを実施、GENEROSITYとして再始動
- 12 コロナ禍によってゲームチェンジが加速。逆境をチャンスに変える
- 13 「ブランドを愛したくなる体験」を手掛けるエクスペリエンススタジオへ
- 14 社員全員が経営者目線を持つことで会社の成長スピードを加速させる
父が話す海外の話に影響を受け、憧れを抱き始めた少年時代
初めに、西垣さんの生い立ちについて伺います。現在の仕事に繋がる原体験などがありましたらぜひお聞かせ下さい。
愛知県一宮市出身で、両親と私の3人家族という環境で育ちました。
一人っ子なので、遊ぶ友達を求めていつも外へ遊びに行っていた記憶があります。また、今の仕事に通じるところは、アニメやアート、芸能などエンタメ分野が昔から大好きでした。
父は「何でも好きなことをやれ」という人で、仕事で訪れた海外での体験談を色々聞かせてくれました。それが日本とは異なる文化や習慣に興味を抱くことになり、海外に憧れを持ち始めたきっかけかもしれません。
人生のターニングポイントとなったアメリカ留学
人生の大きなターニングポイントになったのは、大学在学中に経験したアメリカ留学です。IT業界への興味・関心から、Microsoft社やAmazon社といった世界的大企業の本社が集うシアトルのワシントン大学に1年間留学しました。
当時の私にとって、世界中から集まる優秀な学生と共に先進的な授業を受けて、「全員が違って当たり前」というダイバーシティの文化に触れられたことはとても貴重な体験となりました。
現在の仕事においても、アメリカ留学での経験値が非常に役に立っていると感じます。海外のクライアント先と言語やカルチャーといったコミュニティの枠を超えたチームビルディングを行う機会にも数多く恵まれ、翻訳等のコミュニケーションツールを使わず、自分の言葉でダイレクトに伝えられる大切さを実感しています。
また留学中に起きた東日本大震災も、将来について色々考えさせられるきっかけの一つとなりました。
震災時、新聞やテレビではなくTwitter(現X)から情報収集をする人がほとんどで、テクノロジーやコミュニケーションの潮流の変化を肌で感じました。また、ビル・ゲイツを筆頭に世界的に有名な経営者たちの呼びかけで世の中にドネーションの大きな波が起こる様子を目の当たりにしたことで、起業家に対して強烈な憧れを覚えました。留学を経験した1年は、全てが貴重な学びの時間でした。
デジタルシフトの真っ只中で起業への思いを募らせる
帰国して日本の大学生活に戻られて、そこから起業を志した経緯を教えて下さい。
留学先のアメリカでの生活があまりにも刺激的だった分、日本の大学生活には物足りなさがあったことは否めません。それでも在学中にできるだけ多くの経験を積みたいと考え、学生時代は外資系大手企業でのインターンを頑張りました。
私はいわゆる携帯電話が”ガラケー”から”スマホ”への転換期に学生時代を過ごした「ミレニアム世代」であり、iPhoneの普及から情報の伝わり方やコンテンツのあり方が劇的に変わっていったのを目の当たりにしています。
アプリ開発の一事業で上場できる会社が次々と生まれるデジタル時代の流れに夢を抱き、マーケティングやブランディングにも興味を持ち始め、起業への思いを募らせながら学業と並行して事業プランを考えたりしていました。週末には名古屋から東京に出て経営者セミナーに参加したり、サークルでアプリ制作をしている学生を紹介してもらったりなど、積極的に行動していた学生時代であったと思います。
Instagramの可能性に注目。ソーシャルメディア広告に勝負をかけることに
大学卒業後、一度社会人を経験していた頃は、ラグジュアリーブランドを中心としたソーシャルメディア広告へのニーズの高まりに注目していました。
