幸福と実利が両立する世界の実現に向け、信頼できる仲間と共に踏み出す

any株式会社代表取締役・CKO(最高知識責任者) 吉田和史氏

「情報や知識が一部のメンバーに偏ってしまっている」「誰に質問して良いか分からず業務がストップしてしまう」そんな課題を抱える企業は数多く存在します。コロナ禍をきっかけにテレワークの導入が進み、ナレッジ共有へのニーズはさらに高まりを見せています。

any社が運営する「Qast」は、個人の持つナレッジを蓄積・共有することで組織全体の生産性を向上させるナレッジ経営クラウドです。インターネットに慣れていない人でも簡単に利用できるユーザビリティや目的の情報に素早くアクセスできる便利さなどが評価され、現在5000社以上の導入実績を誇ります。

今回は、any株式会社代表取締役・CKO吉田和史氏にお話を伺いました。Qast開発に至るまでのストーリー、メンバーに寄せる信頼、描いている未来像など、吉田氏の熱い思いとany社の魅力をお伝えしたいと思います。

吉田和史氏

代表取締役・CKO(最高知識責任者)
吉田和史氏

西南学院大学卒業後、IT業界で法人営業・アプリ開発・ディレクターを経験し、2016年にany株式会社を設立。2018年からナレッジ経営クラウド「Qast(キャスト)」の運営を開始し、2021年にはユーザー数が5000社を突破。ナレッジ経営の概念を世の中に広げるため、CKOに就任。

any株式会社

any株式会社
https://anyinc.jp/

設立
2016年10月
社員数
22名

《 Mission 》
一人一人のナレッジを、組織の力に
《 事業分野 》
SaaS・webサービス
《 事業内容 》
ナレッジ経営クラウド「Qast (キャスト)」の開発・運営

サッカー生まれ、サッカー育ち。プロを目指して練習漬けの日々

アマテラス:

初めに、吉田さんの生い立ちや育った環境などについてお聞かせ下さい

any株式会社 代表取締役・CKO(最高知識責任者) 吉田和史氏(以下敬称略):

生まれは神戸ですが、父の転勤で生後間もなく福岡に引っ越し、大学まで過ごしました。両親と3歳上の姉と私の、ごく一般的な四人家族です。
何事にも厳しい父と何でも自由にやらせてくれる母という教育方針が大きく違う2人のもとで育ちました。性格的には、私は母に似ているような気がします。

自分の子供時代を一言で言えば「サッカー生まれ、サッカー育ち」。4歳でサッカーを始め、高校までは本当にサッカー漬けの毎日でした。
小・中・大学ではキャプテン、高校では副キャプテンを務めました。監督と選手の間でコミュニケーションを取ったり練習のメニューを考えたりと、割とチームの先頭に立つことが多かったですね。

勉強も得意な方だったと思います。知らないことを知っていく面白さや、やればやるほど成果が上がる感じが好きでした。ただ、サッカーほど打ち込みきれず、その時その時で求められているものに短期間で集中して取り組んで成果を出すという詰め込み方をしていたように思います。

サッカー以上に打ち込めることを探し、IT業界に飛び込む

吉田和史:

大学に進学後も、途中まで本気でプロのサッカー選手を目指しており、実際にJ3のチームからお声をかけていただいたこともありました。
しかし卒業後のキャリアを考える中で、「もしかしたらサッカー以上に打ち込める仕事が世の中にあるかもしれない。サッカーしか知らない人生は悔いが残るのではないか」という気持ちが芽生えて来たのです。そこで、全くの手探り状態でしたが就職活動を始めてみることにしました。

IT業界に入社を決めた理由は、高校サッカー時代のコーチからのアドバイスがきっかけです。平日はIT企業の社長をしていらっしゃる方で、この業界の高い将来性や個人として大きく成長できる環境があること、社会的にも今はITスキルが必要とされていることなど、様々な話を聞かせていただきました。それがきっかけとなり、まずはこの業界でスキルを身に付けようと決意しました。

アイモバイルでは営業、グッディアでは企画開発やマネタイズを経験

吉田和史:

最初の就職先はアイモバイルという国内最大級のアドネットワークを持つIT企業です。内定をいただいた中では、当時のアイモバイルは最も歴史が浅く、従業員も少ない会社でした。アドネットワークについての知識は皆無でしたが、先輩方の楽しそうに働く姿やチャレンジングな環境に魅力を感じ、ここで頑張ってみようと入社を決断しました。

