【2023年更新】EC・物流 ベンチャー/スタートアップ企業17選

Amazon、楽天市場などのECモールやネットショップに代表されるEC市場は9年連続で拡大傾向。さらに、コロナ禍のデジタルシフトの影響でますます市場規模が拡大すると予想されます。巣ごもり消費の拡大でEC企業の多くが業績を伸ばす中、アイディアに富んだEC企業に注目が集まっています。そして、そのEC業界を支えているのが物流です。ITによる効率化やドローンによる無人物流など、多様な形で成長しています。
 
今回は、アマテラスが注目しているEC・物流のスタートアップ・ベンチャーを12社紹介いたします。

- 目次 -

世界をもっと身近に ~スターフィールド株式会社(越境・現地カートシステム)~

スターフィールド株式会社

越境・現地ECカートシステム「LaunchCart」を開発・運営しています。越境取引に特化したしシステムで、現地商慣習に合わせ徹底的な現地ローカライズを行っている通販カートシステムです。越境カート・現地ECとして日本企業に最も多く選ばれており、テスト販売から本格参入まで海外販売の全フェーズに対応可能です。多言語CMS、商品管理、顧客管理、受注管理、在庫管理、倉庫連携、効果測定等々、越境ECに必要な機能は全て標準搭載しています。

代表取締役の星野翔太氏は2006年 ベンチャー起業家養成基礎講座で優秀賞受賞。 2007年にスターフィールド株式会社を設立しました。

IT でアパレルのショッピング体験を革新する ~株式会社FABRIC TOKYO(カスタムオーダーのファッションブランド)~

株式会社FABRIC TOKYO

「FABRUC TOKYO」は、オンライン発のカスタムオーダーファッションブランドです。昨今各方面にて、ファッション業界はIT化やイノベーションが遅れていると言われる現状を変え業界に革新を起こすべく、2014年よりカスタムオーダーのファッションECブランド『FABRIC TOKYO』を運営しています。ECサイトを経由して取得する性別や好み、洋服のサイズなどのパーソナルデータを活用し、いつ、何を購入したのかなどの把握を可能にしました。

 代表取締役の森 雄一郎氏は2013年2月にフリマアプリ「メルカリ」の立ち上げに社会人インターンとして参画し山田進太郎氏の元で事業開発を経験。2014年2月にオンライン発のカスタムオーダーファッションレーベル「LaFabric(現在のFABRIC TOKYO)」をリリース。”Fit Your Life”をコンセプトに、顧客一人一人の体型に合う一着だけではなく、一人一人のライフスタイルに合う一着の提供に挑戦しています。

「わたしに似合う」が見つかるファッションレンタルサービス ~株式会社エアークローゼット(ファッションレンタルサービス)~

株式会社エアークローゼット

エアークローゼットは、プロのスタイリストが選んだ洋服が専用ボックスで毎月届く “airCloset” のサービス開発・運営を中心に、IT × ファッション領域での事業拡大を目指しています。月額制で借り放題。お客様のサイズ、好み、挑戦したいスタイルなどを考慮し、プロのスタイリストがお洋服をコーディネートしてお届けするという全く新しいファッションレンタルサービスです。探す、買う、しまう、洗うといった作業なしに、ストレスフリーに「私に似合う」を見つけることができます。

代表取締役の天沼聰氏はWeb/EC業界の将来性を肌で感じると共に、市場における課題を感じ、仲間と共に“新しいライフスタイルを作る“を理念に株式会社ノイエジーク(現株式会社エアークローゼット)を設立。 新しい服との出会い方を提供したいと考え、新感覚オンラインファッションレンタルサービス”airCloset”を運営。EY Entrepreneur Of The Year 2017、JapanVentureAwards2018、デロイト日本テクノロジーFast50にて売り上げ成長率日本第1位など数々の受賞歴があります。

工場直結ジャパンブランド「ファクトリエ」展開 ~ライフスタイルアクセント株式会社(工場直結ファッションブランド)~

ライフスタイルアクセント株式会社

メイドインジャパンの工場直結ファッションブランド「Factelier(ファクトリエ)」を展開し、3%になってしまったメイドインジャパンの国産比率と激減する工場を守るべく新しい流通構造を展開しています。工場と消費者を直接結ぶことで、職員のこだわりを詰め込んだ高品質な商品を適正価格で提供しています。

代表取締役の山田敏夫氏は1917年創業の老舗婦人服店の息子として、日本製の上質で豊かな色合いのメイドインジャパン製品に囲まれて育ちました。大学在学中、フランスへ留学しグッチ・パリ店で勤務。 2012年1月、ライフスタイルアクセント株式会社を設立しました。2018年より経産省「若手デザイナー支援コンソーシアム」の発起人兼毎日ファッション大賞推薦委員を務めています。

