求めていた環境で、スキルを磨きながら新たなキャリアを自ら開拓。これから先もなりたい自分に向かってチャレンジし続ける。

株式会社メイキップ企画部 山下祐太朗氏

今回の転職者インタビューは株式会社メイキップの山下祐太朗さんにお話を伺いました。

学生時代の1つのドラマとの出会いが、現在に繋がっていると話す山下さん。穏やかながら理路整然とした話し方で、同社の魅力や、根付いている文化について楽しそうに教えてくださいました!

山下祐太朗氏

企画部
山下祐太朗氏

新卒でアパレルのEC事業を展開する企業で営業として従事。2社目のアパレル系企業でカスタマーサクセスとしてお客様と関わる中で、プロダクトをつくることに大きなやりがいを感じ、27歳で3社目となるメイキップへ入社。企画部に在籍し、未経験に近い形からプロダクト企画として従事し、PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)を目指す。

株式会社メイキップ

株式会社メイキップ
https://makip.co.jp/

VISION:ITで今まで「不可能」だったことを「可能」にする
メイキップはアパレル業界に特化したサイズプラットフォーム「unisize」を提供しています。
unisizeは洋服を買うときにより良いサイズを推奨するレコメンドシステムです。
ECサイト上で、洋服のフィッティングをサポートすることでサイズがわからず購入できないユーザーの不満を解消します。

学生時代に影響を受けたドラマの世界。紆余曲折を経てメイキップと出会えた。

アマテラス:

まずはこれまでのキャリアについて教えてください。

株式会社メイキップ 企画部 山下祐太朗氏(以下敬称略):

これは僕の高校生時代まで遡るのですが、「リッチマン、プアウーマン」というドラマがありました。小栗旬さんがバーチャル試着を作ってプレゼンするというシーンに大きな感銘を受けたことがきっかけで、新卒ではアパレルのEC事業を展開している会社に入社しました。

実は選考途中で「新卒はアパレルのEC部門には配属できない」と伝えられたのですが、社風に共鳴していたこともあって、そのまま入社したんです。紆余曲折あってその時は営業職に落ち着き、そこで3年、一部マネジメントも任せてもらった末、やはりアパレルECの道に進みたいと思い、転職を決断しました。

2社目はアパレルECのWeb接客ツールを提供している会社にカスタマーサクセスとして入社したのですが、そこで多くの会社のECサイト内の改造に携わらせていただく中で、一番やりがいを感じたのが大元のプロダクトをつくることでした。次のキャリアを考える中で、プロダクトをつくれる且つこれまでの経験を活かせるという軸で、プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)という仕事がしたいと思ったことが、メイキップでプロダクト企画に就いたきっかけです。

アマテラス:

もともとベンチャー企業に就職されていますが、会社の規模にはあまりこだわらず就職/転職活動もされていたのですか?

山下祐太朗:

そうですね、会社規模はあまりこだわっていませんでした。学生時代にファストファッションブランドでアルバイトをしていたのですが、アルバイトでありながら店舗のレイアウトを考えたり、店頭指揮をやらせてもらった経験があるんです。そこで主体性や裁量を持って取り組むことができたので、「トップとの距離が近く裁量を持って働ける」という共通点で、ベンチャー企業をずっと視野に入れていたという感じです。

転職活動のときも、自然とスタートアップはマッチするだろうなと思っていましたね。

アマテラス:

2回の転職活動はそれぞれ何を軸に動いていましたか?

山下祐太朗:

共通している軸が2つあるんですけど、1つは商材です。扱っているサービスがアパレルのECに近いことと、もう1つは社内の環境が自分に合っていることを軸に動いていました。直近の転職活動は大体10社くらい並行して受けていましたね。

実は「アパレルEC」という事業のポジションがなかなか見つからなくて苦労したんです。そのため、さらに「PMMポジション」という軸も追加して、3つの軸の内2つでも満たしていればどんどん受けていきました。PMMというポジションも経験者を求めている企業がほとんどで、未経験の僕には狭き門だったのですが。

でもその時の年齢(27歳)が、キャリアチェンジするにあたってギリギリだという思いで妥協せずに転職活動をしました。

過度なマネジメントや細かなルールは不要。自律自走型組織で個々が裁量と責任を持って業務を遂行できる。

アマテラス:

数ある会社の中からメイキップに入社を決めた理由を教えてください。

山下祐太朗:

