世界の光学テクノロジーブランドを目指そう
サイエンスエッジは、最先端の光学技術と顕微鏡技術で、
革新的な光計測装置やソフトウェアを開発する日本のスタートアップです。
2015 年に創業し、光計測機器・分光顕微鏡を中心とした理化学機器を開発、大学や民間企業への販売を行なうメーカーです。
ともに大阪大学出身の内山知也(CEO)と太田泰輔(CTO)で共同経営をしています。従業員は中堅・若手のエンジニア3名で、そ…
京都府
⚫︎ 地球規模の課題に新たな解決策を
21世紀の人類が直面する最重要の危機要因として、地球温暖化とともに生物多様性の喪失が世界中で懸念されています。どちらの課題も、20世紀末から科学者たちが盛んに警鐘を鳴らしてきましたが、刻一刻と状況が切迫しつつあるという共通認識が、急速に私たちの社会で拡がってきています。
地球温暖化対策としての脱炭素の取り組みは、「問題の社会的認識」の段階から「政治・経済面を含むリスク評価」を経て、「目標達成に向けた全方位的な取り組みの実装」の段階へと進展しています。生物多様性喪失の危機についても、こうした発展段階を経た動きで世界各国が連携しつつあります。地球上の生態系を回復させていく「ネイチャー・ポジティブ」社会の実現に向けて、取り組みを拡大していくことが望まれています。
多様な生物たちは、食糧生産・健康・防災・環境浄化・資源循環・心理的充足といった面において、私たちの生活を支えています。しかし、40億年近くもの時を経て地球上で進化してきた生物たちの機能が、現在、地球上から急速に失われつつあります。
こうした生物多様性の危機について国際社会における共通認識が構築された現在、社会・経済活動に伴うリスクを評価することが必須となってきています。その次のステップとして、具体的な科学技術的解決策が開発されるとともに、迅速に社会実装される必要があります。
サンリット・シードリングスは、広範な科学領域の技術を融合することで生物多様性が秘める機能を解明し、情報と実技術の両面から、持続可能型の産業を設計していきます。これまで光の当たっていなかった生物機能を活用した資源循環型技術を農業および環境分野に提供することで、「生物多様性を活かした産業活動」と「生物多様性が結果として保全されるしくみ」が成立する地球社会を目指していきます。
【当社の取り組み】
従来の農業および生物工学では、個々の生物種の性質や機能に着目した利用法が模索されてきました。しかし、単独で生きる生物はいません。それぞれの生物種のゲノムには、多種との関わり合いを通じて進化してきた性質が刻まれています。そのため、生態系レベルの状態を把握することが、生物がもたらしてくれる機能を最大化し、順応的に管理していくための一番の近道になります。
DNA分析技術が発展した現代、生物種に関する膨大なデータを取得できるようになってきました。私たちはゲノム科学や情報科学の技術を統合した上で、生物種どうしの複雑な関係性をネットワークとして読み解き、生態系のシステムとしての振る舞いをデータベース化しています。
生物多様性と生態系を読み解くこの新たな技術群は、広範な産業分野において経済活動の持続可能性を高めていくと期待されます。例えば、これまで「ブラックボックス」とされてきた土壌生物叢の動態を分析すれば、対象とする農地の病害発生リスクや、微生物によって作物に肥料が供給されるポテンシャルを評価することができます。また、土壌生態系内で中核的な役割を果たす共生微生物種を特定し、資源化することで、肥料利用効率の高い農地へと誘導することができると期待されます。
こうした、「生態系の全体像を俯瞰する」技術は、養殖システムの管理や劣化した自然生態系の再生、都市緑地の設計、創薬リソースの探索といった領域に水平展開することで、生物多様性の機能を活かした持続可能型産業の裾野を拡げていきます。生物多様性が経済活動の根幹で注目される社会を実現することで、健全な生態系が引き継がれていく地球の将来を目指していきます。
【技術紹介】
① 生態系の状態分析
対象とする農林地等で調査を実施した上で、採取したサンプルをDNA分析し、生物種の多様性に関する膨大な情報を取得します。その上で、生態学・統計学・微生物学等を融合した分析を実施し、生態系の状態を診断するとともに、適切な管理を行うための管理手法を提案します。
②生態系内の「コア」分析
上記の生態系データにネットワーク科学や機械学習(人工知能)を基に開発した分析技術を適用し、生態系内で中核的な役割を担っている「コア生物種」を特定します。これまで「ブラックボックス」とされてきた生物間の複雑な関係性を読み解くことで、資源利用効率の高い循環型の生産システムを実装する鍵を見出します。
③有用生物の探索と資源化
生物多様性と生態系に関する膨大なデータを基に、生物資源を効率的に探索します。どういった生態系に新たな生物資源となる生物種が生息しているのか分析した上で、社内で蓄積した微生物学のノウハウを基に、最適な単離培養条件を見出します。農林水産業・環境・工業・創薬分野における新たな生物資源の開拓を通じ、SDGsに沿う新規事業開発に貢献します。
『生物多様性科学で描く地球の未来』
地球上には、多様な生命が息づいています。庭先で私たちの目を楽しませてくれる鳥や、サバンナの大型の哺乳類、熱帯雨林の多様な植物たちだけではなく、さまざまな昆虫や菌類、細菌類、原生生物たちが生態系内で関わり合い、生態系を形作っています。こうした生物多様性を未来の世代へと受け継いでいくことこそ21世紀の人類にとっての大きな挑戦と言えるでしょう。