アイモバイルでは法人営業部門に配属されました。BtoBマーケティング部署の立ち上げ、インバウンドでのリード獲得や自社セミナーの開催、公式ブログの開設など多くの新たな取り組みに携わることができました。

その後、ゲームアプリ開発会社のグッディアに転職。アイモバイルでメディアやアプリなどのサービス制作会社とお仕事したことがきっかけで、営業やマーケティングだけでなく、ものづくりにもチャレンジしてみたいと考えるようになりました。グッディアは元々担当していたお客様で、上場を目指して東京支社を設立するタイミングでジョインしました。

グッディアではアプリの企画、開発、マーケティング、マネタイズなど幅広い業務を担当しました。2年目には、Webメディア事業部長として会社全体の戦略部分に関わるようにもなりました。毎日のように行われる新作アプリの企画会議は大変でしたが、アイデアを形にしていくノウハウや、デザイナーやエンジニアと手を携えながらプロジェクトを進める運営スキルなど、現在の経営にも生かされる様々なスキルを身に付けることができたと感謝しています。

休日起業を経てanyを起業。サッカーのWebメディアからスタートする

アマテラス:

any社を起業した経緯についてお聞かせ下さい。

吉田和史:

実は、any起業の前に元同僚と休日起業をしています。グッディアで働きながら、休日を利用して一緒にゲームアプリの開発や運営を行おうとトライしていました。でも実際は時間が足りなかったことや、2人のコミット量のバランスなどの問題で、なかなかうまく展開しませんでした。
こちらの仕事に本腰を入れるためには、転職や社内ベンチャーなどいくつかの選択肢があったと思います。しかし、最終的には最も難しいけれど成長できるであろう起業の道を選び、2016年10月にanyを設立しました。

anyとしての最初のサービスは、サッカーのWebメディアです。グッディアでWebメディア事業部長をしていた頃に、自分も試しにウェブサイトを作ってみることにしたのが始まりでした。サイトを開設し、記事を書いてユーザーに届け、反応を見るまでの一連の作業を模索しながら挑戦しました。サッカーをテーマにしたのは、自分が想いを込めて届けられるのはやはりサッカーだと思ったからです。

翌年には、前職でのノウハウを活かしマンガアプリの運営も始めました。エンタメ系のメディアという業界のトレンドを意識した2つのコンテンツは一定数のユーザーが獲得でき、安定した収益を得られるようになりました。

代表取締役・CKO(最高知識責任者) 吉田和史氏

より長期的な視点で、より深い課題を解決するプロダクト「Qast」開発へ

吉田和史:

2つのコンテンツの収益が安定化してきた一方で、トップ企業に対抗しながら会社を継続的に成長させることの難しさも痛感していました。

その後第一子が誕生したことが一つのきっかけとなり、考え方に少し変化が訪れます。「もっと長期的な視点で、そして子どもに誇れるようなものを作りたい」と思うようになったのです。サッカーとマンガアプリも想いを持って続けてきた事業ではありましたが、「会社が存続さえしていれば、またバッターボックスに立つチャンスは巡ってくるはず」と考え、やむを得ず手放す決断に至りました。

振り返ると、この2つの事業が大きくスケールしなかった要因は、ユーザーの深い課題解決に繋げることができなかったからだと感じました。そこで、次の事業では「自分や自分の身の回りの人たちが感じた深い課題を根本的に解決する領域」にチャレンジしようと決意します。経営者として原点に戻り、文字通りゼロイチでのサービス構築を目指そうと新規事業の検討に入りました。

まずは過去の会社員時代の自分に想いを馳せたりしながら100個ほどのアイデアを絞り出し、1つずつ実現可能性を探って行きました。その中で最後まで残ったのが「社内におけるナレッジの共有」でした。

「質問に対してなかなか返事が来ないことでお客様対応が遅れて困ったこと」、逆に「同じような質問があちこちから来て煩わしく思ったこと」。誰しもがそんなナレッジの偏りによる業務の非効率を経験していると思います。こういったことが組織のあちこちで発生することは、多くの会社で課題となっているはずだと考えました。