先ほど話した3つの軸で考えた時に、メイキップが一番マッチしていたというのが大きいですね。正確にはメイキップにPMMというポジションはないのですが、PMMの業務とメイキップの『プロダクト企画』の業務がかなりマッチしていて、僕のやりたいことに近いというのが1つ。

2つ目は、アパレルECというところは言わずもがななのですが、事業内容がアパレルEC様向けに、バーチャル試着のサービスを提供していることが、僕がこの道を目指したきっかけともマッチしていました。

3つ目の社内の環境という面では、メイキップの行動指針に「大人の組織」というのがあるのですが、過度なマネジメントや社内政治といったことが全くなく、ビジネスに集中できる環境や裁量の大きさ、トップとの距離の近さなど、それら全部含めてメイキップが一番自分に合っていると感じました。

アマテラス:

選考過程で良いなと思う社風を感じたエピソードはありますか?

山下祐太朗:

一番印象に残っているのは、最後の役員面接で代表の柄本に、「僕、やりたいことがめちゃくちゃあるんですよね」ということを何気なく話したときに、柄本が「うちでそういうこと言うと本当に大変なことになっちゃうよ。本当に任せちゃうから」と笑いながら答えてくれたことですね。僕からしたら、それをすごく求めていたので。これまでのキャリアの中では、やりたいけどどうしても社内の体制的にできない、ということが多かったので、「やりたいって言ったらもう任せちゃうよ」とフランクに話してくれたことに、メイキップならではの社風や社員同士の信頼関係を肌で感じましたし、自分が求めている環境だと思いました。実際にまだ入社して半年くらいですが、本当にびっくりするくらい色々と任せてもらっています(笑)

アマテラス:

(笑)メイキップにはどんな社員の方が多いですか?

山下祐太朗:

即戦力というか、これまでの会社でエース級だった人たちが集まっているんだろうなというのはすごく感じています。且つ大人な人がすごく多くて、これは意外と思われる方が多いかもしれません。以前、別の社員から「社外の方と会話したときに、メイキップさんって意外と真面目ですよね、と言われた」と聞いたのですが、まさにそうだなと思いました。

オフィスの内装だったり、扱っている商材的に、結構キラキラしたイメージを僕自身も持っていたんですけど、いざ入社してみるとすごく真面目な人が多く、何か物事を決めるときにもそこに明確なファクトがないと通りません。勢いで進めるということがなく、しっかりと根拠を持って物事を進めていく。そういうところも、各社でエースだった人が集まっているからこそ生まれる環境なのかなと感じています。高いスキルを持った人たちの集まりなので、仕事もとてもスムーズに進みます。またオンとオフの切り替えが早い人も多いですね。

アマテラス:

オンとオフの切り替えが社風にどのような影響を与えていますか?

山下祐太朗:

僕はメイキップが3社目ですが、この切り替えは本当にすごいなと思っています。業務中は皆ビジネスに対して真剣なので、会議などでもかなりストレートに「それは違うんじゃないか」「それはこうした方がいいんじゃないか」と意見が飛び交います。人によっては、ちょっと「うっ・・」となる方もいると思うんですけど、これはあくまでオンのときです。会議が終わった瞬間オフに切り替わって、他愛もない話も含めて笑顔で話しかけてくれるので、こちらも引きずることなく、自然と気持ちを切り替えられます。

代表の柄本もそうですし、僕の直接の上長でもある役員もそうですが「ずっとオンだとしんどいから、オフも作らないといけない」ということを常々言っているので、そういった文化が社風として根付いているんだなと感じています。

接点の少ない社員とも自然と交流を深められる文化も。『大人の組織』で心地よい距離感の社風。

アマテラス:

メイキップならではの文化があれば教えてください。

山下祐太朗:

月に1度、各チームごとに締め会と呼ばれる飲み会があるのですが、さらに全社での締め会も月1であるんです。僕がおもしろい文化だなと思っているのが全社の締め会です。開催場所はオフィスなのですが、社内にキッチンがあって、各チームのその月の締め会担当が集まり、料理を一から考えて作ります。この間は企画チームからUAE出身の方が担当になって、本場のタンドリーチキンを作ってくれました。料理が得意な人が多いのか、毎回クオリティが高くて驚きます。

