大企業からスタートアップ転職。『嫁ブロック』にあった時にどう対処すべきか?

このコラムは今まさに大企業からスタートアップへの転職でパートナーからの反対、いわゆる『嫁ブロック』に直面して切羽詰まってしまった方のために書いています。

嫁ブロックについてのネット記事には、
「そうなる前に普段からパートナーとコミュニケーションしましょう」
という既に嫁ブロックにあっている人には手遅れなアドバイスや、
「嫁ブロックにあうような人は本気度が足りない、根回しすら出来ない」
といった苦しむ人にさらに鞭打つような手厳しい意見が散見されます。

大企業からスタートアップへ初めての転職は、初めての結婚やマイホーム購入同様、知らなくて当然ですし、全てをスムーズに進める方が難しいと私は思っています。
多くの人は嫁ブロックにあって初めてその辛さを感じ、救いの手を求めネット検索を始めます。本記事がそんな方の一助になれればと思います。

嫁ブロックは3stepで乗り越える

Step1: 転職のWhy :なぜスタートアップへ転職するのかを説明する。
Step2: 転職のHow :転職後、家族はどのように生きていくかを説明する。
Step3: 転職のWhat:転職で家族は何を得るのかを説明する。

仕事柄たくさんの嫁ブロックを見てきましたが、ブロックを乗り越えてきた方の多くは上記ステップ(Why→How→What)を踏んでいます。
言われてみれば当たり前のプロセスなのですが、撃沈するケースは冷静さを欠き、このステップをすっ飛ばし、いきなり転職の承諾を得ようと押し切ろうとするパターンです。こういう時こそ焦らず、しっかりステップを踏んで話を進めてもらえればと思います。

一般的には、大企業からスタートアップへ転職すると
・年収ダウン
・経済的安定の喪失
・有名企業に勤めているというステータスの喪失
という不都合なファクトが生じます。
これらは家族にとっては受け入れ難い人生のリスクとなり、『嫁ブロック』を発動することになります。

年収やステータスが上がる外資系企業やコンサルティングファーム、格上大企業への転職ならともかく、将来どうなるのかわからない、聞いたこともないスタートアップ企業への転職ですから、パートナーへの説得を甘くみてはいけません。女性の方が人生に現実的です。

私が見てきたパートナー納得事例

嫁ブロック突破した事例をご紹介します。

【Aさん】メガバンク勤務法人営業 → スタートアップ 営業マネジャー 30歳

〔転職のWhy〕
若くして年収1000万円を超えたが、見合ったスキルや能力が身についていない。40-50代のサラリーマン上司を見ていると100年時代を生き抜けるプロフェッショナルとは思えず、そのうちに転職できなくなることが怖い。
資格勉強で得たフィナンシャルスキルや営業経験を活かして裁量ある環境で経験を積みたい。

〔転職のHow〕
年収は下がるが住宅ローンの借り換えも目途がついている。子供がいない今ならなんとかなる。
転職先スタートアップは無名だが、有名VCや大企業が株主になっていて、経営メンバーの経歴も立派なので有望だし安心してほしい。

〔転職のWhat〕
転職先スタートアップの事業は成長分野で、そこで経験を積むことができれば自身の市場価値もあがるだろう。社長に強く共感しており、尊敬できるトップの下で働くのが夢だった。

【Bさん】公認会計士→スタートアップCFO 32歳

〔転職のWhy〕
CPA合格し、監査法人に7年勤務。しかし、今後公認会計士資格はコモディティ化し、将来AIに代替される可能性が高く年収も上がらない。公認会計士のスキルを活かして経営人材、CFOキャリアを目指したい。

〔転職のHow〕
当初年収は半減するかもしれないが、貯金を取り崩して3年は問題なく生活できる。3年で芽が出なければまた監査法人に戻るつもりなので、まずはチャレンジさせてほしい。経済的な迷惑はかけない。