社内でナレッジが共有されることは個人の課題解決の迅速化、そして組織全体の業務の効率化に繋がり、ナレッジの蓄積は企業の財産になります。ナレッジ共有ツールは間違いなく大きな可能性を秘めたプロダクトになると感じました。そんな想いを持って開発したものが「Qast」です。

リリース後1年は売上が伸びず、暗黒期を過ごす

アマテラス:

「Qast」が軌道に乗るまでには様々な壁に直面されたのではないでしょうか。

吉田和史:

最初の開発までは順調で、私はマーケティング、カスタマーサクセスなど開発以外の業務を全て担当し、ユーザーからの声をどんどんプロダクトに反映させて行きました。2018年のβ版リリース時には、事前登録の時点で約40社の登録があり、手応えを感じました。

しかしリリース後は一転、とにかく売上が伸びず、暗黒の1年を送ることになります。大手企業は導入事例を重要視されることが多く、良いプロダクトだと理解していただくお客様もいてくださったものの、最終的に導入が見送られることが続きました。焦る気持ちはありましたが、採算度外視でカスタマーサクセスに集中しようと気持ちを切り替えました。

アマテラス:

売上が伸びない理由はどこにあったのでしょうか。

吉田和史:

今振り返ればはっきり分かりますが、1つはターゲットとする市場が広すぎたことです。スタートアップのグロース戦略などでは「本当に愛してくれる10人のファンを作れ」という話が繰り返し出てきます。ですがナレッジマネジメントはどんな業種や職種の皆さんも必要であるからこそ、なかなかターゲットを絞り込めませんでした。

もう1つは、売上のほとんどがインバウンドだったことです。我々が想定するQastの使い方とお客様のニーズをフィットさせるために、お客様の希望に寄せて機能追加をする。そうするとQastのコアバリューが薄まってしまい、結果的にプロダクトの魅力があやふやになってしまっていたと感じています。

現在はターゲットの選定を行うことや、アウトバウンドのセールスにも取り組むことで改善を図っています。

アマテラス:

なかなか売れない時に、「このままうまく行かないかもしれない」と思うことはありませんでしたか?

吉田和史:

不思議とそういうネガティブな考えはなかったですね。
当時、世の中に情報共有ツールと呼ばれるものはそれなりにありましたが、ナレッジを経営資源とする大企業向けのプロダクトは存在しませんでした。また、数多くの商談やユーザーインタビューを通じて課題は明確化しており、「絶対にニーズはある」という確信があったのです。だからあとは、解決手段さえ整えば必ず行けるという自信はあったのだと思います。

any社が運営するナレッジ経営クラウド「Qast」

大きな資金の壁-プロダクトを全否定され、自信を失いかける

アマテラス:

起業されて7年、ここまで様々な壁を乗り越えていらしたと思います。スタートアップ経営者は資金の壁、仲間集めの壁を最初に経験されることが多いですが、吉田さんはいかがでしたか?

吉田和史:

資金面の壁を感じたのは、先ほどお話しした創業からのサッカーとマンガアプリを行っていた期間と、Qast開発後の1年間ですね。自分の給与も払えるか払えないかという非常に苦しい状況が1年ほど続きました。

そこから資金調達に動きだし、VC、エンジェルなど10人ほどの投資家に会いましたが全て惨敗。今振り返ればあの頃受けたダメ出しはその後のサービス改善にも繋がっており、「無料のコンサルを受けたと考えれば良い」と捉えられるようになっています。でも当時は、全身全霊を傾けて作ったプロダクトを全否定されるのはやはり辛く、自信を失いかけました。

アマテラス:

その壁を打ち破るきっかけは何だったのでしょうか。

吉田和史:

転換期といえるのは、この会社を最悪の状態から救い出してくれたany初の投資家であるGazelle Capitalの石橋さんとの出逢いでした。設立後1社目の投資先としてanyを選んでくれた上に、何度も力強く背中を押してくださいました。石橋さんの存在のおかげで「この人のためにも絶対に諦めない」と自分を鼓舞できましたね。

本格採用を開始。コアメンバーと行ったMVV合宿がターニングポイントに

アマテラス:

資金問題が解決したことで、事業が回り始めたのでしょうか。仲間集めについてはいかがでしたか?