そして、当時のアメリカなどの海外の動向を見る中で、「今後ブランド広告の主戦場は、テキスト先行型のFacebookやTwitter(現X)から、イメージ先行型のInstagramに移り変わって行くだろう」という確信を持つようになります。
当時2014~2015年の日本では、Instagramの利用者はまだほんの僅かでしたが、海外ではLVMHグループなどの世界的ハイブランドは続々とオフィシャルアカウントを開設していて、この領域こそがマーケットの先駆者となれるチャンスだと強く感じ、そこで勝負を仕掛けようと決めました。
とは言え、ソーシャルメディア領域の勢いが増してくるという確信があったのみで、そこに挑む具体的な構想はありませんでした。とにかく事業アイデアを形にしたくて、土日の休みを使ってハッカソンに参加し始めたのはこの頃です。
事業アイデアを求めて参加したハッカソンで共同創業者と出会う
当時の私のような起業経験がない若者にとって、具体的な事業構想を固めることは簡単ではありません。事業創出につながるアイデアを得たいと、時間が許す限りハッカソンに通うようになります。そこで行われたチームイベントで出会ったのが、共同創業者であり現CTOの平沼でした。
元々は違うチーム同士でしたが、平沼の率いるチームが企画からプロダクト開発まで魔法のように瞬く間に形にしていくのを見て、イベント終了後に声を掛けてみることにしました。自分の起業への想いや、事業アイデアを生み出すためにハッカソンへ参加していることなどを話してみると、ビジネスを立ち上げる意欲や追い求めるアイデアの方向性がとても似ていることがわかり、これをきっかけに、週末に何度か逢瀬を重ねてブレストをするようになります。
そこからハッカソン時代に思い付いた企画は、「月額定額制のコーヒースタンド」、「ラグジュアリーブランドのレンタルサービス」、そして後に起業時に展開するサービスの原型となる「フォトプリントサービス」の3つ、その中で最も実現可能性が高いフォトプリントサービスで勝負することを決め、サービスに名称を付けて本格的に「#SnSnap(エスエヌスナップ)」の制作に取り掛かりました。
生み出したサービスがハッカソンイベントで準優勝、初打ち合わせでいきなり受注する
ハッカソンイベントでの「#SnSnap」サービスへの反応はいかがでしたか?
結果としてイベントは大盛況で、参加した41チームの中で準優勝することができました。
フォトプリントサービスなので会場にプリンターやディスプレイを用意し、実際に審査員達に「#SnSnap」を試してもらった中で、期間内にアプリ制作からWEBサイトやハードまで仕上げてきたのは初めてだと評価されました。
さらに、来場していた広告代理店に勤めていた方の目に留まり、「#SnSnap」がSNSに投稿されたことをきっかけに、外資系大手雑貨店から問い合わせが来てそのまま初受注につながります。完成品の納品がすぐに必要となったため、大慌てで平沼とプロダクトの制作に取り掛かったことを覚えています。
嬉しいことに初受注となった外資系大手雑貨店への導入がメディア掲載されると、一気に「#SnSnap」の問い合わせが増加していきました。そして、ブランド広告に関わっている方から持ち込まれたInstagram上での広告戦略の相談から、ラグジュアリーブランドでの初導入が決まります。
そこから知名度のある企業・ブランドからの大型受注が次々と決定したことによって、フォトプリントサービス「#SnSnap」に専念して事業展開していくことになりました。
会社や事業に「ワクワクさせ続けること」で仲間集めの壁を乗り越えていく
2015年の創業から約9年、様々なご苦労も経験されてきたと思います。特に仲間集めや資金調達の壁に苦労するスタートアップ経営者は多いですが、西垣さんはいかがでしたか?また、どのようにそれらの壁を乗り越えたのでしょうか。
