キーワードは「徳」と「挑戦」―新たな事業と新たな研究の好サイクルを作りたい

株式会社アラヤ代表取締役CEO 金井良太氏

株式会社アラヤ代表取締役CEOの金井良太氏にお話を伺いました。2019年9月に続き、2回目のインタビューです。
前回のインタビュー後に新型コロナウイルスの流行が始まり、当初描いていた経営計画の見直しや幹部社員の退職など様々な予想外の出来事が続いたそうですが、そんな中でも着実に成長を遂げ、当時40人だった社員数も現在は70名まで増えています。

今回はコロナ禍でも成長を持続できた原動力や経営者のあり方に対する考え方の変化など、この3年間に経験されたことを中心にお話を伺いました。様々な問題にぶつかりながらも前進し、経営者として成熟されたことを感じられる素敵なインタビューとなりました。

金井良太氏

代表取締役CEO
金井良太氏

株式会社アラヤ創業者。2000年京都大学理学部卒業後、2005年オランダ・ユトレヒト大学でPhD取得。米国カルフォルニア工科大学、英国ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンにて研究員。JSTさきがけ研究員、英国サセックス大学准教授を経て、2015年にアラヤを創業。神経科学と情報理論を融合させ、AIの意識実装に向けた研究やAIと脳科学の実用化に取り組む。2020年より内閣府ムーンショット型研究開発事業のプロジェクトマネージャーを務める。

株式会社アラヤ

株式会社アラヤ
https://www.araya.org/

設立
2013年12月
社員数
75名

《 Mission 》
人類の未来を圧倒的に面白く!
《 事業分野 》
AI・ブロックチェーン
《 事業内容 》
深層学習を用いた画像認識技術などの産業応用、ネットワークの圧縮技術によるエッジAIの開発、自律エージェントのアルゴリズム開発とドローン等への応用に取り組み、基礎技術の開発から実ビジネスまでをつなぐ事業を行っています。J-Startupにも選出され日本発の人工知能ベンチャーとして注目を集めています。研究開発ではCREST・NEDOなど国の支援を受けて、応用を見据えた次世代の人工知能技術の開発を行い、ビジネスではエッジAIのライセンス化を見据えスケールするライセンス・プロダクトビジネスに取り組んでいます。

コロナ禍で活動が鈍り、事業計画が大幅変更に

アマテラス:

前回お話を伺った2019年秋はこのオフィスに移転されて間もない頃でした。従業員も40人程度だったと思いますが、この3年間で会社にはどのような変化がありましたか?

株式会社アラヤ 代表取締役CEO 金井良太氏(以下敬称略):

色々と大変な時期でした。2019年秋に資金調達した頃目論んでいたエッジAIのプロダクトがあまりうまく行かなかったことや、コロナの影響もあり顧客のプロジェクトがストップしたりということが重なり、2020年春頃には活動がかなり鈍ってしまいました。

そこでエッジAIという主軸への集中から案件の多角化にいったん舵を切り、地道ですが個々のお客様との仕事を拡大することにより売上の規模を安定させました。

一般的にスタートアップは、上場などを目指すとなるとスケーラブルなプロダクトが求められます。しかし我々は1つのプロダクトだけで勝負するのではなく、それぞれの社員が自由に発想し、そこから新しい事業を作って行く「メタスタートアップ」を目指そうと考え始めました。

現在は外観検査や建設DXなどを大手ゼネコンと一緒に進めたり、R&D支援からスタートした自動車関連会社との仕事が大規模な共同開発になって来たりと、社内にいくつものコアとなる事業ができました。それぞれのチームがスタートアップのような形で新たな成長の道を進んでいます。

「ムーンショット」への採択を機に、創業時の目標に再挑戦中

金井良太:

また、新たに「ニューロテック」(※補注:脳活動をモニタリングする技術)事業も始めました。コロナが流行する中、新たな会社の基軸となるような事業に挑戦したいと考え、「ムーンショット型研究開発事業」という内閣府主導のプロジェクトに応募することにしたのです。

