【続編】厳選!AIベンチャー10社

最先端のAIベンチャーとお付き合いしてきたアマテラスから見て、ここ1、2年でAIベンチャーは実用化を急速に進めているという印象である。基礎研究フェーズから、実用化課題解決のフェーズへと移行してきた。汎用性の高いAIソリューションをパッケージ化して販売することにより、AI技術を「早く・安く」提供すると言った企業も出てきている。社会全体としても、「AIが将来どうなるのか?」といった抽象的な議論は収束し始め、現状ではAIを活用して「具体的にどのような課題解決ができるのか?」といったことにフォーカスされてきている。そういった状況に伴い、以前は研究者の採用に力を入れていた企業が、ビジネスをプロデュースする人材を積極的に採用するようになってきた。本記事では、そんな実用化課題解決のフェーズにある、厳選したAIベンチャー10社を紹介する。

ABEJA

ABEJAは、「イノベーションで世界を変える」をビジョンに掲げ、世界で最も先進的なAIプラットフォーム「ABEJA Platform」を提供しています。主なサービスは以下の3つです。

  1. For Retail・・・顧客行動データを基軸とした店舗最適化。来店客行動の可視化を基軸に、蓄積データを活用したスマートストアを実現する、小売・流通企業向けサービス。
  2. For Manufacture・・・自動検査による製造現場の生産効率化。人工知能の眼を用いて、自動検品を行なったり機械の故障予測を行うことで、製造現場の生産効率を飛躍的に改善させる製造企業向けサービス。
  3. For Infrastructure・・・ディープラーニングを活用した異常予測。機械の稼働データを読み解き、危険発生をリアルタイムに察知。故障やトラブルを未然に防ぎ、機器の安定稼働を支えるインフラ企業向けサービス。

Hmcomm

Hmcommは、「音から価値を見出し、社会を変革し、社会に貢献する」をビジョンに掲げ、ディープラーニング等最新の学習アルゴリズムを搭載した音声認識技術を様々な形で実用化します。
世界の研究現場で培われている最先端の音声認識技術を国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)の技術支援を受け、音声認識に特化したクラウド・プラットフォーム「The VOICE JP」を提供します。

Laboro.AI

Laboro.AIは、最先端の人工知能/機械学習技術を手の届く形で提供し、世の中のビジネスのあり方を改革することを目指しています。
導入コンサルティングから、PoC(Proof of Concept)の実施、自社及び他社のソリューションを活用したシステム開発までを一貫してサポートします。
オンラインショッピングサイトにおける「購買予測」や人材紹介会社における「マッチングエンジン」など、すでに実用化されている事例もあります。

ブレインパッド

ブレインパッドは、「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」をミッションとし、ビックデータ活用のリーディングカンパニーとして「人工知能時代」に挑みます。
業界シェアNo.1を誇るデジタルマーケティングのプラットフォーム「Rtoaster」を提供し、先進的かつ実用的なマーケティングソリューションにより、企業のマーケティング活動をサポートします。

Empath

Empathは音声感情解析AIを開発している日本発のグローバル・スタートアップです。
音のスピード、ピッチ、トーンなど音声の物理的な特徴から解析を行っているため、言語依存をせずに音声の解析が可能なことから現在世界に47ヶ国で700社に利用されています。米国ではAmazon EchoやGoogle Homeの発売以降、音声領域においてAI技術の発展が期待されておりAIに組み込む「感情解析」という分野が注目を集めています。
Empathは、これまで困難とされてきたAIが人間の感情を理解することの解決策として音声感情解析の技術を世界各国へ提供することを目指しています。

アイデミー

アイデミーでは、人工知能が学べる独自サービス「Aidemy」を開発しています。
Aidemyは、人工知能(機械学習・データサイエンス)をブラウザ上でのプログラミングを通じて学べるオンラインゼミです。
一人ひとり個別のGPUサーバーを提供し、環境構築不要のプログラミング演習環境を準備することで、人工知能に特化した学習サービスを提供しています。

CEO石川聡彦氏インタビュー:https://amater.as/article/interview/aidemy-ai/

求人情報:アマテラスに登録して求人情報を見る

スカイディスク

スカイディスクは、福岡に本社を構え、IoTサービスをより簡単に実現するための脱着式センサとAIクラウドサービスの開発をしています。
温度や加速度など10種類の中から3つを選択して取り付けられるセンサ「SkyLogger」、センサデータ分析プラットフォーム「SkyAnalyzer」、さらに人工知能(AI)基盤「SkyAI」を組み合わせ、流通や農業、工場のセンシング、分析予測など幅広い分野へサービスを提供しています。

アラヤ

アラヤは、次世代人工知能の研究開発を進めるとともに、最新のDeep Learning/Machine Learningの技術の実用化を目指し、多数の企業と共同プロジェクトに取り組んでいます。
アラヤが提供するのは、予測結果に至る理由が明らかな、ユーザーにとって分かりやすいモデルです。
画像識別からビッグデータ解析まで、幅広くAIの活用を実現しています。

企業情報:https://amater.as/online/companies/496/
求人情報:アマテラスに登録して求人情報を見る

レトリバ

レトリバは、自然言語処理と機械学習、深層学習をコア技術にサービス開発を行っています。現在はコールセンター向けのサービスにフォーカスし、事業展開を行っています。
自然言語処理、深層学習、機械学習の技術をコアに最先端の技術を取り入れ、情報を”発見”、”整理”そして”分析”するための、主に顧客の声の分析に特化した分析ツール「VoC Analyzer」と、回答支援ツール「Answer Finder」の2つの製品を展開しています。

AIメディカルサービス

AIメディカルサービスは、消化器すなわち「食道・胃~小腸・大腸」に対する「がん関連病変」の内視鏡検査において、専門医の診断を支援するシステムを開発しています。
AIメディカルサービスのテクノロジーは、他の医療分野でも活用できるポテンシャルを有していますが、創業の理念どおり「内視鏡の診断支援」にこだわっています。医療という責任ある現場で本当に使えるものを実現し、世界の患者を救うことに専心します。
※世界初胃がん人工知能拾い上げ論文がGastric Cancer誌に掲載。
※世界初ピロリ菌AI診断論文がEBioMedicine誌(LancetとCellの姉妹誌)に掲載。

まとめ

注目の人工知能AIのベンチャースタートアップ10社を紹介させていただきました。こちら意外にもまだまだ多くのスタートアップが登場しています。
アマテラスでも「AI、ロボティクス、VRのベンチャー企業一覧」で紹介させていただいております。ぜひ御覧ください。

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アマテラス編集部

「次の100年を照らす、100社を創出する」アマテラスの編集部です。スタートアップにまつわる情報をお届けします。