ハッカソンイベントの準優勝や共同創業者かつCTOである平沼の正式ジョインなどにより、「#SnSnap」は初受注から怒涛のスピードで次々と大型案件が決まっていきました。しかし、同時にプロダクトの生産率の向上、仲間集め、資金調達など、様々な苦労も経験しました。
多くの壁の根底は、やはり創業時はInstagramの利用者がほとんどいない時代であったため、事業を理解し興味を示してくれる人が非常に少なかったところにあったと思います。
そこで、まずは身近なところから仲間を少しずつ増やしていきたいと考えました。私が発信するSNSきっかけに会社や事業に興味を持ってくれた方を中心に「手伝おうか?」と声を掛けてくれる人が少しずつ現れて来たので、そういった人達にジョインしてもらうようになりました。
多くの創業期のスタートアップに当てはまることかもしれませんが、最初に集う10人くらいは「とにかくワクワクしたい!面白い事業を創ってみたい」という意欲に溢れた人ばかりになるかと思います。そんな情熱を持ってジョインしてくれた人達に対し、どれだけ心からワクワクさせられる会社を作り上げていくかが重要であると考え、事業やプロダクトの魅力を引き延ばすことで仲間集めの壁を徐々に乗り越えていきました。
「インスタ映え」「インフルエンサー」の流行、とうとう時代が追い付いてきたが
資金調達は私にとって壁の連続でした。
創業当初、当然ながら銀行からすると「インスタってなに?ハッシュタグとは?」というレベルの認識で、VCは当時流行りのシェアリングエコノミー等の成長が確実視される事業への投資がメインの流れでした。
ゲーム会社やプリンターのメーカー、広告代理店などで興味を示してくれるところはありましたが、特定の企業からの資金提供を受けることは競合他社との付き合いが難しくなるという懸念から踏み切れず、良い方法はないかと模索する日々でした。
潮目が変わったのは創業から1年が経過した頃です。Instagramが若い世代を中心に流行り始め、「インスタ映え」や「インフルエンサー」という言葉が当たり前に使われるようになります。
「ようやく時代が追い付いてきた!」という実感に安堵したのは束の間、需要の波とともに押し寄せる急速な受注スピードに、とうとうプロダクトの生産が追い付かなくなる事態に陥ることになります。
受注するほどキャッシュフローがマイナスに。投資ファンドへの売却を決意
一般的に、案件受注〜納品後の支払いには1ヶ月〜半年を要する会社がほとんどかと思います。そのため、受注すればするほどキャッシュフローがマイナスになり、人手も機材も全く足りないという悪循環に陥りました。サービスの急激な成長に対応しきれず、組織も疲弊していきます。
早急な資金調達を実施する必要に迫られて、改めて投資先を探し始めたときに手を挙げてくれたのが投資ファンドです。資金提供及びバックオフィスや組織形成を支援していただけるという魅力的な提案をいただきました。
しかし、それらの支援には全株式譲渡・完全子会社化という条件が付いていました。経営者として当然躊躇はありましたが、会社や事業への理解度が非常に高かったこと、そして経営はある程度自由にさせてもらえるという話もあり、最終的に売却を決意します。
ゼロから作り上げた会社を手放すことに対し、ネガティブというよりポジティブな思考が強かったのですね。
あの頃は、「やりたい事業が他にたくさんあっても、フォトコンテンツの運用にリソースが埋まりすぎて身動きが取れない」という状況でした。
そこで、経営に達観したプロの目線から具体的な事業計画や、上場に向けた動きなど会社が次に進むフェーズへの道筋を提案していただけたことは、とても勉強になりました。また、競合他社など特定の企業と付き合いにくくなる事もなく、今まで築き上げてきたクライアントのニーズに今後も変わりなく応えられていけるのは大きかったです。
#SnSnapサービスの急成長からイベントプロモーション事業に舵を切る
売却後は、経営にどのような変化がありましたか?
