世界中の創造力と教室をつなぐEdTechプログラム

株式会社Inspire High

SaaS / EdTech

東京都

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会社の特徴

Inspire High(インスパイア・ハイ)は、世界中の創造力と10代をつなぐEdTechスタートアップです。

私たちのプロダクトは、中学校・高校に対して届け、先生と生徒に授業の中で活用されています。
プロダクトを通じて、10代に、世界を広げるインスピレーションや他の人の価値観・考えに触れ、自分自身への理解を深め、大人になっても残っていくような人生の軸をつくっていく機会を届けています。

■Inspire High プロダクト紹介動画
独自のシステムを使い、「世界中の多様な大人の生き方・考えに触れ、考え、自分の意見を表現し、全国の同世代と学校を超えて共有し、お互いに刺激し合う」という新しい学びの体験をつくっていることが特徴です。
https://youtu.be/3aQmSTsoDs8?si=RZ25pyGdRQ3KEjCG


■ 事業の背景・特徴
少子高齢化や人口減少、終身雇用制度見直し、AIの発達など、変化が激しく予測困難な時代。
一方で国内の教育システムは未だ私たちが10代のときから変わりきっていない傾向にあります。
その結果、諸外国と比較すると、日本の若者は将来への希望や社会変革に対する意識が低いことが課題としてあげられます。
こうした若者の意識変革には、特に中学校や高校が担う役割は大きいものの、教員の働き方改革が叫ばれる中で、もはや学校だけで正解のない新たな教育の形を模索することが難しい状況にあります。
また、地域や経済状況によって機会格差が発生していることは想像に難くないことかと思います。
学校教育が現状のままであった場合、日本の成長は停滞し、世界からさらに取り残されてしまうかもしれません。
これからの「社会で必要な力」を育むため、今の社会の最前にいる大人たちの視点やテクノロジーを教育に活かすことで、変えられる未来があるのではないか?

そんなことを考えながら、以下のようなポジティブな社会的な変化を味方につけつつ、今の10代が未来を幸せに歩めるよう、事業を行っています。

ポジティブな社会的な変化例:
・学校内でのITやオンライン環境の普及。(75%以上の生徒が1人1台端末を持っています)
・文科省の方針として、知識の詰め込みだけでなく思考力・表現力をはじめとした"生きる力"を育むことが打ち出され、「探究学習」という自分の興味関心や社会への関心を深めるような必修教科ができたこと。
・大学受験も推薦入試が50%程度と、経験や自分の考えをもとに、何を大学で学びたいかが重視されるようになりつつあること。


■ 10代の今の環境とInspire High
10代をとりまく環境は、オンライン・SNSの普及と共に大きく変化しているものの、実際には限られた情報にしか触れる機会がなく、大人の私たちから見ると閉じてられている側面もあるのが実情と捉えています。
その中で、住んでいる地域や周囲の大人たち、学校の特徴などによって、同じ10代であっても得られる情報や機会に格差があると実感しています。

一方で、最初の機会がつかめれば、学校の外には数多くの課外活動プログラムや奨学金などが用意されています。コロナ禍を経て、地域の差なく参加できるオンラインプログラムも複数できています。

Inspire Highは、まず最初の一歩が踏み出せるように、インスピレーションを届けつつ、変化を促していくことを目的としたプロダクトです。

ロールモデルとなるような大人たちから広い世界の情報を届けていく他、自己理解を深め、自分の土台を作っていくことで、より変化を自分のものにできるように設計しています。
また、授業の中であらゆる10代に届けられるように、先生の負荷なく授業で活用いただける力を入れています。
このプロダクトを国内外で届けていくことで世界中の10代をインスパイアし、彼らのWell-beingな未来に繋げていきたいと考えています。


■先生はInspire Highを使うと、どんな授業ができるのか?
世界中で活躍する大人たちの多様な生き方や価値観・社会課題に触れ、「答えのない問い」に挑戦することで、自己理解/表現力を養うと同時に、全国の10代と意見を共有することで、他者を知る心も育む機会をつくる授業ができます。


■具体的にはどんなプログラムがあるのか?
起業家、科学者、ロボット開発者、漁師、消防士、映画監督、ファッションデザイナーなど多様な方々に登場いただき、問いに向き合うプログラムがあります。