僕は入社した初月にその会社締め会の担当になり、まだ話したことのない他チームの方と一緒に買出しに行って、秋刀魚の塩焼きなどを作りました。エンジニアの方が魚を捌いて内臓も出して、すごく本格的で衝撃でした(笑)。それ自体もおもしろいですが、話したことのない人や接点の少ない人とも自然と交流しやすくて、とても良い文化だと思っています。

あとはフィードバック文化と「あだ名」文化ですね。フィードバックと聞くと少ししんどいイメージもあるかもしれないですが、先ほどお伝えしたようにストレートに言ってくれるので間違った解釈にならず、「確かにそうだな」と腹落ちしますし、結果的に自分自身の成長に繋がりきちんと業務に反映されていると実感できるので、僕はありがたいと思っています。

あだ名も雇用形態に限らず、全員あだ名で呼び合います。僕は代表の柄本から「やまっぷ」と命名してもらいました(笑)。距離の近さを感じて嬉しいですよね。

アマテラス:

入社後に感じたギャップや苦労などはありましたか?

山下祐太朗:

スキルのギャップですね。優秀な方が多いので、追いつかないといけないと思うのですが、壁がかなり高く、刺激になりました。特に入社当初は、これまでの業務では使ってこなかった頭を使うことも多かったのですが、逆に言えばそこだけですね。会社の雰囲気やコミュニケーションなどで苦労したと思ったことはありません。

基本的に「業務は自らキャッチアップする」のがベースではありますが、上長は時間を取ってくれます。僕は今でも、自分から上長のスケジュールを押さえて「この時間に相談させてください」と依頼することがあるのですが、その都度きちんと向き合ってもらえるので、そういう面ではスキルについてもキャッチアップしやすい環境です。

アマテラス:

この先のキャリアはどのように考えていますか?

山下祐太朗:

まずはPMMというポジションにどんどん近づいていきたいなと思っているので、スキルを磨いて、プロダクトで何を作ってどう広めていくか、ということにしっかりコミットしていきたいなと思っています。チャレンジできる環境でもあるので、最大限の結果を残しながら、そのキャリアを自ら切り開いていきたいですね。

またこれから入社する方の育成にも携わり、どんどん押し上げていけるような存在になりたいです。学生時代のファストファッションのアルバイトでは、そういった業務も任せてもらっていて、魅力的な仕事だなと感じていたので、教育というところに関してもメイキップでどんどんチャレンジしていけたらいいなと思っています。

メイキップはアルバイトの方が社員数と同じくらいいるので、今も関わる機会が多いのですが、お子さんがいる方も「時短で働きたいけど、やりがいも持ちたい」という方が多いんです。そういった方ともしっかりコミュニケーションをとって、働きやすくやりがいある魅力的な環境をこれからも構築していきたいなと思います。

アマテラス:

最後にメイキップで活躍できる方はどんな方か教えてください。

山下祐太朗:

2つあるのですが、1つめは「自分の意見をきちんと言える方」。メイキップの会議の中でもすごく求められますし、「様々な根拠をもとに、自分がどう思うかきちんと伝えられること」をすごく重要視されています。会議の場では代表や役員もいますが、そういった場所でも、「自分はこう思います、なぜならこういう理由だからです」と臆せずに伝えられる方は良いフィードバックももらえて次につながりますし、活躍できると思います。

2つめは「成長したい人」にとって、非常にマッチする環境だと思います。僕も経験した通り、とにかく初めからどんどん任せてもらえるので、色々なことにチャレンジしたい方には向いているのではないでしょうか。それに対して代表はじめ、役員やこれまでに実績を積んできたメンバー達から直接フィードバックがもらえるので、成長スピードが非常に早いと感じられます。日常的に行われるフィードバックは、感情的ではなくロジカルで質がすごく高いので、キャリアを磨ける良い環境だと思いますよ!

アマテラス:

本日は素敵なお話をありがとうございました!

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アマテラス編集部

「次の100年を照らす、100社を創出する」アマテラスの編集部です。スタートアップにまつわる情報をお届けします。

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VISION:ITで今まで「不可能」だったことを「可能」にする
メイキップはアパレル業界に特化したサイズプラットフォーム「unisize」を提供しています。
unisizeは洋服を買うときにより良いサイズを推奨するレコメンドシステムです。
ECサイト上で、洋服のフィッティングをサポートすることでサイズがわからず購入できないユーザーの不満を解消します。