これは超高齢化社会や地球温暖化問題などの社会課題に対し、ムーンショット(※補注:前人未踏で困難だが、達成できれば大きなインパクトを持つ計画。本来は月に向けてロケットを打ち上げることを指す)目標を国が制定し、挑戦的な研究開発を推進する事業です。内閣府だけでなく文科省や経産省など多くの省庁が研究開発構想に関わり、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)や新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などに基金が設置されている我が国にとって大変重要なプロジェクトです。

我々は新しいブレインマシーンインターフェース(BMI)を作るという、研究だけではなく事業化まで行う提案を行いました。BMIとは、人間の意思を直接機械に伝えたり、逆に機械からの情報を脳に伝えることのできる技術で、分かりやすいところでは、キーボードを使うことなく思ったことを入力できたりします。ちょうどイーロン・マスクがNeuralinkという会社でBMIのデモを始めた面白いタイミングだったこともあり、無事に採択されました。

ムーンショット事業への採択と並行して、アラヤ社内でも神経科学のバックグランドの人材が豊富に所属していることと、これまでのディープラーニングの事業化の経験を生かして、「フェイス・トゥ・ブレイン(Face2Brain)」と言って、顔の画像から脳波を予測するディープラーニングの開発を行ってきました。たとえば、運転している人の眠気を検知するアルゴリズムは色々ありますが、脳波を使うことで「今どのくらい眠いか」をより正確に定量化することが可能になります。ドライバーモニタリングシステムにこのデータを組み合わせることで、より高い精度で眠気を検知できるようになるのです。

元々「脳の情報とAIを組み合わせて新たな事業を創りたい」と考え起業したものの、いきなり脳研究をベースとしたの事業化は難しく、まずは産業により近いAIに取り組み経験と技術を研鑽してきました。今回のムーンショットでは今まで培ってきたAIの画像認識技術などが大変役に立っていますし、原点に戻って創業時の目標に再挑戦できていることも、私自身はとても嬉しく思っています。

現在はこの事業と並行して、先程お話しした建機などのチームがそれぞれに深掘りするという構成となっています。事業規模の拡大により、研究者を含め社員数もだいぶ増えました。

コモディティ化するAI業界で差別化を図るため「強化学習」に取り組む

アマテラス:

コロナ禍でも既存客にしっかり価値を提供することで売上を伸ばし、さらに新たなチャレンジも行っておられるわけですが、その過程でどのようなご苦労がありましたか? また、それらをどのように克服されたかもお聞かせ下さい。

金井良太:

まず、事業そのものの話ですが、AIはITと比較するとスケーラビリティがなく、事業化が難しいところがあります。実用レベルのものが創れるかどうかはともかく、参入者は多いですし、画像認識技術自体もどんどんコモディティ化してしまうため「競争が激しい割に実入りが少ない」分野でもあります。

差別化を図るため様々な検討を行いましたが、かなり早い段階で着目したのが強化学習でした。深層学習に取り組む企業が多い中で「強化学習を事業に使えるのではないか」と考え、色々試してみることにしました。

当然うまく行かないものもありましたが、その中で芽が出て来たものが先程の建機と、あとは「空調最適化」です。ビルなどで消費エネルギーを最小に抑えられるエアコンの制御方法で、今は商業施設などで展開しています。

実際にお客様のニーズに対応しているうちに強化学習からどんどん技術の幅が広がり、業界のドメイン知識も深まり、結果として事業が成長している感触があります。

アマテラス:

コロナ禍でもPoC止まりにもならずコモディティにもなりきらず、顧客の期待を上回るサービスを創ることができたのは、やはり優秀なエンジニアの活躍があったということでしょうか。

金井良太:

そうですね、我々のサービスは研究者やエンジニアの高い能力で成り立っていると思います。
強化学習を始めた頃はほぼ売上ゼロという状態で、やっているメンバーも辛かったと思いますが、新しいことに挑戦してきた結果が今に繋がっていると思います。時間はかかりますが、辛抱強く取り組み続ける大切さを実感しています。

また、エンジニアの中には技術力だけでなくBizDevにも長けた人材がおり、新規開拓の場面でもお客様と我々の技術のマッチングをしながらサービスをオファーすることができました。そこで獲ることができた仕事で実績を作り次に繋げて行く、という繰り返しです。

ニューロテックも同じで、食品会社に「味をどう感じているかが分かります」と言ってもなかなか受注に繋がりませんが、地道に続けているうちに少しずつ問い合わせが来るようになって来ました。恐らくこれがまた次の軸になって行くのではないかと思っています。

脳波を使用してゲーム操作をするブレインマシーンインターフェース開発の様子

コロナ禍で退職者が続出、リモートワークで帰属意識が希薄に

アマテラス:

ちょうどコロナ前に資金調達をされましたよね。その後経営計画が土台部分から変わったりしたことで、経営者として辛い部分も多かったのではないでしょうか?

