【東大発ベンチャー】本郷ベンチャー企業9社ご紹介

柴山望
LinkedIn にシェア
Pocket

日本の最高学府である東京大学ですが、近年は国内大学発ベンチャー1位になるなど、官僚や大企業に就職させる以外の役割を果たしています。

東大の中心である本郷キャンパスがある本郷には、東大出身者や、東京大学の技術を用いた事業を展開する企業が多くオフィスを構えており、そのような企業に投資するエコシステムが本郷には構成されています。そのようなエコシステムの内にある企業は「本郷ベンチャー」と呼ばれています。

今回はアマテラスに登録されている本郷ベンチャー9社をご紹介致します。

===本郷ベンチャー企業一覧===<

1. 株式会社アイデミー(Aidemy)(AI)
2. 株式会社レトリバ(AI)
3. 株式会社イライザ(ELYZA, Inc.)(AI)
4. NABLAS株式会社(ナブラス)(AI)
5. Bestat株式会社(ベスタット)(AI)
6. Green Earth Institute株式会社(グリーン・アース・インスティチュート)(バイオテクノロジー)
7. 株式会社アルガルバイオ(バイオテクノロジー)
8. ソナス株式会社(IoT)
9. BionicM株式会社(バイオニックエム)(ロボティクス)

 

先端技術を、経済実装する。

株式会社アイデミー(Aidemy)(AI)

アイデミー(Aidemy)は、AI人材・組織を育成するオンライン学習サービスである「Aidemy(アイデミー)」を提供する企業です。

創設者の石川聡彦氏は、幼少期に歌舞伎役者の子役として活躍しました。その後、東京大学 文科三類に進学し、教師を目指すも工学部に転部。起業するに当たり、大学院時代のクラスメイトである株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)代表取締役社長の郷治友孝氏と事業をブラッシュアップ。Forbes U30 Japanにも選出されました。

Aidemy(アイデミー)は学習コストの高いAI学習を、テキストだけでなく、動画やイラストなどによってわかりやすく、また、コードを書きながら学習することで、インプットとアウトプットを繰り返すことでカンタンに学習できます。また、エンジニアだけでなく、事業立ち上げなどの際にAIの仕組みを理解したいビジネス職の方に向けた講座もラインナップしています。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/442/

【CEOインタビュー】https://amater.as/article/interview/aidemy-ai/

AI技術でコトバの森を活用し、企業の生産性向上に貢献する。

株式会社レトリバ(AI)

レトリバは、サン・マイクロシステムズとシーエー・モバイル出身の河原一哉氏が、日本でも数少ないユニコーン企業の一つであるPreferred Infrastructure(プリファード・インストラクチャー)というAIベンチャー企業の製品事業部からから2016にスピンアウトしてできたAIによる自然言語処理技術に特化した企業です。

レトリバはテキスト解析ツール「YOSHINA」、社内文書検索アプリケーション「TSUNADE」などを提供しています。

「YOSHINA」は、顧客の声を解析し、改善につながる課題を提示します。データをアップロードするだけで、AIが高度に解析し、わかりやすいUIから直感的に全体を把握できます。

「TSUNADE」は、社内に蓄積された文書データを自動収集し、AIが整理するソフトウェアです。どこにあるかわからなくとも、キーワードによる検索で、カンタンに探し出せます。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/451/

Towards the Next Innovation with the Power of AI

株式会社イライザ(ELYZA, Inc.)

イライザは、東京大学松尾研究室出身エンジニア集団から構成され、自身が株式会社松尾研究所の取締役を務める曽根岡侑也氏によって2018年に創設されました。

イライザはトップレベルの日本語自然言語処理技術を有し、最先端のエンジンの開発やソリューション提供しています。中でも、「ELYZA Brain(イライザ・ブレイン)」は文章の作成支援、高精度な対話システム、文章内から必要な情報の自動抽出・整理を人間を超える精度で実現します。

2020年10月には松尾豊教授を技術顧問に迎え入れ、さらなる技術の革新的発展が期待できます。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/764

We Deliver AI Technologies to solve Challenging Problems for all of us

NABLAS株式会社(ナブラス)

NABLAS(ナブラス)を設立した中山浩太郎氏は、大阪大学大学院 情報科学研究科にて研究員を努めていたところ、松尾豊氏がスカウトし、東京大学松尾研究室を経て現在に至る。

NABLAS(ナブラス)は、AI総合研究所で、AI教育・人材育成プラットフォーム「iLect」、R&D、AIコンサルティングなどの事業を展開しています。オフィスは中山氏が設計し、素材選びまで行っており、ガラス張りになっていて、エンジニアが快適に働ける環境が整っています。