台湾デジタル担当大臣オードリー・タンと考える「社会はどう変えられる?」
詩人 谷川俊太郎と考える「言葉ってなんだろう?」
マサイ族長老と考える「アイデンティティってなんだろう?」
国連職員と考える「平和ってなんだろう?」
失敗研究者と考える「失敗は怖いもの?」

他に、自分自身の問いをつくり、深めていき、自分の将来やりたいこと・進路に繋げるプログラムも提供をしています。

  
■どんな授業時間で使うの?
主に、2022年度から必修となった「総合的な探究の時間(※)」のなかで活用されています。
この時間は、変化の激しい社会に対応して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標にして設定されているものです。
その時間に限らず、Inspire Highは幅広く学校の教育目標や方針、育てたい生徒像などにあわせて活用できることも特徴。
「道徳」「公共」「英語」などの授業や、キャリア教育・SDGs教育など、営業メンバーのヒアリングや提案によって多様な活用の道がつくられています。
※高校での必修化。中学校においては総合的な学習の時間ですが、中身としては探究学習が実施されています。

活用している学校事例:
https://note.com/inspirehigh/



■連携・受賞歴など
長野県教育委員会、熊本市教育委員会、福島県教育委員会、渋谷区教育委員会との連携協定締結
渋谷区立中学校に全校導入(2024年度)
Forbes JAPAN「NEXT100」に代表の杉浦が選出
2021年日本e-Learning大賞 経済産業大臣賞 受賞
HundreEd Award 2023年注目の教育プログラム 100選出
Global EdTech Startup Award 日本大会最優秀賞受賞
NHK主催・国際教育コンテンツグランプリ「日本賞」でデジタル部門ファイナリスト

■資金調達
シリーズAラウンドとして総額約4.5億円の資金調達を実施済み(2023年12月)
https://www.inspirehigh.com/news/07b12b30-9efd-11ee-9187-fbfe8c8aa775



■今後の展望について
現在5期目の事業。
今後数年は、国内での利用校拡大と海外展開のプロトタイプを行っていきます。
現在毎年200%成長中ですが、全国の学校数は約1万6000校なのでここからがさらなる拡大期。
全国の中学校・高校へ広げることで、地域や経済格差によらず、自分らしい人生を描けるようなきっかけを届けていきたいと考えています。

また、国内での成長と並行して、海外展開の準備も行なっており、最近もアメリカの中学校でトライアル利用が開始。国内外で10代が活用することで、言語の壁も超えて自分たちの意見交換をできるようにし、どんな学校のどんな先生の授業からでも、簡単に世界中の人たちと学び合うことができる世界を作りたいと考えています。

将来的な上場も目指しています。

VISION

Inspire Highのビジョン
一人ひとりのウェルビーイングと世界平和の実現

Inspire Highのミッション
世界中の10代をインスパイアする

---
人生を振り返ったときに、
「あのとき、あの人に、あの作品に、あの本に出会わなかったら、今の自分はないかもしれない」という経験、誰もがあるのではないでしょうか?

最近の脳科学の研究では、脳内可塑性(脳の変化しやすさ)が最も高いのは、人生において、0〜5歳と13〜19歳と言われています。人格形成において、よい経験は大きくポジティブにはたらき、悪い経験は大きくネガティブにはたらく期間なのだそうです。 ※1

インスパイアハイの対象であるこの10代の若者はいま、どんな日常を送っているでしょうか? 学校、家庭、塾など、自分の視野を広げてくれるきっかけは、けして多いとは言えない状況かもしれません。同じ基準で比べられ、勝ち負けを競いあう窮屈な日常が、そこにはあるかもしれません。

自分らしい生き方とは、どんなものか?