30 分以内にお届けするデジタルコンビニアプリ ~株式会社クイックゲット(デジタルコンビニ)~

クイックゲット株式会社

今欲しいものが30分以内に何でも届く、デジタルコンビニ「QuickGet」を運営。アプリから商品を注文・決済すると、自宅にいながら店舗と同等の価格でなんでも手に入れることができます。本格ワインや食事、日用品など何でも品揃えており、あらゆる購買シーンに対応しています。六本木を中心に港区や渋谷区の一部で サービスを運営中です。 

代表取締役の平塚登馬氏は同志社大学在学時の2017年9月に起業。2020年9月に正式リリースのデジタルコンビニ「QuickGet」が都内で急成長中です。

日本最大級のハンドメイドマーケットプレイス ~株式会社クリーマ(ハンドメイドマーケットプレイス)~

株式会社クリーマ

「本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアで大規模な新しい経済権をつくろう」を合言葉に、クリーマはネットとリアルを融合させた様々な事業展開を行っています。マーケットプレイス事業では、月間2000万人以上が訪問する日本最大級のハンドメイドマーケットプレイス「Creema」の企画、開発、運営をしています。2020年11月東証マザーズ上場。 

代表取締役の丸林耕太郎氏は2004年に大手インターネット広告代理店に入社。 2009年に現在の株式会社クリーマを創業しました。

働く機械のグローバルプラットフォームを運営 ~SORABITO株式会社(働く機械のグローバルマーケットプレイス)~

SORABITO株式会社

建築レンタルの営業サポートアプリ「RENTAL APP」と建設機械のオンライン取引所「ALLSTOCKER」の企画、開発、運営を行なっています、「RENTAL APP」 はクラウドベースのため、建機レンタル会社は開発コストを抑えて導入・利用が可能。各社専用のレンタルアプリとして、顧客ごとの対応スピードやサービスの品質の向上を実現します。「ALLSTOCKER」は国内最大級の建機掲載数を誇るECサイトと隔週開催のインターネットオークションを行なっています。ECサイトは24時間365日世界中から建設機械や車両が購入できるマーケットプレイスです。

代表取締役の青木隆幸氏は2011年の東日本大震災をきっかけに起業を決意し、建機流通事業を展開後、2014年に「世界中の明日をつくる」をミッションとしたSORABITO株式会社を設立。

【CEOインタビュー】https://amater.as/article/interview/webapplication-sorabito/

どこに住んでいても、いつでもモノが届く日常を目指して。 ~株式会社かもめや(無人物流プラットフォーム)~

瀬戸内海沖をはじめとした離島が抱える物流・医療問題を、陸・海・空の無人物流ロボット(ドローンなど)を使い、解決するための無人物流プラットフォームの開発を進めているベンチャー企業です。まずは瀬戸内海エリアまたは、五島列島エリア離島1島において、商用サービス提供開始を目標としています。

代表取締役の小野正人氏が香川県男木島にて無人機による物資輸送のプラットフォームを開発するべく創業。2015年に事務所を神奈川県高松市に移転し、2017年株式会社かもめやとして設立し、法人化に至りました。

物流業界の変革を目指す ~CBcloud株式会社(次世代宅配ソリューション)~

CBcloud株式会社

CBcloudは、「物流危機」と呼ばれる社会課題を解決するスタートアップです。 ドライバーの地位向上、待遇改善を通じてドライバー人口を増やし、物流業界を変革するためのプロダクトBtoB,BtoC両面で展開。フリーランスドライバーと荷主を即時につなぐ配送マッチングプラットフォーム「PickGo」をはじめとした様々なプロダクトを開発しています。

代表取締役の松本隆一氏は航空保安大学校を経て国土交通省に入省し、航空管制官として羽田空港に勤務。2013年に退省後、他界した義父の運送業を継ぎ、配送ドライバーを経験したのち同年CBcloud株式会社を設立。

【CEOインタビュー】https://amater.as/article/interview/cbcloud/ 

物流業務をもっと簡単・シンプルに ~株式会社オープンロジ(物流業務アウトソーシングプラットフォーム)~

株式会社オープンロジ

「物流をもっと簡単、シンプルに」というコンセプトで、2014年10月にサービスを開始。急成長するEC市場の多くを占める中小規模の事業者の出荷・在庫管理ニーズを、倉庫の空きスペースを活用して実現するクラウドサービスは、口コミのみで成長し、現在では8000社以上に導入されています。

代表取締役の伊藤秀嗣氏は明治大学卒業、ネットエイジを経て定期購読のECサイト富士山マガジンサービス創業メンバーとして活躍。レガシーな物流領域をもっとオープンに革新したいという思いから2013年12月株式会社オープンロジを設立しました。2021年3月「JAPAN Venture Award2021」の「中小機構理事長賞」を受賞。