生物多様性は、人類が一方的に守るべき対象ではありません。多様な生物たちによって、人類の生存や快適な暮らしが支えられています。生態学やゲノム科学、情報科学の発展によって、私たち人類は、生物多様性に関する膨大な情報を手にすることができるようになりました。そうした科学の発展によって、生物多様性が持続可能な食糧供給や地球環境の安定化において非常に重要な役割を担っていることが次々に明らかになってきています。
私たちは、こうした生態系がもたらす恵みに新たな光を当てるため、科学における多様な専門分野を融合し、人類共通の課題に取り組んでいます。生態系を深く知り、多様な生物たちがもたらす価値を最大化・最適化することによって、生物多様性が自然と未来の地球に引き継がれていく世界を実現していきます。
【私たちのミッション】
1.地球上の生態系・生物多様性・資源循環を客観的に把握する
2.人類が直面せざるを得ない中長期的課題から、バックキャストで科学的解決手段を構築する
3.その具体的技術が経済的なインセンティブとともに社会実装される動きを加速する
野外調査から地球上の生物多様性と生態系の構造を俯瞰する生態学、生物機能をDNA情報から読み解くゲノム科学、ビッグデータを基にシステム全体の構造を解き明かすネットワーク科学。
この3つの領域を基盤とした統合的な科学アプローチで、地球規模の課題を解決する新しい戦略と技術を提供し、持続可能な産業の実装や新規事業開発をサポートしていきます。
会社名 | サンリット・シードリングス株式会社 |
---|---|
代表者名 | 代表取締役(CEO) 石川奏太 |
所在地 | 京都府 |
会社URL | https://www.sunlitseedlings.com/ |
設立 | 2020年 |
従業員数 | 11 〜 30人 |
ファイナンス情報 | ファイナンス情報を閲覧いただくには 会員登録 が必要となります。 |
代表取締役(CEO) 石川奏太
筑波大学大学院生物科学専攻修了、博士(理学)
同大にてコンピューターサイエンス専攻修了、修士(工学)
筑波大研究員を経てJSPS特別研究員、仏パスツール研/東京大学大学院生物情報科学科にてウィルスを中心としたバイオインフォマティクス研究に従事
取締役(CSO) 東樹 宏和
京都大学理学部卒業、同理学研究科修士課程修了、九州大学大学院にて博士号(理学)。日本学術振興会特別研究員(SPD;産業技術総合研究所)を経て京都大学白眉センター特定助教、スタンフォード大学生物学部Visiting Scholar、科学技術振興機構さきがけ研究者(兼任)、京都大学生態学研究センター准教授等を経て、京都大学大学院生命科学研究科教授(現職)。生態学・進化学・昆虫学・微生物学から分子生物学やネットワーク科学に研究を展開。日本生態学会理事等を歴任。受賞歴・称号に日本生態学会宮地賞、文部科学大臣表彰 若手科学者、京都大学白眉研究者、HFSP (Human Frontier Science Program) Awards 2019等。
取締役(CFO) 改森 由紀子
りそな銀行にて市場調査、システム開発に従事後、ゼネラル・エレクトリック社の不動産投資部門(GE Real Estate)に入社。東日本アセット統括責任者として組織運営、市場・財務分析、戦略立案に従事し、38億ドルの資産を運用。またオンブズパーソンとしてコンプライアンスと企業のインテグリティに貢献。
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スタートアップに出会おう。成長性のあるスタートアップ・ベンチャーのみを掲載
サイエンスエッジは、最先端の光学技術と顕微鏡技術で、
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2015 年に創業し、光計測機器・分光顕微鏡を中心とした理化学機器を開発、大学や民間企業への販売を行なうメーカーです。
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|事業内容
ジスルフィドリッチペプチドをベースとした新規な医薬品・農薬・バイオケミカルの研究開発
当社は、DRPを大腸菌のペリプラズム空間内に発現し正しい構造にフォールディングさせた後、培養液中にDRPを分泌させる技術Super Secrete法を日本の化学会社と共同で開発しています。一般的に、大腸菌はペプチドやタンパク質を培養液中に分泌できませんが、Super Secrete法では特…
当社は、2021年11月に設立した東京大学工学部発のテクノロジーベンチャー企業です。
次世代の半導体に無くてはならない素材の研究開発・製造・販売で自動運転、AI、5G/6Gなど「より豊かな世界を創造し、人類のために最大たる貢献」を目指しております。
デジタルトランスフォーメーションへの変革が加速し、これまで以上に半導体の必要性・重要性が高まってくる中で、当社独自の技術を駆使し、分野を問わず半導体の飛躍的な成長に貢献致します。
【募集の背景】
2023年に第2回目の資金調達を行い、累計18.5億円の資金調達を実施致しました。
更なる事業拡大に向けて社内体制を強化していく事を目的とし、グローバルで共創できる重要な役割にてご活躍いただける方を募集する運びとなりました。
【事業の成長性】
20…
グローバルとテクノロジーに特化したスタートアップ支援企業。日本最大級のイノベーションセンターであるCIC Tokyoを拠点として、(1)テクノロジーを持ったスタートアップの支援プログラム運営、(2)国内外のスタートアップの海外展開プログラム運営、(3)イノベーションやスタートアップに関わるコンサルティング、(4)ライフサイエンス、環境エネルギー、フードテック、宇宙などの分野で…
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