エネルギーのデジタルイノベーションで、脱炭素化社会を実現する

アークエルテクノロジーズ株式会社代表取締役CEO 宮脇良二氏

近年、脱炭素化社会の実現に向けた動きが世界中で加速しています。各国は2030年までの温室効果ガスの大幅削減や2050年のカーボンニュートラル達成に向け、さまざまな行動計画を進めています。
日本においても、政策強化をはじめ、EV開発をはじめとする技術革新、社会の意識改革など、多岐にわたる取り組みが進行中です。

アークエルテクノロジーズ株式会社は、デジタルテクノロジーを活用したイノベーションにより脱炭素化社会の実現を目指すクライメートテック企業です。デジタル技術とグリーン技術を主軸としたコンサルティング及びソフトウェアの開発・サービス提供を行っています。

代表取締役CEOの宮脇良二氏は、大学時代から起業家を志し、アクセンチュアでマネージングディレクターを務めた後、アークエル社を創業しました。自然豊かな環境で育ち、テクノロジーの最前線で活躍する宮脇氏は、一見対照的な2つの要素を融合し、新たなイノベーションを生み出しています。

今回のインタビューでは、宮脇氏の原点やこれまでの歩みを振り返りながら、アークエル社が描く未来像について詳しく伺いました。

宮脇良二氏

代表取締役CEO
宮脇良二氏

1998年にアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。エネルギー業界向けのコンサルティング業務に従事。2010年9月に電力・ガス事業部門統括パートナーに就任、2018年にアクセンチュアを退社。2018年8月、代表取締役としてアークエルテクノロジーズ株式会社を創業。
早稲田大学商学部講師(2021年)、九州・アジア経営塾指導パートナー(2011-現在)やスタンフォード大学客員研究員(2018/9-2019/8)等の教育/研究活動にも従事。2021年9月、富山県再生可能エネルギービジョン改定検討会議専門委員に就任。
最終学歴:一橋大学大学院国際企業戦略研究科修了

アークエルテクノロジーズ株式会社

アークエルテクノロジーズ株式会社
https://aakel.co.jp/

設立
2018年08月
社員数
55名

≪MISSION≫
デジタルイノベーションで脱炭素化社会を実現する

≪事業分野≫
サステナビリティ・環境

≪事業内容≫
カーボンニュートラルに向けたデジタルサービスの提供
カーボンニュートラルを目指す企業向けコンサルティング

豊かな自然に囲まれ育まれた価値観が、現在の仕事に繋がる

アマテラス:

はじめに、宮脇さんの生い立ちや、現在の仕事に繋がる原体験などをお聞かせください。

アークエルテクノロジーズ株式会社 代表取締役CEO 宮脇良二氏 (以下敬称略):

私は千葉県我孫子市の出身で、大学卒業まで過ごしました。我孫子は風光明媚な水辺の町で、子供の頃は毎日のように釣りや虫捕りに夢中になっていた記憶があります。
また、茨城県水戸市の祖母の家にもよく遊びに行き、さらに広大な自然に触れる機会にも恵まれました。

振り返ると、幼少期に自然と触れ合った経験は、現在の仕事に大きな影響を与えていると感じます。興味深いことに、うちの社員にも田舎育ちや自然に親しんだ経験を持つ社員が多く、自然に対する感覚や価値観は、理屈ではなく、経験から来るものなのだと実感しています。
当社では社会貢献の一環として定期的にビーチクリーンや植樹などの活動を行っていますが、誰もが積極的に参加してくれており、とても嬉しく感じています。

偶然ですが、中学時代の友人が福岡・糸島でアウトドアショップを経営し、森の手入れや間伐材を使ったクラフト制作などを行っています。私たちも時々コラボレーションを行っていますが、自然に対する共通の価値観を改めて認識し、お互いの活動を応援し合っています。

アマテラス:

ご家庭の教育方針などで、特に印象に残っていることはありますか?

