住宅の残価保証を活用した残価設定型住宅ローンの展開並びに新商品・サービスの開発を担っていただきます。

業務詳細

弊社では、弊社が担う、国の支援を受けたマイホーム借上げ制度で実現可能な収益還元価値に基づいて、長期優良住宅の将来価値（残価）を保証する残価保証の制度を運営しており、これを活用して、三菱UFJ銀行・楽天銀行、大手モーゲージバンクが、弊社が残価保証をする住宅を担保とする住宅ローンに、退職時期以降の住宅ローン返済額を大幅に圧縮したり、住宅ローンの残高で住宅を弊社に買い取ってもらうオプションを付帯させる「残価設定型住宅ローン」を導入しています。この9月からは、当初に残価設定型住宅ローンを借りない場合に、その後残価設定型住宅ローンに借り換える場合には再度査定することなく残価保証が得られる権利を証明する住宅に対して発行する新たな仕組みも導入済です。
現在、住宅メーカー大手6社や中堅住宅メーカー1社が制度を導入済で、来春に向けては一般工務店の施工する長期優良住宅についても対応を開始します。
長期優良住宅（いわゆる100年住宅）は良質な社会資本ストック形成のために国が推進する認定制度で、住宅生産団体連合会に所属する住宅事業者（公称5万社、団体の重複を考慮しても数万社）については施行するする住宅の9割以上が認定を取得するようになっており、日本全体でも戸建住宅の3割超が認定を受けています。
ここ数年住宅価格の高騰が著しく、住団連の調査では戸建注文住宅にかかる住宅ローン借入額は、2000年の2630万円から5860万円と、倍近くに増加、これに伴い借入期間も35年から40年、50年と超長期化が進んでおり、70歳、80歳までローン返済が続く人も増えています。こうした中、ローンの老後返済懸念や将来のライフチェンジに借入れ時点から備える残価設定型住宅ローンの需要は今後拡大することが見込まれます。
このため、弊社は国交省とも緊密に連携をしながら、制度の普及／拡大／発展をめざします。
さて、弊社はここまで残価保証制度の導入を住宅事業者に働きかけてきましたが、これを活用した残価設定型住宅ローンの導入先は上述のように限られているため、今後取扱金融機関を他のメガバンクや地域金融機関等に広げたいと考えております。しかし、住宅の将来価値を保証する残価保証には高度なリスク管理のノウハウが用いられており、これを個々の金融機関の住宅ローン商品や取組方針等に応じて的確に説明して導入を推進するには、相応の経験と専門性が必要です。
ただし、他に類のない仕組みである一方、一定の経験と素養のある方であれば十分に理解ができるものですので、住宅金融の分野で専門性を高め、残価保証を活用して今後金融機関に対して新しい商品やサービスを提案したいという意欲のある方を採用して、丁寧に育成したいと考えています。

求める人物像

住宅ローンを取り扱う金融機関（民間金融機関、住宅金融支援機構等の公的住宅金融機関、モーゲージバンク等）での、商品企画、営業等の経験。
（必須ではないが望ましいスキル）　契約の交渉、約款の整備やそれに必要な法務知識、融資実務等の金融知識。
（必須ではないが望ましいスキル）　excelを用いたキャッシュフローのシミュレーション等。
なによりも、新しい仕組みについて丁寧にかつ前向きに学ぼうという意欲のある方。
顧客のニーズに基づいて新しい商品やサービスを考えることが楽しい方。一方で、金融機関や住宅事業者のビジネスニーズとの一致点を探るバランス感覚のある方。
金融機関等との対外的な窓口機能や交渉をお願いすることになりますので、対人関係にストレスを感じたり内務のみを希望されるという方は向きません。

募集情報