建設スタートアップ・ベンチャー企業12選

近年新しいアイデアを形にし、未来の都市や社会を築くために挑戦している建設スタートアップが増えています。これらの革新的なスタートアップは、技術の進化や持続可能性の概念を積極的に取り入れています。本記事では、注目されている建設スタートアップを12社紹介いたします。

新しい価値の創造によって、建設現場を楽で楽しくする。

建ロボテック株式会社

建ロボテック株式会社は建設現場省人化ソリューションの企画・開発・販売を行っている建設スタートアップで、代表取締役社長兼CEOの眞部 達也氏が2013年に設立しました。

省力化ロボット「トモロボシリーズ」は建設工事における単純作業を人の代わりに行う「人とともにはたらく」協働型ロボットソリューションで、現場の作業をより効率的に推進することを可能にしています。省人化・省力化ソリューションを提供することで、建設現場の生産性向上や作業者の負担軽減、「働き方改革」や「より高度な場で職人力を発揮できる環境づくり」を推進し、「世界一ひとにやさしい現場を創る」を実現しています。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/1155/

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地域産業をアップデートする

株式会社クアンド

株式会社クアンドは現場特化型ビデオ通話アプリを提供している建設スタートアップで、代表取締役CEOの下岡 純一郎氏が2017年に設立しました。

SynQ Remote(シンクリモート)は現場の「あれ、これ、それ」が伝わるビデオ通話ツールで、移動時間ゼロで現場調査や検査ができるリモートツールです。複数物件を効率的に管理したり、リモート検査により職人を待たせることなく現場をスムーズにすることを可能にしています。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/1210/

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建設業界をテクノロジーの力でアップデートする

株式会社Polyuse

株式会社Polyuseは建設用3Dプリンタを中心とした建設業界特化型の技術開発及びサービス提供を行うスタートアップで、代表取締役/共同創業者の岩本 卓也氏と大岡 航氏が2019年に設立しました。

国内唯一の建設用3Dプリンタメーカーとして、ハードウェア・ソフトウェア・マテリアルの自社開発を進めつつ、従来施工ではコスト・工期・施工性等々で対応が困難であった施工現場でも活用できる技術を提供しています。これらの建設現場に最適化した技術/構造物及び各品質/施工データは将来のスマートな建設現場の当たり前を創出しています。

技術と現場の垣根をなくす

ローカスブルー株式会社

ローカスブルー株式会社は3Dデータの利活用を促進するスタートアップで、代表取締役の宮谷 聡氏が2019年に設立しました。

オンライン点群処理ソフトウェアの「スキャン・エックス」をリリースし、従来の「ソフトウェアが高額」や「データが重い」等の課題を解決し、誰でも優しく3次元のデータを編集・解析することを可能にしました。この「スキャン・エックス」を通じて世界の産業の業務効率化を始め、社会課題の解決に繋げることを目指します。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/1007/

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建設業で働く人々を不合理から解放する

株式会社CORDER

株式会社CORDERは数量拾い・積算業務の代行サービスを提供しているスタートアップで、代表取締役の田邊健人氏が2021年に設立しました。

積算代行サービス「CORDER」で積算の人材・工数不足を解消。業界水準より低価格でコスト削減を可能にしています。建設業で働く人々を不合理から解放し、全てのプレイヤーが自分の力を最大限発揮できる世界を創ります。

建設 &TECHNOLOGY

株式会社Kenzo

株式会社Kenzoは建設業に特化した受発注プラットフォームの運営を行うスタートアップで、代表取締役社長CEOの青木 陽氏が2020年に設立しました。

提供しているプラットフォーム「建設PAD」は建設業界の業務請負の手間とコストを無くし、 契約書類や注文書、請求書は全てクラウド上で簡単作成、送受信をしています。建設業界の現場とデジタルの共生基盤を構築することでイノベーションを促進しています。

建機レンタル品の今を変える

株式会社Arch

株式会社Archは建機レンタル品のオンライン発注ツールを提供するスタートアップで、代表取締役CEOの松枝 直氏が2021年に設立しました。

建設現場で利用するレンタル品の見積をオンラインで依頼することができ、建機レンタル品コストを削減しています。建機レンタル品にかかわる業務をすべてデジタル化するサービスを提供し、建設業の抱える課題を解決しています。

現場とクラウドの結節点を担う

株式会社SoftRoid

株式会社SoftRoidは建設施工管理サービスを提供するスタートアップで、CEOの野﨑 大幹氏が2020年に設立しました。

建設施工管理サービス「zenshot」は現場に設置した360度カメラを持って歩くだけで、自動で360度現場ビューを作成することができます。これによって管理負担が軽減したり、管理品質が向上することを可能にしています。

人とテクノロジーの力で業界の未来を創る

株式会社グローバ

株式会社グローバは建設業向けクラウドサービスを提供するスタートアップで、代表取締役の小河泰史氏が2014年に設立しました。

完全無料で使える施工管理アプリ「クラフタ」は現場単位で施工情報を一元管理し、パソコンでもスマホでも最新の現場情報が確認できます。人とテクノロジーの力で建設業界の未来を創っています。

3次元データで建設業を変革する

DataLabs株式会社

DataLabs株式会社は3次元データを用いたクラウド型システムの開発・提供を行うスタートアップで、代表取締役CEOの田尻 大介氏が2020年に設立しました。

iPad1台で配筋検査を簡単に3次元配筋検査ツール「Modely」はLiDAR付きのiPad等を活用することで点群データを取得し、その点群データを3次元モデルに変換することで、配筋検査における検査項目の実測値を自動で帳票化することが可能です。

はたらくを楽しく、もっと夢中に。

スパイダープラス株式会社

スパイダープラス株式会社は建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」の開発・販売を行うスタートアップで、代表の伊藤 謙自氏が2000年に設立しました。

建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」はクラウドを使って現場の情報共有をスムーズにし、また写真・電子黒板・図面などをタブレットで管理しペーパーレス化を実現しています。お客様の課題を解決していく喜びや楽しさを通じて、仕事にもっと夢中になれる世の中をつくり続けています。

幸せを築く人を、幸せに。

株式会社アンドパッド

株式会社アンドパッドはクラウド型の建築・建設プロジェクト管理サービスを提供するスタートアップで、代表取締役の稲田武夫氏が2014年に設立しました。

「ANDPAD」は、現場の効率化から経営改善まで一元で管理できるクラウド型の建築・建設プロジェクト管理サービスで、建築業界のDX化をワンプラットフォームで可能にしています。幸せづくりと例えられる建築・建設業を、 テクノロジーの力で後押ししています。

【CEOインタビュー】稲田 武夫氏インタビューはこちら

おわりに

アマテラスが厳選する建設スタートアップを12社紹介させていただきました。これから今までにない新しい建設を造っていく建設スタートアップは、今回紹介した企業以外にもたくさん存在しています。アマテラスでも紹介させていただいておりますので、ぜひ御覧ください。

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アマテラス編集部

「次の100年を照らす、100社を創出する」アマテラスの編集部です。スタートアップにまつわる情報をお届けします。