宮脇良二:

両親は2人とも教師で、比較的教育熱心な家庭だったと思います。戦争を経験した世代で、すでに2人とも他界していますが、道徳観や人に対する感謝の気持ちを大切にする教えは、私の大切な価値観のひとつとなっています。

また、14歳離れた兄がおり、音楽やファッションなど多方面で影響を受けました。兄に教えてもらったテニスは、今でも生涯の趣味として続けています。

ドットコムバブル、起業家ブームに湧いた大学時代

アマテラス:

大学時代には経済学や統計を学ばれたとのことですが、その頃から起業を意識されていたのでしょうか。

宮脇良二:

そうですね。1994~98年に大学に通っていましたが、ちょうどドットコムバブルが始まり、Windows95の登場でビル・ゲイツが注目されていた時期でした。日本では孫正義さんをはじめとする起業家ブームが巻き起こり、私もその影響を強く受けました。

その後、三木谷浩史さんや堀江貴文さん、藤田晋さんらが台頭し、特に藤田さんの著書『ジャパニーズ・ドリーム』を読み、「自分も世の中を変えるような起業家になりたい」という思いが生まれたことを覚えています。

また、テニススクールでのアルバイトとサークル活動では、多くの貴重な経験を得ることができました。
テニススクールでは、コーチとして服装や言葉遣い、上下関係に厳しい規律の中で、お客様や先輩に対する敬意などを徹底的に叩き込まれました。ここで得た接客の基本や礼儀作法、大人としての振る舞いは、今でも大きな財産となっています。

100人規模のサークルで主将を務めた経験からは、組織運営の難しさやリーダーシップの重要性を学びました。
理想どおりに物事が進まない中で、人間関係や組織をまとめることの難しさを実感し、リーダーシップを発揮するためには人と深く関わり、信頼を得て人を動かす力が必要だと強く感じました。

起業に向けた修行の場としてアクセンチュアに就職

アマテラス:

大学卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)を就職先に選ばれたのは、どのような理由からですか?

宮脇良二:

大学時代から「起業家になりたい」と考えてはいましたが、具体的なビジョンはまだ持てていませんでした。そこで、まずは社会に出て経験を積もうと就職を決めました。

起業に向けた準備の一環として、事業を創り上げる商社、事業を支えるコンサルティング、そして事業の基盤を構築するITの3業種を中心に就職活動を進め、最終的にアンダーセンコンサルティングに入社することを選びました。「まずは5年間、しっかりと修行して起業しよう」と考えたのです。

アマテラス:

5年のつもりが結局20年在籍され、MD(マネージングディレクター)にまで昇進されたのですね。

宮脇良二:

20年も在籍した理由の1つは、いつも上には上がいる環境の中で、修行がなかなか終わらなかったからです。10年ほどでようやく脂が乗ってきたと感じ、15年ほどかけてようやく次のステップに進める自信を持つことができたように思います。

入社から13年が経過した2011年、MDとして事業部門をリードしていた頃に東日本大震災が起きました。
これをきっかけに電力システム改革が実施され、日本の電力業界は大きな変革期を迎えることになりました。電力自由化に向けて多くの起業家が新たなビジネスモデルを模索し、私もその流れに乗り起業したいと強く思いました。
当時の私は、電力会社へのコンサル業務を通じ、日本の電力業界の動向について誰よりも深く理解しており、ビジネスチャンスがあることを確信していたからです。

しかし、当時は大規模プロジェクトの真っ最中で、責任者としてチームを離れることができませんでした。辞めることで信頼を失うリスクが大きいと感じたのです。
アクセンチュアでのキャリアも順調で、安定した環境を手放す決断は簡単ではありませんでした。

アークエルテクノロジーズ社オフィスで行われたインタビューの様子。宮脇氏(右側)とインタビュアーの弊社藤岡(左側)

アークエルテクノロジーズ社オフィスで行われたインタビューの様子。宮脇氏(右側)とインタビュアーの弊社藤岡(左側)

仕事の区切りと大学院進学が大きなきっかけとなり、起業を決断する

アマテラス:

そこから起業を決断されたきっかけは何だったのでしょうか。

宮脇良二:

起業を決意したのは、いくつかの要因が重なった結果です。

1つめは、仕事が一段落したことです。
2017年初めに担当していた大規模プロジェクトがすべて完了し、アクセンチュアでの責務に一区切りついたと感じました。私が率いていた組織も一定の成果を上げ、区切りをつける良いタイミングが訪れたと思いました。

2つめは、40代前半での大学院進学です。アクセンチュアに残るにしても起業するにしても「数字に強くなることは大事だ」と思い、大学院で金融工学を学ぶことにしました。振り返ると、これは私の人生で最も正しい選択の1つだったと思います。