「iLect」は事前に構築済みのプログラミング環境にログインするだけで利用でき、ユーザーのPCスペックに依存することなく、クラウド上のハイスペックな環境が利用できます。また、世界中のデータサイエンティスト・技術者が広く利用している「Jupyter Notebook(ジュピターノートブック)」を標準搭載しています。他の受講者とAIモデルを競い合うコンペティション機能や、リアルタイムに学習をモニタリングできる機能などが搭載されており、効率的にAI人材を育成できます。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/863

AIで最高のユーザー体験を届ける

bestat株式会社(ベスタット)

bestat(ベスタット)は、松尾研究所で指導を受け、経済産業省とRIETIを経た松田尚子氏が2018年に設立した、画像AIの開発を強みにする企業です。

松尾豊氏が技術顧問を努め、現在は上場大手企業向けにAIコンサルティングを主要事業としています。bestat(ベスタット)のもつAI技術では、監視や図の判読、表情認識、SNS 投稿のスクリーニング、検品や、用途に合わせた集計などが可能です。今後は「AIの民主化」を目指し、一般ユーザーの方にAIサービスによる新しい世界観と体験を届け、さらなる成長を実現します。まだまだ小さい企業だからこそ、松田氏のもとで裁量のある仕事ができる環境です。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/721

グリーンテクノロジーを育み、地球と共に歩む

Green Earth Institute株式会社(グリーン・アース・インスティチュート)(バイオテクノロジー)

Green Earth Institute(グリーン・アース・インスティチュート)は、東京大学卒業後、通産省(現在の経産省)、米国のワシントン大学とペンシルベニア大学留学、内閣官房国家戦略室を経た伊原智人氏が代表取締役社長を務めるカーボンニュートラルなバイオ燃料、飼料添加物になるようなアミノ酸、石油化学由来ではないグリーン化学品を作る会社です。

再生可能資源であるバイオマスを原料として、バイオ燃料やグリーン化学品を製造する新規産業である「バイオリファイナリー」のプラットフォームとなり、世界が直面しているCO2による地球温暖化の問題、化石燃料中心のエネルギーの限界、人口の増加に伴う食料不足といった課題の解決の実現を目指しています。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/459

私たちの地球を救うのは、植物と藻類です

株式会社アルガルバイオ(バイオテクノロジー)

アルガルバイオ(バイオテクノロジー)は、東京大学で博士号を取得し、東京大学大学院先端生命科学専攻特任研究員を経た、竹下毅氏が2018年に設立した、藻類の研究や生産、新規市場開拓を行っている企業です。

藻類の研究ではトップクラスの技術を持ち、投資主の東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)が、東証一部のミドリムシ研究を中心としたユーグレナ社の技術を超えると予測しています。

アルガルバイオは、カロテノイドや長鎖不飽和脂肪酸など、希少な機能性成分を保有する藻類を生産しています。また、開発した多様なクロレラの機能性について明らかにし、健康補助食品としての利用など、藻類の用途拡大と普及をしています。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/559

魅惑的技術で社会の礎を成す

ソナス株式会社(IoT)

ソナスは、ソニーで半導体の研究開発に従事した後、東京大学先端科学技術研究センター勤務を経た大原壮太郎氏が2015年に創立した、全く新しいIoT無線技術を実現する「UNISONet」を提供する企業です。

「UNISONet」は、無線の持つ弱点である、バッテリーの少なさ・通信の安定性・制約の多さを「同時送信フラッディング」と「細粒度スケジューリング」という技術を組み合わせることで解決します。

「同時送信フラッディング」は無線のルーティングと呼ばれる作業を無くすことでシンプルにし、「細粒度スケジューリング」は発信元ノードを状況に応じて適切に選択し、それを緻密にスケジューリングすることによって、省電力化や安定化を実現します。これらの技術は現在日本だけでなく、世界的に注目されており、ソナス自身も海外進出を目指しています。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/676/

【CEOメッセージ】

全ての人々のモビリティにパワーをもらたす

BionicM株式会社(バイオニックエム)(ロボティクス)

BionicM(バイオニックエム)を設立した孫小軍氏は、9歳のときに右足を切断し、その後北京大学の交換留学生として来日し。ソニーでエンジニアに従事した後、東京大学大学院博士課程でロボット義足の研究に従事し、2018年に研究内容を事業化するために設立しました。

BionicM(バイオニックエム)の提供する義足は、ロボット工学と生体工学を学際的に融合し、センサーで姿勢や動作を認識し、制御によってアシストします。また、CYBATHLON(サイバスロン)という障がいのある人たちがアシスト機器を使って、日常生活に必要な動作で競う国際競技大会に出場します。小規模ですが、裁量の大きい仕事が孫氏の直下でできる環境が整えられてます。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/812

 

今回ご紹介したのは一部であり、まだまだ多数の「本郷ベンチャー」が世の中を変革させようと日々活動しています。東大発ベンチャーはこれからどんどん増えていき、在学中に起業する学生も多くなるでしょう。これからの「本郷ベンチャー」にぜひご期待ください。

LinkedIn にシェア
Pocket

柴山望

RELATED POST