将来の人生に最も影響を受けやすいこの期間に、さまざまなインスピレーションを手にしてもらいたい。それがきっかけとなり、その後の人生を自分のものにしていってもらいたい。それが私たちの願いです。


まして、AI時代、少子高齢化、終身雇用制度見直し、副業・複業など、課題先進国であるここ日本では、これからの21世紀を生きるために、より豊かな知性と広い視野が必要です。

そのためインスパイアハイでは、アーティスト、ビジネスリーダー、アスリート、研究者など、それぞれの道で人生を楽しんでいる人たちとの出会いを提供します。受験の役に立つかはわかりませんが、人生の役に立つ。そういうサービスでありたいと思います。

世界的にインスピレーションに関する研究は、まだ日が浅いです。2003年に心理学者のトッド・スラッシュ博士とアンドリュー・エリオット博士が出した研究結果では、インスピレーションを受けた人には、3つの共通点があるとされています。※2

「未知の経験や存在にオープンで変化に柔軟な人」
「自尊心や自己肯定感を持ちチャレンジできる人」
「人生を創造的に楽しむことができる人」

こうしたインスパイアされた人(Inspired Individuals)で世界があふれたら、お互いに競い合うのではなく自分らしく生きる人が増え、無意味な争いや差別はなくなり、私たちが生きるこの世界の未来は、よりよい場所になると信じています。

Expand Your Horizons.
自分の世界を広げよう。

会社概要

会社名 株式会社Inspire High
代表者名 代表取締役 杉浦太一
所在地 東京都
会社URL https://www.inspirehigh.com/
設立 2019年
従業員数 11 〜 30人
ファイナンス情報 ファイナンス情報を閲覧いただくには 会員登録 が必要となります。

主要メンバー紹介

杉浦太一

代表取締役 杉浦太一

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東京都出身。大学在学時にCINRAを創業し、2006年株式会社化、代表取締役に就任。『CINRA.NET』などの自社メディアの事業運営や、官公庁や地方自治体、大手企業のブランディングやマーケティングに従事。2020年、Inspire Highを立ち上げ分社化。Business Insider主催『BEYOND MILLENNIALS2021』の「Culture x Business」部門でグランプリや、2023年Forbesの『NEXT100』受賞。好きな言葉は想像力。

小松 奈央

COO 小松 奈央

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東京都出身。高校で国際問題を、大学でメディアやジャーナリズムを学ぶ。卒業後、広告代理店でデジタルマーケティングやプロモーションに従事。イギリス留学、フィリピンの多国籍スタートアップでのプロダクトおよび組織マネジメントを経てCINRAに入社。高校時代から抱く社会に対する想いから「想像力を軸に世界の分断を無くしたい」という杉浦の構想に共感し、Inspire High立ち上げから携わる。

松原 正弥

中高事業部 営業企画 松原 正弥

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大阪府出身。物理学を専攻し大学院を修了。高等教育機関向けの学生募集・広報支援に携わる。教育のあり方を模索する中で、Inspire Highに共感し、猛アプローチ。2020年4月に無事入社。全国の学校にインスピレーションを届けるべく、導入提案から活用支援まで幅広く担当。

松井 麻悠子

中高事業部 東日本グループ マネージャー 松井 麻悠子

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大阪府出身。大学時代は小中学生に自然体験学習を企画提供するボランティア活動に携わる。情報メディア学科卒業後は「非日常 × 体験商材」に特化したECサイトのベンチャーに就職。食・美・旅・エンタメ業界の集客支援やコラボイベントを推進。自ら働きかけることで生まれる“ 新たな繋がり ”にやりがいを感じる。Inspire Highの世界観に共感し、より一層業界を横断して企業成長に貢献したいと思い入社。

濱田 智

Tech Lead 濱田 智

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Inspire High テクニカルディレクター。2011年にCEO・杉浦の別会社、CINRAに入社。以降、CINRA.JOBやCINRA.NETを含む自社サービスのシステム設計を手掛けるのと同時に、早稲田大学の大規模リニューアル構想や、リクルートの新卒サイトなど、数多くの受託案件に携わる。大学では教育哲学を専攻したこともあり、これからの教育への関心をもち、2019年よりInspire Highの立ち上げにジョイン。サービスのグロースと仕様設計を担当。映画、音楽、ゲームなどカルチャー全般に精通。

干場 清裕

Product Manager / Creative Director 干場 清裕

詳細を見る

富山県出身。2018年、CEO・杉浦の別会社のCINRA入社。プランナーとしてデジタルプロモーションや企業ブランディングに従事。その後、立ち上げからInspire Highにジョイン。UI/UX設計を中心に、映像やグラフィックなどクリエイティブ全般を担当。

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