〔転職のWhat〕
転職先スタートアップはまだ小さいが、部長待遇で一年後にはCFO(役員)昇格予定。ストックオプションをもらえるし、2-3年後にはIPOでキャピタルゲインを得られるかもしれない。

いずれも自分の都合だけを押し付けるのではなく、転職の目的から家族のメリットや不安解消まで伝えています。

STEP1:【転職のWhy】「なぜスタートアップへ転職するのか」を説明する

各ステップについて説明していきます。
まず、物事を進める際には“大義”があることで人を巻き込み、話が進みやすくなります。
家族がいるあなたの転職は自分だけのことではなく、どのような大義を掲げるかでパートナーが話を聞く姿勢が変わります。

あなたの転職にはどんな目的がありますか?
その転職にはどんな大義がありますか?

パートナーにスタートアップ転職の話をする際には、まずこの問いに対し、あなたなりの答えを出すことが最初のステップです。

パートナーからすると唐突に
・スタートアップに転職することにした
・年収下がる
・将来?どうなるかわからん
・退職金はない
などと言われて納得できる訳はありません。

パートナーに共感されやすい転職目的は自己実現・キャリアビジョン達成

あなたのことをよく知るパートナーだからこそ、自己実現やキャリアビジョン達成といったポジティブな転職ストーリーであれば理解者になれ、応援してくれる可能性は高いかと思います。
有効な2パターンをご紹介します。

自身の市場価値を上げるため。
例:現勤務先は有名な大企業ではあるが、その分裁量が限られ経験・スキル習得に時間がかかる。40歳前後にようやくマネジャーという状況。
35歳までに会社の看板無しで個人として評価され、人材市場で1500万円程の価値をもつような経営人材になりたい。その為、より裁量があり経験を積める環境で働きたい。家族と安定的により良い生活をする為に、会社にしがみつくより自らの市場価値を上げる必要がある。

やりがい・自己実現のため
例:人気企業に入社したものの、ビジョンへの共感も薄く、「何のために働いているのか」と自問するようになった。大学の研究テーマだった〇〇分野のことが頭から離れない。この分野はこれからの社会的課題解決に繋がり、情熱をもって取り組める。次世代に貢献でき、子供に誇れる仕事をしたい。

このような説明には一定の納得感があり、応援して貰えそうな転職目的かと思います。

他方、会社への不満、現実逃避といったネガティブな理由による転職は応援されづらいかと思います。

「自分にこの会社は合わない」、「上司やメンバーと合わない」。
このような理由は大義とは言えず、ただの逃避であることをパートナーはお見通しです。簡単にはYesと言ってくれないでしょう。

特に人間関係逃避の転職は注意が必要です。確かに日々仕事をする職場の人と合わないというのは辛い状況ですが、人間関係がうまくいかない本当の理由は何でしょうか?少し冷静になって考えてください。真因が曖昧なままに転職しても解決になりません。
「大企業の人と自分は合わない」という人がいますが、だからといってスタートアップの人と合うという保証はありません。

上司と合わないだけなら大企業には異動・転勤という良い制度があるので、それを活用して解決できるかもしれません。全般的に見れば、大企業の人の方が合理的で話がわかる人が多いと思います。
スタートアップは良くも悪くも多様性に富んでいて、カオス度は高いです。そして、小さい組織では転勤という逃げ場はありません。

STEP2:【転職のHow】「転職後、家族はどのように生きていくか」を説明する

次に家族の現実を見据える必要があります。
スタートアップへの転職によってあなた自身の希望は満たせるかもしれませんが、ご家族にとってはネガティブな想像をしてしまうことが一般的です。

参考としてエン・ジャパン社が実施した「家族の転職反対」実態調査アンケート結果をご紹介します。(2018年6月実施、N:879名、35歳以上のユーザー、https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/14398.html)