クラウド型物流インフラを創造する ~株式会社トランク(クラウド型物流システム)~

株式会社トランク

BtoCカンタン宅配収納サービスの「カラエト」を提供。カラエトは、アプリからワンタッチで集荷依頼ができ、安全・安心の保管場所に保管してくれます。預けた荷物は写真で確認・預けたままでからえとマーケットに出品することもできます。

代表取締役の松﨑早人氏は2000年にIT関係広告コンサル会社を起業。パブリックビューイング単独実施や、オタクにフォーカスしたマーケティングなど媒体にとらわれない斬新な広告手法で評価を得ました。2012年より、外部収納「トランクルームサービス」業界のシステム構築・集客に携わり、2014年、共益資本主義を理念とし“モノ“にフォーカスしたシェアリングプラットフォーム構築に挑戦する株式会社トランクを設立。多数のビジネスコンテスト受賞歴があります。

所有のスタイルを進化させる新コマースの構築 ~株式会社サマリー(スマホ収納サービス)~

株式会社サマリー

Sumallyとサマリーポケットという、ふたつの “モノ” に関するサービスを提供。Sumallyは、洋服やジュエリー、雑貨に至るまで、世界中のありとあらゆる「モノ」に対する、“want(欲しい)” と“have(持っている)” を共有するサービスです。そして、サマリーポケットは「必要なモノは、必要な時だけ手元に。それ以外はポケットの中に。」という、いわば “四次元ポケットがある暮らし” の実現を目指し、2015年9月に立ち上げた新時代の収納サービスです。

代表取締役の山本憲資は 一橋大学商学部卒業後、電通に入社。 その後コンデナスト・ジャパンに転職し、雑誌「GQ JAPAN」にて編集者になりました。 2009年9月にコンデナストを退社後、 翌年2010年4月「Sumally」を設立。
【企業情報】https://amater.as/online/companies/476/
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ブランド体験を最適化する ~しるし株式会社(ブランド支援)~

しるし株式会社

しるし株式会社はブランド戦略提案からツール開発・提供まで、ワンストップでソリューションを提供しているスタートアップで、代表取締役の長井 秀興氏が2021年に設立しました。

ECバーティカルブランドのM&Aコンサルティングでは、ECにおけるカテゴリー市場環境、現在の売上、成長ポテンシャル、ブランドのリスクを調査し、 横行している不正な手法で売上拡大させているブランドか否か、買収後の成長ポテンシャルを適切に評価することができます。このようにしてブランドの付加価値を適切に届けています。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/1183/
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つながりに価値を。 ~株式会社Chai(オンラインショップ開設サービス)~

株式会社Chai

株式会社Chaiはチャットで完結するオンラインショップの開設サービス「BuyChat」を開発するスタートアップで、代表取締役CEOの西澤理花氏が2018年に設立しました。

「BuyChat」は商品の提案・販売、決済、購買後のフォローアップ全てがLINEで完結するチャット型オンラインショップの開設サービスです。チャットツールとして多くの人々に利用されているLINEをショップとして変化させ、最短・最速・シンプルかつシームレスな買い物体験を提供しています。

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物流現場をデータで支える ~株式会社KURANDO(物流オペレーションデータ×DX)~

株式会社KURANDO

株式会社KURANDOは物流オペレーションデータのデジタル化を行うスタートアップで、代表取締役の岡澤一弘氏が2019年に設立しました。

これまで手間がかかり、困難だったデータ取得を支援する「ロジメーター」の提供を開始していて荷主・現場双方の業務を最適化するシステム開発に臨んでいます。物流現場を<真>に支える新たなソリューション提供を通して、物流業界に貢献しています。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/847/
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世のため人のために ~株式会社har(リバースロジスティクス)~

株式会社har

株式会社harはECサイトに「お試し機能」を付与するSaaS「har try(ハルトライ)」を開発・提供するスタートアップで、代表取締役社長の川村北斗氏が2019年に設立しました。

「har try(ハルトライ)」は“試してから購入する”機能をかんたんに実装でき、「顧客とのミスマッチを減らすことで売上を試着で向上させる」サービスです。決済や返品管理、検品、在庫管理などを行い、ECにおいて「商品を自宅で試してから購入する」体験を一般化することを目指しています。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/1119 /
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街中の商品が30分で手元に届く社会を ~株式会社エニキャリ(物流×テクノロジー)~

株式会社エニキャリ

株式会社エニキャリはデリバリー事業の課題に対し、システムと配達両面で総合的な解決策を提供するスタートアップで、代表取締役の小嵜秀信氏が2019年に設立しました。

単なる配達代行ではなく、「企業・店舗の既存ECサイトをデリバリー対応させるシステム提供」や「新規事業としての企画・運営時の販促支援」、「個社独自の注文サイトや配達管理システムの構築」といった多様なソリューションを提供しています。配達代行では直接雇用の管理・教育の行き届いた配達員と、需要予測に基づく配置によって天候の影響を最小限にした他にない「いつでも届く」配達網を実現しています。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/1105 /
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アマテラス編集部

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