金井良太:

あの頃は出資者には謝り歩いていましたね(笑)。ただ、それ以上に社内がギスギスしてしまったことが私にとってはダメージでした。
コロナ前に考えていた予算計画がやや楽観的で、当初描いていた計画どおりに進まなかった責任を負って幹部が退職したり、会社が不安定だと感じた社員が退職したりというのが辛かったです。
私自身は、スタートアップでは何か起きたときに人が辞めて責任を取るという形には意味はなく、それよりも互いに失敗を許容して前に進む方が重要だと考えています。もちろん意図的な問題行動や違反があった場合は、厳しい対応が必要ですが。

また、コロナをきっかけにリモートワークが定着したことは、働き方の選択肢が増えたというメリットがあった一方で、会社への帰属意識が薄くなり独立するメンバーが増えました。それ自体はすごいことだと率直に感じる反面、経営者としては愛情が足りなかったのかなという反省もあります。
上が細かく口出しをすることなく、それぞれが自発的に面白いと思える仕事をするのが理想だと考えていましたが、自立心が高まりすぎると出て行ってしまうのだなと学びました。コロナで自分に向き合う時間が長くなったのでしょうね。

チームリーダーの尽力により離職率は改善

アマテラス:

離職者は出ているものの、定着している社員も増えているからこそ組織自体は大きくなっているのだと思います。その理由はどこにあるとお考えでしょうか。

金井良太:

そうですね、離職率も最近はかなり改善してきました。取締役や各チームのリーダーに人望のある人材が揃っており、彼らがそれぞれのチームに気を配ってくれているのだと思います。採用も今は彼らが権限を持ち、私はほぼ採用が決まった状態で最終面談をするような形です。

アマテラス:

外国人も採用していらっしゃいますが、マネジメントで悩んだことなどはありませんか?

金井良太:

社内が日本語圏と英語圏でやや分断する傾向にあると感じるときはあります。ただこれは言語の問題というより、外国人は主に研究職で採用しているため、職種の違いによって起きている部分もあると思っています。日本人と外国人でマネジメントのやり方はそれほど変えていません。

アマテラス:

金井さんご自身は、研究者としての活動は続けていらっしゃるのでしょうか。

金井良太:

実はムーンショットの中でちょこちょこと続けています。もちろんマネジメントがメインで、20人程の教授レベルの研究室主宰者に研究費を配分して事業の進捗を促すといった業務を主に担当していますが、その中で自分自身も少しだけ研究に携わる機会をいただいています。

経営者としての意識の変化-社員にとって会社で働く価値を高めたい

アマテラス:

前回のインタビューでは、「研究者としては成功した方だったが、起業と同時にドラクエのレベル1の経営者になった」と仰っていました。コロナ禍で様々な経験をされ、経営者としてどのように変わったと感じていらっしゃいますか?

金井良太:

会社には「人に居場所を作る機能」があると気が付きました。
家で1人で仕事をした方が稼げる時代にあえて会社で働いてもらうためには何か理由がないといけません。小学生の頃を思い出すと、我々が学校に行くのは勉強したいからではなく、友達一緒に居るのが楽しかったからですよね。それと同じく、社員には会社で働くことに対し「コミュニティとして楽しい」、「他の人から良い刺激を受けられる」など、価値を感じてもらえたらと考えています。

また、先程退職者の話で少し触れましたが、苦しい状況にあるときこそ人を責めるのではなく許容することが必要だと感じています。仕事上の厳しさや、経済的なものを含め合理性なども当然必要ですが、そればかりだと結果として良い組織にはなりません。特に経営者側の人間としてこういった意識を持つことの大切さを実感し、最近は自分自身でも「徳を高めたい」と考えるようになりました。

徳を高める―「損をしているか」ではなく「人のためになっているか」を意識する

アマテラス:

「徳を高める」というのは、どういう考え方なのでしょうか。

金井良太:

経営者同士で話をしていると、例えば「割に合わないくらい大変だ」とか、経営者に共通する苦しみというのがあると感じるのですが、最近はそこで「損をしているかどうか」ではなく「人のために良いことができているか」という観点で物事を捉えた方が精神的にも健全だなと感じています。

京セラ創業者の稲盛和夫さんをはじめ、昔から日本の経営者には徳の話をする方が多いですし、Twitterで「渋沢栄一bot」などを見ていても、やはり出て来るのは徳の話や『論語』からの引用だったりします。
外国人の社員に徳の話が通じるかどうかはちょっと気になりますね。でも海外出張したときに「VIRTUE(徳)」の話をしたときは意外に感心されたので、「人とどう関わっていくか」というのは人類共通の課題として理解できるものなのかもしれません。

アマテラス:

社内向け情報発信として「金井チャンネル」という取り組みをされていると伺いました。効果を感じられることはありますか?

金井良太:

はい。私がどんな人間なのか、何をしているのか、そういったことを主に発信しています。出張先での写真を載せたり、7月にコロナに感染したときはその後の体調について書いたりしています。そこでも「徳を高めたい」という話を発信しましたし、「徳高スタンプ」と「徳低スタンプ」も登場しました(笑)。
効果の程はまだ分かりませんが、今は社員全員とじっくり話す機会もなかなか取れないので、これを見て少しでも身近に感じてもらえればと思っています。

インタビューは赤坂にあるアラヤ本社で行われた。金井CEO(右)とインタビュアーのアマテラス 藤岡(左)

会社の規模は経営陣の器に直結する。経営者としてもっと成長したい

アマテラス:

これからも社員数は増えていくと思いますが、組織の大きさと事業の規模については、どのようにバランスを取っていこうとお考えですか?

金井良太:

会社としてこの先のフェーズに進めるかどうかは常に気にしていますが、同時に事業の規模や社員数というのは経営陣の器や能力に直結する問題だという感覚があり、規模を大きくするなら自分自身が経営者としてもっと成長しないと難しいなと思っています。

『キングダム』はご存じですか? 古代中国の戦争の話なのですが、何万人もの軍隊を引き連れて「行くぞ!」という場面が何度も出て来ます。確実に死者が出るのが分かっているにも関わらず、それでも「行くぞ!」と言って実現させているのがすごいなと思います。もちろんそんな組織作りをしたいと考えている訳ではありませんが、究極のマネジメントの一つではあるわけで、経営者として純粋に「どういう考え方なのか」と気になったりはします。

私自身はどちらかというと逆で、先程お話しした「メタスタートアップ」のように、それぞれのチームに任せるというやり方に挑戦しています。
これはこれで「エンジニアとして入社したつもりだったのに社長になっちゃった」という状況に追い込まれるわけですから、リーダーレベルの人達にとっては少なからずプレッシャーはあると思います。ちょっと小さめのスケールで私と同じ苦しみを味わってもらっている感じですね(笑)。

その上で、彼らに対しては、優秀だからと言って放置しすぎないように心がけ、しっかり愛情を注ぐようにしています。放置しすぎると、想像していなかった方向にグレてしまいそうなので。子供を育てる感覚と少し似ている気がしています。

新しい軸を探し、効率的に稼げる体制へ

アマテラス:

資金面については、コロナ前に資金調達を実施されたところだったのであまり大きな問題はなかったのでしょうか。

金井良太:

借入もしていましたから危機的状況に陥ったことはありませんが、赤字は続いていたのでじわじわ減っている状態でした。しかし、最近は収益を出せるようになり、そのことは会社として自信となりました。

ただ、現状をずっと続けるのは業務量的に厳しいものがあるので、もう少し効率的に稼げる体制を目指して新しい軸を探しているところです。

事業と研究を連携させ、互いを成長させるサイクルを作りたい

アマテラス:

今後のお話になりますが、今後の会社のビジョンや、そこに向けた経営課題や組織課題について教えてください。

金井良太:

対外的なビジョンなどもありますが、いま現実としてやりたいと考えているのは研究と事業をしっかり連携させることです。事業をちゃんと成功させることで新たな研究に挑戦ができ、その研究からさらに新しい事業が生まれる、というような好サイクルを作っていくことを目標にしています。