大学院では、起業家として活躍する同級生や、著名な起業家である佐山展生氏から大きな刺激を受けました。佐山氏は44歳で起業し、大きな成功を収めた人物です。彼が繰り返し口にしていた「人生はチャレンジだ」という言葉に、私も起業への思いを強くしました。

また、ソニーの元会長で、アクセンチュアのグローバル社外取締役を務めていらした出井伸之氏にも大きな影響を受けました。
大学院時代に読んだ出井氏の著書には「人生で最後にポジションを変えるタイミングは40代前半だ」と書かれていました。実際に彼も40代前半で技術部門の責任者に転身し、その経験がソニーの社長としての成功に繋がったといいます。
40代前半を迎えていた私に、その言葉は深く刺さりました。

「いつかは起業したい」という思いはずっと抱きつつも、それまではアクセンチュアでのキャリアを手放すことへの躊躇がありました。しかし、これらのきっかけが重なり、最終的に背中を押される形でとうとう起業の準備に踏み出しました。

シリコンバレーの中心、スタンフォード大学でIT業界の「今」を徹底的に学ぶ

アマテラス:

起業と同時にスタンフォード大学に留学をされた背景についてもお聞かせいただけますか?

宮脇良二:

退職を決めてから実際に辞めるまでの8カ月間、海外に頻繁に足を運びました。そのうちの2回はアメリカです。
以前対談したことのあるスクラムベンチャーズの宮田拓弥さんに会いに行きつつ、シリコンバレーの現状を見ておこうと思ったのです。

参加した「シリコンバレーツアー」では、GoogleやApple、Facebook、Twitter、Airbnbといった世界を動かす企業がひしめき合っている光景に衝撃を受け、「IT企業を起業したいと考えていた私が、シリコンバレーを知らずに起業するわけにはいかない」と、すぐに留学を決意しました。

スタンフォードはシリコンバレーの中心に位置しています。周囲をGoogleやTesla、Appleなど世界を代表する起業に囲まれており、ここだけで何兆円もの資金が動いています。
「ここで活動することは必ず大きなチャンスになる」と直感し、宮田さんの紹介で客員研究員のプログラムに応募して運良く合格することができました。

留学中は、世界の中心で今現在何が議論されているのか、どのような社会課題に関心を持ち、どのようなソリューションを提供しているかを徹底的にリサーチしました。
例えば「脱炭素」というテーマだけでなく、シリコンバレーのスタートアップがどこに課題を感じ、どのように解決しようとしているかまで、注意深く話を聞く努力をしていました。

また、時間を見つけてはヨーロッパや中国などにも渡り、グローバルな視点と幅広いネットワークを築くことに努めました。退職金をすべて使い果たしましたが、本当に有意義な1年間だったと思います。

創業初期の最大の壁は「人」

アマテラス:

スタンフォード留学を終え、本格的にアークエル社の事業をスタートしてから今に至るまでには、経営者として様々な壁に直面されたかと思います。多くの創業者は人材と資金に苦労しますが、宮脇さんの創業期の最大の壁は何でしたか?

宮脇良二:

やはり「人」の問題には最もエネルギーを奪われた気がします。アクセンチュアでの経験があれば対応できると少し軽く考えていましたが、実際には想像をはるかに上回る難しさに直面しました。
現在は人事のサポートメンバーも増え、以前よりは負担も軽減されましたが、創業直後は全てを自分一人でやらなければならず、非常に苦労しました。

社員との関係構築が思うように行かず、結果的に退職に至るケースなどはやはり辛いものがありました。それぞれの従業員が異なる人生や視点を持っており、期待通りのパフォーマンスを引き出すのは簡単ではないことを痛感しました。

資金面に関しては、幸い創業当初から昔のお客様から仕事をいただけたこともあって、他のスタートアップほど資金面での苦労はありませんでした。
創業直後はコンサルティング業務で収益を上げつつ、少しずつ投資に回していく形を取っていました。現在は事業規模の拡大に伴い大きな資金が必要となってきたため、今年初めて資金調達を行いました。

アマテラス:

スタートアップは仲間集めに苦戦する企業が多いですが、創業初期の採用はいかがでしたか?