【調査結果サマリー】
‐5割が家族の転職反対で内定辞退の経験あり。
‐転職を反対した家族は「妻」、転職を反対した理由は「年収が下がる」。
‐家族の転職反対の防止策は「仕事の話以外のコミュニケーション量を増やす」。

このアンケートはベンチャー志望者に限ったアンケートではありませんが、アマテラスユーザーのご家族の反応と大きな差は無い印象です。

嫁ブロックは大きく3つに分かれます。それぞれの事例と対処法を見ていきましょう。

①生活レベル低下不安による嫁ブロック

「子供の教育費」、「住宅ローン」、「生活レベル低下」といった経済的な危惧からの嫁ブロックです。パートナーが専業主婦等で夫への収入依存度が高い場合、特に起こりやすいかと思います。
昨今のスタートアップは資金調達額を大きく増やしており、社員の処遇もかなり改善されていますが、大企業からの転職では年収が下がることが多いです。

【対処フロー】
1) 今後2~3年間の生活に必要な金額を計算する
2) 提示された年収が必要額に対してどういう状況か確認する
3) 年収が必要額に満たなければ、どう解決するかをパートナーと一緒に考える。

必要額と年収差の解決案としては、以下のようなものが多いです。
・住宅ローンを借り換える
・保険を解約する
・生活費を見直す
・副業する
・親から借りる
・パートナーも働く

最近増えているのが、副業で不足分を補うというものです。汎用性の高い専門スキル(ウェブマーケ、採用、広報PR等)を持つ方がスタートアップ企業と業務委託契約することが多くなっており、アマテラスでもそうした副業・フリーランスのマッチングサポートを行っています。必要であればご相談ください。

また、「2年我慢してくれ。それで年収が上がる見込みがなければ、待遇がよいところに転職する」というように、期限を区切ることも有効だと思います。チャレンジ期限をコミットすることで、パートナーの不安が和らぐこともあるかと思います。

ストックオプションを付与される場合、これもパートナーへの説得材料として有効です。
ストックオプションは宝くじのようなもので換金保証はありませんが、「IPOやM&A等により行使できた場合はどのくらいになりそう」と具体的な数字イメージを伝えることでパートナーに希望を与えることになります。

②長時間労働不安による嫁ブロック

あなたへの愛情や家庭への想いが根本にあるのですが、「仕事と家族(私)、どっちが大事なのか?」と迫ってくるパートナーに起こりやすいブロックです。
夫がスタートアップに転じることによって家族との時間がなくなることへの危惧や、長時間労働による夫の健康不安等からブロックに繋がるケースがあります。

しかし、「スタートアップ企業はハードワーク」と考えるパートナーに朗報があります。
働き方改革は大企業だけでなく、上場審査に労務管理が重視されるようになったスタートアップ企業でも進んでいます。私の感覚では、上場が視野に入っているスタートアップの労務環境は上場企業並み(もしくはそれ以上)です。

また、特に若い経営者ほどITリテラシーが高く、業務効率化ツール等の活用に積極的で、合理的・効率的な考えを持っています。
例えば、
・優秀な人材を採用・維持するために残業を出来るだけなしとして、副業OKにする。
・業務効率化ツール(ビジネスチャットツールやオンライン会議サービス、クラウド型電子契約サービス等)を活用して時差出勤やリモート勤務等を可能にし、快適かつ効率的に働いてもらう。

とはいえ、スタートアップの労務問題は経営者の考え方次第ですので、譲れない労務環境や条件があれば入社前にしっかりと伝え、ギャップがないか確認することが大事です。

ギャップがあれば、それは解決可能か、妥協することなく相談してほしいと思います。気になることがあればオファーレターに記載してもらうことも必要でしょう。
もしギャップ解消が難しいと考えるのであれば、辞退した方がよいというのが私の考えです。労務ギャップは早期退職に繋がることが多いからです。