吉田和史:

資金以上に、頼りになる仲間が集まってくれたことで事業が大きく回り始めた気がします。起業からずっと1人でなんとかやっていましたが、資金調達の実施を機に本格的な採用を開始し、現在のコアメンバーがジョインしてくれました。各ポジションそれぞれ10人以上面談を行って採用した精鋭たちです。

採用の過程で意識していたことは、大変でもできる限り多くの候補者に会い、徹底的に話しをした上で意思決定することです。時間はかかりますが、それが結局は一番の近道だと実感しています。だから、採用後は一緒にお仕事していても選考中にビビビッときた印象のままでしたね。

また、その頃のことで印象に残っているのは「MVV合宿」です。
コアメンバーが揃った頃、皆から「MVV(Mission/ Vision/ Value)を決めませんか?」と提案を受けました。MVVのない状態で1人で何年も過ごしていたので、メンバーから提案を受けた時にはその必要性がまだしっかりと見えていなかったかもしれません。でも皆の声を聴いて、会社を大きくするためにはチームの方向性を統一する「言葉」が必要だろうと感じ、合宿を行ったのです。

結果的に、この合宿はanyにとって大きなターニングポイントとなります。メンバー全員で意思決定をしたことで、この時に決めたMVVは組織にしっかり浸透していきました。特に「チームシップが根付いた世の中に」というビジョンは現在も社内外で大きな共感を呼んでいます。1人でやってきた起業家が初めて仲間に支えられる喜びを実感した、貴重な1日となりました。

アマテラス:

更に本格的な採用を開始され、組織拡大の難しさを感じることはありますか?

吉田和史:

組織拡大の壁は、まさに今感じているところです。事業を推進していく上で、もちろん人数を集めることは大切だと感じています。しかしその一方で、ただ人数を揃えることが目的となるのは避けなければいけません。「ビジョンにどこまで共感してくれているか、本人のやりたいこととマッチしているか、大切にしているバリューが合っているか」などへの拘りは今後も妥協するつもりはありません。

リモートワークによりナレッジの共有機会が失われたことが追い風に

アマテラス:

ここ数年のコロナ禍は、御社にとってどのような影響がありましたか?

吉田和史:

コロナ禍をきっかけにリモートワークを導入する企業が増えたことは、Qastにとってはポジティブに作用していると感じています。

誰もが出社してオフィスにいた頃は、時を選ばず質問や相談ができていました。しかし、リモートではわざわざWebミーティングをセッティングする必要があり、このひと手間は質問や相談へのハードルを上げているはずです。また、「Webミーティングで聞くほどでもない」と思われる会話にも実は多くのナレッジが潜んでいます。こうしたリモートワークの広がりにより、ナレッジ共有の機会は確実に失われているという現状があります。

多くの企業でこの課題への認識が高まることで、Qastのようなツールへのニーズに繋がるはずです。この機会を捉え、組織のナレッジマネジメントに貢献することで、より良い未来を創造して行きたいと考えています。

一方、社内の話をすると、採用の本格化とコロナの流行が重なったことで、anyの新メンバーも入社早々リモートワークがメインとなってしまいました。そのため当時はオンボーディングには少々時間がかかりましたが、オンライン飲み会などを通じて積極的にコミュニケーションを取ることで、チームの一体感を保つことを意識していました。

描く未来は、「個人の幸福と企業の実利が両立する世界」

アマテラス:

今後のお話もお聞かせ下さい。吉田さんの考えるany社の未来像を教えていただけますか?

吉田和史:

少し自分の話に戻りますが、先ほど大学時代にJ3のクラブからお声をかけていただいたという話をしました。そのオファーは「社会人として働きながらサッカー選手をして、引退後はその企業で引き続き働ける」というものでした。生活の安定を考えればありがたいお話ですし、もちろんそこからのし上がって日本代表を目指す選手もいらっしゃるはずです。しかし私自身はそこまでのイメージが描けず、サッカーをやめて就職するという決断をしました。

人生の節目でそういう選択をしたこともあり、私はこの会社を「それなりの会社」では絶対に終わらせたくない、「偉大なSaaS企業」に発展させて行きたいと強く想っています。目指すのは、「個人の幸福と企業の実利が両立している世界」です。

企業が事業を行う中で利益を求めるのは当然です。しかし利益を求め過ぎれば社員は疲弊してしまう。それではと個人の幸せを重視すると利益は小さくなるというのが一般的な通念です。

でも、本当にそれは今の時代に合っているのでしょうか。働いている人はそれで満足なのでしょうか。個人の幸せも企業の利益もどちらも実現できれば、私たちanyはもちろん、私たちのサービスを使ってくれているお客様にもその輪が広がって行くはずだと信じています。それが、私たちが目指す「個人の幸福と企業の実利が両立している世界」であり、私の描く偉大なSaaS企業がもたらす未来です。

アマテラス:

ロールモデルとなっている会社はあるのでしょうか?