宮脇良二:

アクセンチュアからの引き抜きはほぼ行わず、主に採用媒体を活用していましたが、比較的順調にメンバーは増えている方だと思います。私のアクセンチュアでの経験が、ある程度の安定感や「力がつきそうだ」という印象を与えているのかもしれません。

もちろん、求めるスキルを持った人材の確保は常に課題としてありますが、会社のビジョンに共感し、共に成長したいという志を持った方が数多く応募してくれることには大変感謝しています。

アークエルテクノロジーズの提供するサービス。 GHG排出量可視化・削減シミュレーション「eCarbon」と EVスマート充電・運行管理システム「eFleet」

アークエルテクノロジーズの提供するサービス。 GHG排出量可視化・削減シミュレーション「eCarbon」と EVスマート充電・運行管理システム「eFleet」

長い時間軸の中で、資金やモチベーションの維持や好機の見極めが壁に

アマテラス:

資金や人材が集まり、事業が成長してきた一方で、事業立ち上げや拡大の過程でどのような壁がありましたか?

宮脇良二:

まさに今、その壁に直面しているところです。
私たちはEV普及に貢献するサービスを提供したいと考えていますが、EV市場の成長には長い時間を要します。その長い時間軸の中で、資金やメンバーのモチベーションをどう維持するかは大きな課題です。

また、例えばCO2排出量の見える化サービスを提供しているアスエネ社のように、特定の分野に特化して一気に事業を拡大している企業も存在します。私はそこまで思い切った投資ができておらず、その慎重さが今の課題でもあります。

より大きな勝負に出るためには、長い時間をかけて市場を分析し、適切なタイミングで投資を行う必要がありますが、競合他社との競争が激化する中で、好機を見極めることは容易ではないと感じています。

アマテラス:

新型コロナウイルス感染症の流行は、事業にどのような影響を与えましたか?

宮脇良二:

新型コロナウイルス感染症の流行は、むしろ当社の事業にとっては追い風となりました。
エネルギー業界のデジタル化が加速し、2020年には「脱炭素」がキーワードとして注目され、DXとGXが同時に進行しました。私たちもこのタイミングで事業拡大に入ったと感じています。

特に経済産業省・資源エネルギー庁の「蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業」に採択されたことは大きな転機となり、EV事業への取り組みを加速させるきっかけとなりました。

アマテラス:

大学時代から志していた起業家としてのキャリアを歩む中で、葛藤や限界を感じることはありますか?

宮脇良二:

実は、最も感じているのは孤独感かもしれません。経営者としての悩みを深く共有できる相手はそう多くありません。
また、経営者の能力の限界は会社の成長の限界だと感じており、常に自己成長を意識する必要があります。競合他社は非常にレベルが高く、限られた時間の中で自身の能力を向上させることは、私に課せられた大きなテーマだと考えています。

脱炭素化社会の実現に向けて、アークエル社が目指す未来像とその課題

アマテラス:

今後のお話についても詳しく伺っていきたいと思います。 今後の事業展開と、その実現に向けての課題について教えてください。短期的、中長期的な視点からどのような課題があるとお考えですか?

宮脇良二:

当社のビジョンですが、まずは2030年の温室効果ガスの46%削減という目標に向けて、エネルギーの需給バランスを最適化するプラットフォームを構築し、業界内での中心的なポジションを確立したいと考えています。

そして、2050年にはより広範な分野へと事業領域を広げ、持続可能な未来の実現に向けて総合的な環境ソリューションを提供し、産業全体の脱炭素化を牽引する存在となることを目指しています。

しかし、このビジョンを実現するためには、いくつかの課題があります。

1つめの課題は時間との戦いです。
EV市場をはじめとするエネルギー市場の成長は、予想以上に時間がかかる可能性があります。そのため、長期的な視点で事業計画を立てつつ、状況に応じて計画を修正できる柔軟性が必要です。
また、大企業の参入や、生成AIをはじめとする新たな技術の台頭など、外部環境の変化も常に意識し、迅速かつ柔軟に対応していくことが求められます。

2つめの課題は資金です。
事業の拡大には大規模な投資が不可欠であり、資本の調達が重要なカギとなります。現在はさらなる資金確保に向けて、ファイナンス部門を強化しているところです。
また、当社は2026年末から2027年春にかけてIPOを目指しています。もちろんIPOはあくまでも1つのマイルストーンではありますが、まずはそこをターゲットに経営基盤の確立に注力していく計画です。

さらに、大企業との連携強化も重要な課題です。
再生可能エネルギーの効率的な利用を実現するためには、例えばEVや蓄電池、給湯器などをデジタルで制御し、電力の需給バランスを最適化する技術が不可欠です。
今後は自動車メーカーや電力会社との協力を進め、私たちの技術を多くのEVやエネルギーシステムにインストールすることにより、持続可能な社会に向けて共にイノベーションを起こしていきたいと考えています。

社内ミーティングの様子。ダイバーシティ環境の中、日常的に活発な議論が交わされている。

社内ミーティングの様子。ダイバーシティ環境の中、日常的に活発な議論が交わされている。

ダイバーシティで、時代の変化に強い柔軟な組織へ

アマテラス:

宮脇さんの考える理想の組織についてお聞かせいただけますか?