〔対処法フロー〕
1) パートナーが求める労務条件の確認。
– 譲れない条件の確認(土日勤務無し、残業時間上限など)
2)内定承諾前に必ず企業に以下を確認。
– 社員の実際の労務環境はどうなっているか(退勤時間や平均残業時間)
– リモートワークやフレックス等の制度があり、利用されているか
– 生産性向上や労務環境にどのような配慮をしているか
– 離職率や最近の退職理由
3) パートナーの希望条件と実際の労務条件のギャップ確認
4) 気になることがあれば、オファーレターに記載してもらう
5)パートナーの承諾を得てからオファーレターにサイン

細かい労務状況や退職理由等は社長に直接聞きづらいからもしれませんが、その場合は人事や管理部門の人に聞きましょう。

但し、スタートアップに完全ホワイトを期待するのは危険です。特にシード・アーリーなど未成熟フェーズでは想定外のことが起こり、急速に経営が傾くことがあります。そういった非常時にはハードに働くという覚悟と、家族の理解が必要です。

そして、「自分を守るのは自分自身だ」という認識を強くもつことが大切です。
スタートアップに組合など存在しませんし、流されるままに仕事をするうちに気付けば慢性的な長時間労働に陥ることがよくあります。他人任せにするのではなく、自分自身でコントロールする強い気持ちが必要です。

③世間体を気にした嫁ブロック

これが最もやっかいかも知れません。

夫の勤務先の格・ステータスが大事というパートナーは少なくありません。
経済的理由や労務環境が気になると言いながらよくよく聞くと、世間体を気にしていることはよくあります。大企業勤務を誇り、最善と考えるパートナーにとって夫がスタートアップに転職することはまさに青天の霹靂で、嫁ブロックが発動されます。

日々あなたをサポートしてくれるパートナーに感謝し、勤務先のステータスや世間体を気にするパートナーの気持ちを理解することも大切です。
その上で、会社や仕事の実情について説明し、「大企業に居続けることを自分は望んでいない。自身が求められ、活躍できる環境に身を置くことで充実を得て、家族を幸せにできる」という考えを伝え、パートナーに理解してもらう必要があります。

そして、パートナーに『LIFE SHIFT』(リンダ・グラットン著)を渡しましょう。
日本においてサラリーマンの時代は既に終わり、人生100年時代を生き抜くには個人のスキルとプロフェッショナルを磨く必要があります。時代に合わせてスキルやキャリアをシフトしなければ、家族をリスクに晒すことを理解いただけるはずです。

STEP3:【転職のWhat】「転職で家族は何を得るのか」を説明する

経済(生活)レベルが下がったとしても、精神的に幸せになることはできます。
「夫のスタートアップ転職によって、パートナー・家庭にも幸せなことが起こる」ことを約束するのが最後のステップです。

例えば、
☆自分がチャレンジしている姿、夢を語る姿を子供に見せる。
☆子供が大人になる未来を良くする仕事ができる。
☆自分の仕事に誇りを持つ・キャリアの充実が家族に幸せをもたらす。
☆家での愚痴が減る。
など。

最後は自ら意思決定する

女性の方が現実的ですし、頭で理解しても納得しきれずになかなか承諾してくれないこともあります。
しかし、このスタートアップ転職に大義があり、十分に議論を重ね、家族を幸せにする確信を持てるならば、最終的には自らの責任で意思決定をすべきだと思います。

嫁ブロック突破の切り札はスタートアップCEOによる説得

あまりお勧めはしませんが、有効な切り札として『スタートアップCEOにパートナーを説得してもらう』という手があります。

パートナーの不安はスタートアップへの無知や先入観からきていることが少なくありません。当事者であるあなたがスタートアップのことを話しても説得力に欠けるかも知れません。起業したCEO自らが事業への想いやビジョン、参画してほしい理由や処遇について語ることで説得力はぐっと増します。

