会社の特徴
株式会社Lightは、Web3ライブストリーミングサービスの事業(ライブ配信アプリ「palmu」の運営)を行なっております。
ライブストリーミングサービスの中でも、YouTubeやTiktokのライブ配信機能の様な、10万人が同時視聴していても成立する様なメディア要素の強いライブストリーミングではなく、pocochaさんや17さんのような、1人のライバーさんに対して10-100人とかの視聴者さんがいて、全員との同期的なコミュニケーションを中心としたライブストリーミングサービスを展開しております。
◆ライブ配信プラットフォームとコミュニティ
インターネットの登場により、「コミュニティ」というもののあり方が変わりました。
地元のコミュニティだったり、親戚のコミュニティなどのリアルの繋がりを基礎として形成・運営される実名コミュニティから、TwitterやInstagramなどのSNSを主流としたオンライン上で形成・運営され、従来よりも規模が大きいことが多いものに移行してきました。
この新しいコミュニティは、オンライン上での活動を前提とするものであることから、その運営者である企業は世の中の様々な個人の一次情報が得られるようになり、また、ユーザーである個人も、従来の世の中であれば繋がることができなかった人と繋がることができるようになったりと、企業と消費者の双方にとても大きい便益を生みました。しかし、とりわけSNSにより形成されるプラットフォームにおいては、フォロワー数やいいね!といったSNS上の「数字」がとても重要視されるようになり、影響力を持たない多くの人々にとっては居心地の良い場が見つからないようになりました。また、SNS上のコミュニケーションは非同期コミュニケーションが中心であるために、本当の「自分」というものよりも、作り出された見栄えの良い「自分」を演じるようにもなりました。
そこで、新しいコミュニティアプリである、ライブ配信アプリが生まれました。これは、ライバーがライブ配信をすることを通して、従来型のSNSの非同期コミュニケーションではなく、「同期接続」のコミュニケーションを促進するアプリケーションです。
ファンは、ライバーにコメントやギフティングをしますが、これらの行動は、そのライバーが好きで、そのライバーに認められたい、好かれたいという気持ちに基づくだけではなく、先述した様に、そのライバーを中心としたコミュニティが好きで、居心地が良いから、コミュニティに認められたい、という気持ちから行われるという側面もあります。
ライブ配信プラットフォームという同期接続のコミュニケーションの場が生まれたことで、SNSの隆盛により失われつつあったコミュニティが復活し、居心地の良い居場所が生まれるようになってきています。
ここでは、プラットフォーム上での影響力がなくても、自分を演じなくても、自分に合う、居心地の良い場所を探して楽しむことができます。
◆ライブ配信プラットフォームとweb3
また、ブロックチェーン技術を活用したいわゆるweb3には、経済的インセンティブやプロジェクトに対するガバナンス権を有するトークンを、運営者や投資家のみならず、ユーザーを初めとするプロジェクトへの貢献者に付与できるという大きな特徴があります。
従来は、プラットフォーム運営企業とユーザー、ライバーとファンとの間には埋められない溝があり、それにより様々な課題が生じていました。その溝の原因は、経済的インセンティブとガバナンス権が運営に集中していることです。しかしweb3の考え方に基づき設計されたサービスでは、ユーザーやファンにも分散的にそれらが付与できるようになることで、コミュニティがより一層の一体感を持つことが可能となり、既存のライブ配信プラットフォームに存在する様々な課題を解決し得ます。
いわば、真に「ユーザーの、ユーザーによる、ユーザーのための」プラットフォームを目指すことが可能となるわけです。本プロジェクトは、その世界を目指しています。