宮脇良二:

当社ではダイバーシティを非常に重視しており、女性社員の比率が高いだけでなく、社員の10%が海外出身者という多様な構成となっています。これは、私のアクセンチュアでの経験が大きく影響しています。

異なるバックグラウンドを持つ人々が集まれば、意見の衝突や価値観の違いが生じる場面も増えます。一見すると、ダイバーシティにはストレスも多いように感じるかもしれません。
しかし、グローバル企業のアクセンチュアで学んだのは、「複雑な問題を解決するためには世界中の多様な視点を取り入れることが不可欠である」ということです。

例えば、日本のエネルギー業界の課題を解決しようとした場合、日本国内の事例だけでは限界があり、海外の事例や全く異なる業界の事例からヒントを得る必要が出てきます。
また、男性だけでは見落とす可能性がある新しいアイデアが、女性の視点から生まれることもあります。多様な視点を持つことが、イノベーションを促す想像力を豊かにしてくれるのです。

確かに困難を伴うこともありますが、ダイバーシティの推進により組織は柔軟になり、変化への対応力が付くはずです。
変化の激しい時代において、ダイバーシティこそが最良の答えだと確信しています。

成長意欲ある人材と共に、脱炭素化社会実現に向けイノベーションを起こしたい

アマテラス:

最後の質問です。このタイミングでアークエル社に入社する魅力と、求める人物像について教えていただけますか?

宮脇良二:

当社は現在、正社員と業務委託などを含めて約80名の組織です。現在はIPOを控え、成長の重要な転機を迎えています。
このタイミングでの入社は、スタートアップの精神は維持しつつIPOを経験できる貴重な機会だと思います。

また、組織がこの規模に成長したことで部門ごとの役割が明確になり、効率的に事業を進められるようになりました。新たなソリューションの開発も進んでおり、今後は市場が大きく拡大していくことが期待されます。
脱炭素化社会実現に向けた流れが加速する中で、私たちほど変化に備えている企業は多くありません。このタイミングで参加される皆さんは、必ず貴重な経験ができると確信しています。

求める人物像ですが、成長意欲の高い方を歓迎したいと思います。
当社は完全実力主義を採用しており、年齢や経験よりも、やる気と能力を重視しています。私自身も若いうちにアクセンチュアでMDを経験し、ハイパフォーマーのモチベーションを高めるためには実力主義が不可欠だと考えています。

また、当社は風通しの良いフラットな組織であり、若手社員もリーダーとして活躍しています。高い目標を掲げる人材に対しては成長を促す環境も用意されており、魅力的な職場だと自負しています。

私たちのビジョンに共感し、共に成長したいと思ってくれる方がいらしたら、ぜひご応募ください。お会いできるのを楽しみにしています。

アマテラス:

本日は素晴らしいお話をありがとうございました!

この記事を書いた人

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片山 真紀

慶応義塾大学経済学部出身。 新卒で大手通信会社にて営業およびシステムエンジニアとして衆議院、JICAや日本・海外の大学などでシステム構築を担当。 家族の海外赴任帯同と子育て期間を経て、アメリカのITコンサルティング会社で知的財産の専門家向け判例データベースのアナリストとしてデータ収集・分析等に従事。 2017年10月からライターとしてアマテラスに参画、60人以上のCEOや転職者インタビュー記事を執筆。

アークエルテクノロジーズ株式会社

アークエルテクノロジーズ株式会社
https://aakel.co.jp/

設立
2018年08月
社員数
55名

≪MISSION≫
デジタルイノベーションで脱炭素化社会を実現する

≪事業分野≫
サステナビリティ・環境

≪事業内容≫
カーボンニュートラルに向けたデジタルサービスの提供
カーボンニュートラルを目指す企業向けコンサルティング