CEOとパートナーの面談をセットすることが出来れば、私の経験上嫁ブロック突破率はほぼ100%です。但し、その場合は入社後、「嫁ブロックを受けた人」、「鬼嫁がいる人」、「社長に出張らせた人」という良からぬ評判を引っ提げて入社することを覚悟する必要があります。

こうなると難しい嫁ブロックパターン

スタートアップ転職をパートナーに相談した結果、以下のような仕打ちにあった方がいました。
・完全無視
・家事放棄
・「実家に帰る」、「離婚する」と脅される
など。

これは交渉の門戸を閉ざした状態で、いわゆる“こじらせた”パターンです。無理に話を進めようとすると離婚に発展したり、家族崩壊が起こりえます。

家族の幸せを無視して働くことはお勧めできません。
このタイミングでのスタートアップ転職は諦めてパートナー・家族とのコミュニケーションに時間をかけ、次のチャンスに向けて仕切りなおすのがよいかと思います。

「嫁ブロックで辞退します」 はNG!

『嫁ブロック』を理由に内定辞退をする方がいますが、これはNGです。
実際に嫁ブロックにあっていたとしても、その状況を作ったのはあなた自身です。パートナーのせいにするような人はビジネスパーソンとして三流です。
中には自分が決めきれなかった、不安になったことをパートナーのせいにして辞退する方もいるようですが、これは論外です。

選考プロセスで嫁ブロック問題が生じた場合、勇気をもって選考プロセスを止めましょう。
時間がかかると判断したら、企業に時間的猶予を貰えるか相談しましょう。長期戦になりそうならば、嫁ブロックにあることを企業に伝えるのも一つの手かと思います。「家族と話し合うので○日ください。こうなってしまったのは自分の至らなさですが、期限までに説得します」といった説明は誠実に感じます。

嫁ブロックがありながら選考を進め、企業から内定を貰った後にパートナーを理由に辞退することは、真剣に向き合ってくれた企業にもパートナーにも失礼だとご認識下さい。

『嫁ブロック』で家族の意識が変わる

私自身多くの事例を見る中で、『嫁ブロック』は家庭の絆を深めることに繋がり、決してネガティブなものではないと考えています。

ブロックを乗り越えてスタートアップ転職した方々から以下のような声を頂きました。
・中学生の子供から「俺の高校の学費払えるの?私立に行かなくてもいいから、親父は好きなことしなよ」と言われて涙が出た。
・『嫁ブロック』をしていたパートナーが自分の仕事の話を聞くうちに、「私もベンチャー・スタートアップで働きたい」と言い出した。
※その後、パートナーの方も弊社にキャリア相談に来られた時には、私自身も何ともいえない喜びを感じました。

大きな一歩を踏み出した以上は「やるしかない」ということもあり、家族が一枚岩になり、パートナーや子供の経済意識やキャリア意識が研ぎ澄まされる、というのが『嫁ブロック』を乗り越えた方達の共通した傾向です。

スタートアップ転職とそれに伴う『嫁ブロック』は、家族で仕事・キャリアに対する価値観を捉え直す良い機会だと思います。大企業という船を降りるということは、自分の足で人生を歩き始めるアドベンチャーの始まりです。
あなたのキャリアとご家族が幸せに向かうことを心より願っています。

この記事を書いた人

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藤岡 清高

株式会社アマテラス代表取締役社長。iU 情報経営イノベーション大学客員教授。 東京都立大学経済学部卒業後、新卒で住友銀行(現三井住友銀行)に入行。法人営業などに従事した後に退職し、慶應義塾大学大学院経営管理研究科を修了、MBAを取得。 2004年、株式会社ドリームインキュベータに参画し、スタートアップへの投資(ベンチャーキャピタル)、戦略構築、事業立ち上げ、実行支援、経営管理などに携わる。2011年に株式会社アマテラスを創業。 著書:『「一度きりの人生、今の会社で一生働いて終わるのかな?」と迷う人のスタートアップ「転職×副業」術』