吉田和史:

「この会社」というロールモデルはなく、色々な会社の良いところを取り入れたいと考えています。例えばものづくりの思想はソニー、経営者としては松下幸之助さんや稲盛和夫さんと、この国には素晴らしい先駆者がたくさんいらっしゃいます。それら先人たちのナレッジを上手く取り入れつつ、anyらしく表現して行こうと思います。

アマテラス:

吉田さんの考える理想の組織とはどんな組織でしょうか?

吉田和史:

どんな些細なことであっても、困ったときに率直に「困っています」と助けを求められる組織でありたいなと思っています。規模が大きくなっても組織図が複雑になっても、当たり前に周囲を頼ることができ、それに対して必ず誰かが手を差し伸べる。そんな心理的安全性の高い組織を作っていきたいです。

出社日のオフィスの様子

チームシップをベースに組織の成長に貢献できる人材を求める

アマテラス:

最後に、any社の求める人物像について教えて下さい。

吉田和史:

社内では、「Teamshipをベースに組織の成長に貢献し、顧客体験の最大化を通じて、anyの未来に向かって事業を推進できる人」と言語化して伝えています。
まずVisionにも掲げて大切にしている「チームシップ」というものを土台として、自分自身も会社も成長することを意識して欲しいと思っています。一方で組織としては、組織の目指す方向と個人のwillの重なりを大切にしたい。そうして互いに補完し合うことで、チームの成果は最大化していく、つまりチームシップが発揮されると思っています。先ほどお話しした、私たちが目指す「個人の幸福と企業の実利が両立している世界」に繋がります。

求める人物像についてもう少し具体敵にお話しすると、謙虚さや素直さを持って、成長していける人でしょうか。例えば、「相手のことを思いながら言葉を選べる人」「常に先の視座を持ち、相手を一緒に引き上げていける人」「anyの未来をチームごとで捉え、圧倒的なやり切る力で仲間と推進していける人」。
自分自身、チームや仲間、お客様としっかり向き合い、組織の成長へともに向かっていける人たちと働きたいと思っています。

風通し良くメリハリのある社風の中で、存分にチャレンジを

アマテラス:

このタイミングでany社に参画する魅力について教えて下さい。

吉田和史:

これから先を目指す会社として様々な取り組みを行いつつ、まだまだ新しくチャレンジできることもたくさんあるというとても面白いフェーズにいると思います。

現在働いているメンバーも皆素晴らしい人ばかりです。職場は風通し良く、メリハリのある働き方はanyの社風となっています。1×1が3にも4にもなるチームシップの根付いた仲間と一緒に働くことで、今まで知らなかった新しい気付きを得ながら存分に力を発揮できる、そんな環境が整っています。

現状に満足せず、もっともっとチャレンジをして成長したい、でも1人ではなくチームとして向かっていきたい、そんな人にはきっと魅力ある環境を提供できるはずです。

アマテラス:

any社のこれからがますます楽しみです。本日は素敵なお話をありがとうございました。

この記事を書いた人

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片山 真紀

慶応義塾大学経済学部出身。 新卒で大手通信会社にて営業およびシステムエンジニアとして衆議院、JICAや日本・海外の大学などでシステム構築を担当。 家族の海外赴任帯同と子育て期間を経て、アメリカのITコンサルティング会社で知的財産の専門家向け判例データベースのアナリストとしてデータ収集・分析等に従事。 2017年10月からライターとしてアマテラスに参画、60人以上のCEOや転職者インタビュー記事を執筆。

any株式会社

any株式会社
https://anyinc.jp/

設立
2016年10月
社員数
22名

《 Mission 》
一人一人のナレッジを、組織の力に
《 事業分野 》
SaaS・webサービス
《 事業内容 》
ナレッジ経営クラウド「Qast (キャスト)」の開発・運営