資金調達後はもちろん、経営においてメリットを感じる場面が多かったです。資金を得たことでオフィスや労働環境面を整えることができ、人材の採用もスムーズに進めることができました。プロダクトの供給体制も構築し、数ある大型受注にも余裕を持ち体制を整えて対応できるようになりました。会社は順調に成長し、利益も右肩上がりでした。これまで会社の存続を揺るがしかねない問題があったからこそ、飛躍することができたと感じています。
しかし全てが順風満帆とは行かず、2017年にFacebook社(現Meta社)が起こしたケンブリッジ・アナリティカ(CA)問題によりInstagramのAPIが使えなくなったことで、一時的に「#SnSnap」はサービスとして機能できなくなるという大問題が発生しました。(現在は通常通りご利用いただけます。)
当時の事業計画であった「商業施設やアミューズメントパーク等に#SnSnapを常設し、月額レンタルサービスを展開する」という予定は頓挫し、InstagramのAPIに依存しないサービス領域を広げる選択肢を迫られることになります。
そこで目を向けた新たな事業が「SNSおよびイベント全体のプロモーション」です。クライアントから要望が多くあった領域で、イベントの企画から運営までを我々がトータルプロデュースし、その中に「#SnSnap」をはじめとした自社プロダクトを導入させるという計画でした。
この領域でチャレンジすることを決意し、後に2018年に手掛けた大手化粧品会社の新商品プロモーションを成功させた事を機に、事業の方向性を大きく転換していくことになります。
2019年にMBOを実施、GENEROSITYとして再始動
2019年にMBOを実施された経緯をお聞かせ下さい。
投資ファンドとの契約において、私と共同経営者の平沼は売却後の2年間は取締役として会社に残る義務が定められていました。その義務の解除が近づき、決断のときが来ます。
当時の会社の状況には、この先もまだ大きなポテンシャルがあると感じていましたが、成長曲線や利益に応じた投資・開発・採用など、スピーディーな意思決定が思うようにできない経営体制では、今後の事業拡大は厳しいと考えていました。
会社は大型案件の受注が続々と決まり、世界的なラグジュアリーブランドからも一目置かれる存在に成長していました。そんな中で、もう一度自分が経営の主導権を取り戻し、責任を持って担いたいという思いは非常に強くなっていきます。
これまで作り上げてきた会社の価値を最大限に生かし、新たな事業領域へさらに踏み出したい。投資ファンドとの話し合いを重ねた結果、最終的にMBOに至りました。
コロナ禍によってゲームチェンジが加速。逆境をチャンスに変える
再スタートを切った矢先にコロナの大流行がありました。コロナで経営スピードが鈍ってしまう企業も多くありましたが、どのように乗り切りましたか?
実は会社の再スタートは、2020年に開催予定だった東京オリンピックや周辺のインバウンド需要に向けた発注が相当数あったことに背中を押されていた部分があります。
しかし、事業および組織の拡大に向けて、六本木にオフィスを借りて、給与水準も上げて優秀なメンバーの採用に万全の準備を整えていたところ、新型コロナウイルスが大流行し始めます。軒並みリアルイベントが中止となり、大きな損失を被りました。
苦しい状況下ではありましたが、幸いなことにコロナ禍を乗り切る資金の調達はできていた為、最悪の事態でも社員の給与を下げることはなく、採用も継続して進められ、その後のアフターコロナ時代を優秀な人材が揃っていた状態で迎えられています。
コロナ禍におけるリアルからデジタルシフトへの加速は、広告業界の勢力図に変化をもたらしました。特にラグジュアリーブランドは、その世界観を表現するためにデジタル領域における広告やプロモーション展開が急務となります。
そんな変化の中で弊社が掲げたメッセージの1つが「ゲームチェンジ」でした。デジタルによるクリエイティブ制作や開発、プランニング力に強みを持っていた私たちは、クライアント先の要望にも迅速に対応することができたと自負しています。
コロナ禍で唯一拡大できなかったことはグローバル展開でしたが、現在は海外案件も復活し国内外問わず大型受注が舞い込んでおり、結果としてコロナ禍という逆境によってチャンスを迎えたと言っても過言ではありません。
「ブランドを愛したくなる体験」を手掛けるエクスペリエンススタジオへ
GENEROSITY社の今後の展望についてお聞かせ下さい。
GENEROSITYの社名には、時代の流れを寛大に受け入れ、常に成長し続けるための挑戦を止めないという決意が込められています。私たちのXRを軸としたワンストップのデジタルプロモーション事業を強みに、業界最高水準のクリエイティブとテクノロジーをもって企業・ブランドの体験価値の向上をサポートするプロフェッショナル集団を目指します。
そのためには既存のプロダクト以外に、時代のニーズに合わせた革新的なサービスを生み出していく必要があり、さらにクオリティをグローバルレベルに引き上げていくことが求められます。
これらを実現するためには、優秀な人材が必要です。会社の第二創業期の急成長フェーズを楽しめるようなマインドで戦える方を積極的に採用していきたいと考えています。
GENEROSITY社の求める人物像について詳しく教えていただけますか?