経営課題については、その最初の段階となる「収益性の高い事業を作る」というところを目下の最重要課題と考えています。あと少しで到達できそうなところにまで来ているので、皆で頑張っているところです。

組織的な課題は、管理部門・事業開発部門の強化でしょうか。技術部門や研究部門にはかなり良い人材が揃っているのですが、管理部門に関してはコロナの頃に幹部が退職してしまった穴がまだ埋まっておらず、ここを完全に任せられる人材が欲しいなとは思っています。

ただ幹部レベルの採用は「優秀な人が来たから問題が一気に解決する」といった単純な話ではありませんし、逆にうまく行かなかった場合はボトルネックにもなりかねませんので、過剰に期待することなく、私自身も継続的にしっかり関わって行くつもりです。

新たな採用基準は「徳の高い人」と「楽観的な人」

アマテラス:

採用についてお伺いします。前回のインタビューでは求める人材として「何か1つのことにずば抜けている人」や「マネジメントのできる大人の人」という条件を挙げていらっしゃいましたが、今も変わっていませんか?

金井良太:

基本的には変わっていません。あとは「徳の高い人」という項目が加わりました(笑)。先程「会社には人に居場所を作る機能がある」というお話をしましたが、困っているときに自然に助け合えるような環境があれば、会社を居心地の良い場所にできると思っています。

それから「楽観的な人」が良いと思っています。当社に限らずスタートアップはどうしても不確かな状況になることが出て来ますが、そういうときに不安やストレスを感じるのではなく、「何が起こるか分からなくて面白いな」と受け止められる人は向いていると思います。

アマテラス:

新卒採用もされているのでしょうか?

金井良太:

時々していますが、新たに募集をすると言うよりはインターン生をそのまま採用しているという形がほとんどです。

社内ミーティングの様子。外国籍の人材も多く働いている

新しいことに挑戦し、自らの手で未来を創造できるのが最大の魅力

アマテラス:

今のタイミングで御社に参画する魅力や、今しかないメリットなどについて教えてください。

金井良太:

今日お話ししたところでは「強化学習」や「ニューロテック」などが該当しますが、新しい事業を通して今後の未来を自分たちの手で創っていくことと、そこに直接携われることがこの会社で働く最大の魅力だと思っています。
その他、我々は「リサーチDX」と呼んでいますが、AIで大学や製薬会社研究機関などで行っている研究の半自動化やデータ活用の仕組みづくりなどにも現在取り組んでいます。

大変なことも多いですが、そういう挑戦的なことに取り組めることは事業開発の人にとってもエンジニアにとっても一番面白いことなのではないでしょうか。

アマテラス:

インタビューの中で「挑戦」という言葉をたくさん伺い、今後の御社のキーワードになって行くのだろうと楽しみに感じております。本日はありがとうございました。

この記事を書いた人

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片山 真紀

慶応義塾大学経済学部出身。 新卒で大手通信会社にて営業およびシステムエンジニアとして衆議院、JICAや日本・海外の大学などでシステム構築を担当。 家族の海外赴任帯同と子育て期間を経て、アメリカのITコンサルティング会社で知的財産の専門家向け判例データベースのアナリストとしてデータ収集・分析等に従事。 2017年10月からライターとしてアマテラスに参画、60人以上のCEOや転職者インタビュー記事を執筆。

株式会社アラヤ

株式会社アラヤ
https://www.araya.org/

設立
2013年12月
社員数
75名

《 Mission 》
人類の未来を圧倒的に面白く!
《 事業分野 》
AI・ブロックチェーン
《 事業内容 》
深層学習を用いた画像認識技術などの産業応用、ネットワークの圧縮技術によるエッジAIの開発、自律エージェントのアルゴリズム開発とドローン等への応用に取り組み、基礎技術の開発から実ビジネスまでをつなぐ事業を行っています。J-Startupにも選出され日本発の人工知能ベンチャーとして注目を集めています。研究開発ではCREST・NEDOなど国の支援を受けて、応用を見据えた次世代の人工知能技術の開発を行い、ビジネスではエッジAIのライセンス化を見据えスケールするライセンス・プロダクトビジネスに取り組んでいます。