なにより、GENEROSITYのVISION・MISSION・VALUEに共感していることが大前提かつ重要であると考えています。
創業当時から大事にしている「TREASURE EVERY MOMENT」というビジョンには、”人々の大切な瞬間をより特別で輝くものに”したいという想いを込めています。成長意欲を持って積極的に仕事に取り組み、様々なクライアント支援を通じてイベントプロモーションの成功やプロダクトローンチに達成感を持てる、そんな方が理想です。
ミッションの「DESIGNING A NEW BRAND LOVE」では、企業・ブランドの世界観や体験価値をより世の中に愛してもらえるデザインにする”という決意から、生産性向上とアイデアを生み出す力、クリエイティビティの両立よって、クライアント、社員、会社に関わる全てのステークホルダーがWin-Winの関係性を目指しています。
私たちは全社員に向けて上場に向けた事業計画等や会社の方向性を常に明確化・開示しており、そこに見合った働き方やアウトプット、クリエイティブの質の高さを求めています。
そして、VALUEに掲げる”世界をリードするクリエイティブ集団×最先端テクノロジー”および「TEAMWORK(チームで成長)」、「ONE MORE LEVEL(常識を超えてゆけ)」、「HONEST(誠心誠意)」、「BE ENTREPRENEUR(一人一人が起業家であれ)」のもと、会社という大きな船の中で自分の強みを活かしたポジショニングを確立できる方を期待します。
社員全員が経営者目線を持つことで会社の成長スピードを加速させる
最後に、このタイミングでGENEROSITY社に参画する魅力や働き甲斐について伺えますか?
いっぱいあり過ぎて、なにからお話しすればいいか困っています(笑)。
まず、第二創業期として、これから上場とグローバル展開に向けて組織に事業も急加速する成長フェーズの真っ只中にジョインし、経験を積める環境は今しかないと思います。
社員数は50~60名で、全部署がワンフロアで一体感を持って仕事をしています。この一体感を生む職場環境にはジェネラリストを育てていきたいという意図があり、自身の担当業務以外にも目を向けられる社員が育つことで新しい価値の創造に繋がると考えています。実際、開発メンバーが事業アイデアを提案してくれることもあり、部署間の風通しの良さや活発な社内コミュニケーションが実現しています。
また、私は俗にいう「やりがい搾取」という言葉が嫌いなので、これからGENEROSITYに入社する方を含め全社員にストックオプションを配布しています。
先程お話した通り、全社員に対して会社のあらゆる数字を見える化しているため、一人一人が経営者視点に立って会社を大きくすることに熱心に関わってくれていると感じています。採用に関しても自分ごと化して、積極的に参加してくれるメンバーが多いです。
そして、ゆくゆくは自ら起業を目指すメンバーに「どんどん起業していいからね」と伝えています。私自身が「まだ早すぎる」と周囲に言われながらも起業し、多くの方々の支援を受けながらここまでやって来ました。若いうちから経験を積み立てて、この会社を踏み台にステップアップしてもらえれば良いと思っています。
「GENEROSITYで働いていました!」という人が新たな場所で活躍する姿を見たいですし、欲を言えば卒業生がクライアントとなって案件を生み出してくれたら最高です。そんな起業家精神あふれる方も、大歓迎です。
素晴らしいお話です。本日はありがとうございました。
株式会社GENEROSITY
https://www.generosity.co.jp/
- 設立
- 2015年05月
- 社員数
- 60名
≪MISSION≫
DESIGNING A NEW BRAND LOVE
私たちは「ブランドを愛したくなる体験」を手がけるエクスペリエンススタジオです。
課題解決のため、リアルからデジタルまでコミュニケーション全領域のデザインを行います。
≪事業分野≫
SaaS
≪事業内容≫
私たちは『DESIGNING A NEW BRAND LOVE』をミッションに、デジタル×リアルに特化した「ブランドを愛したくなる体験」を手がけるエクスペリエンススタジオです。
最先端のテクノロジーに高いデザイン力を駆使し、企業・ブランドのプロモーションやリアルイベントにおける戦略立案から、企画・クリエイティブ制作・運営・データ分析まで、ワンストップでのマーケティング支援及び時代のニーズに合わせた最適なコミュニケーション施策を提供しています。
創業以来2300件以上のイベントや店舗施策といったプロモーションに関わり、15の海外都市で利用されています。ファッションブランドから車、スポーツといった幅広いジャンルのブランドのマーケティングをサポートしています。