【厳選】エンジニア出身社長が経営するスタートアップ企業10選

先日、FacebookがMetaと社名を変更しましたが、その創始者、マーク・ザッカーバーグは世界的エンジニア出身社長の1人です。量子、AI、5Gといった新たな技術が次々と登場し、コロナ禍と相まって、これら技術を駆使したサービスの実用化も増えています。そのような社会で、高いITの知識やプログラミングスキルを持ったエンジニア出身社長の活躍はますます期待されます。

今回は、数多くあるエンジニア出身社長が経営するスタートアップ企業の中から、アマテラスが厳選した10社を紹介いたします。

- 目次 -

量子スタートアップ

社会の不可能の壁を傑出した技術で超越する ~株式会社QunaSys(量子コンピューを用いたソフトウェア開発)~

株式会社QunaSys(キュナシス)

QunaSys(キュナシス)は代表取締役の楊天任氏によって設立された、量子コンピューターを用いたソフトウェア開発など手がけるをスタートアップ企業です。
楊天任氏は東京大学大学院情報理工学系研究科に入学後、ミュンヘン工科大学マネジメント専攻に交換留学。留学終了間際「ニューフロンティアと呼ばれるアフリカを自分の目で見てみたい」とケニアに向かい、ケニアにて現地企業のインターンを経験。そこで日本人投資家に偶然出会い、量子コンピューター関連のベンチャー企業への興味を持ちました。これをきっかけに、留学からの帰国後、量子技術の実用化を加速させるべくQunaSysを創業しました。

QunaSysでは、量子技術分野の第一線で活躍するメンバーとアドバイザーチームが、量子コンピュータを実用化するための技術やソフトウェアの研究・開発を行っています。また、量子コンピュータを用いた量子化学計算手法がまとまっているクラウドサービス「QunaSys Qamuy」を展開しています。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/716/
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AIスタートアップ

Towards the Next Innovation with the Power of AI ~株式会社 イライザ(リテールテック・自然言語処理サービス開発)~

株式会社 イライザ

イライザは、「未踏の領域で、あたりまえを創る」ことを理念として掲げる東京大学・松尾研究室発のDeep Learningを軸としたAIプロフェッショナル集団です。
代表取締役の曽根岡侑也氏は、東大大学院工学系研究にてAI研究の第一人者、松尾豊教授の研究室に所属し、修士課程修了後は松尾研究室のスタッフとして残りました。その後、研究室のプロジェクトに参加していた現CTO垣内弘太氏と2人で共同創業しました。

イライザはリテールテック・自然言語処理(NLP)の2領域にフォーカスして、「研究開発」・「共同研究」・「サービス開発」の3つの活動を行っています。自然言語処理領域では、日本語特化の自然言語処理エンジン「ELYZA Brain」と文章要約AI「ELYZA DIGEST」を提供しています。また、リテールテック領域でも、小売業に特化した研究開発を行い、推薦エンジン、需要予測、ダイナミックプライシングなどのソリューションを提供しています。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/764/
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先端技術を応用し、労働環境の向上へ ~株式会社Lightblue Technology株式会社(Human Sensing AIの開発)~

株式会社Lightblue Technology(ライトブルーテクノロジー)

Lightblue Technology(ライトブルーテクノロジー)は最先端技術の最速実装、大衆化を目指す東京大学発スタートアップです。
代表取締役の園田亜斗夢氏は東京大学工学部卒業し、現在は東京大学大学院工学系研究科博士課程に在学しています。AIの社会実装、レコメンダーシステムの研究を行い、ビジネスコンテスト優勝、受賞歴も多数あります。

Lightblue Technologyは、人にフォーカスした画像解析「Human Sensing」によって人の活動を数値データ化&見える化することにより、業務効率の改善や安全性向上を短期間でかつ容易に実現できるソリューションを提供しています。また、情報抽出に特化した言語処理AI「Texta」はweb会議向け議事録作成支援ツールとして会議内容のリアルタイムでの記録や会議議事録の作成時間短縮、業務効率化を可能にします。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/909/
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実世界のあらゆる情報をソフトウエアで扱えるようにする ~Idein株式会社(エッジAIプラットフォームの開発)~

Idein株式会社(イデイン)

株式会社Idein(イデイン)は安価な汎用デバイス上での深層学習推論の高速化を実現した、世界にも類を見ない高い技術力を有するスタートアップ企業です。
代表取締役の中村晃一氏は東京大学情報理工学系研究科コンピューター科学専攻博士課程を退学しIdein株式会社を設立。大学では主に高性能計算のための最適化コンパイラー技術を研究していました。また、2018年には半導体大手の英ARM社から「ARM Innovator」に日本人として初めて選ばれました。

Ideinが開発する「Actcast」は、エッジコンピューティングによって、高度なAI解析を利用したIoTシステムを手軽に安価に構築できる 開発者向け Platform as a Service (PaaS) です。エッジコンピューティング技術によってデータ転送やサーバーのコストを劇的に下げるとともに、プライバシーと機密情報の漏洩リスクを減らします。安価で小型なコンピュータとして人気のあるRaspberry Piを最初のエッジデバイスとしてサポートします。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/747/
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CEOインタビュー:https://amater.as/article/interview/idein/

IoTスタートアップ

Happy Hacking Life ~H2L株式会社 (電気刺激装置、Bodysharingの開発)~

 H2L株式会社(エイチツーエル)

 H2L(エイチツーエル)はBodySharing技術により、世界中の人々の人生経験を豊かにするIoTスタートアップです。
代表取締役の玉城絵美氏は琉球大学工学部情報工学科を卒業したのち、筑波大学大学院システム情報工学研究科、東京大学大学院学際情報学府でロボットやヒューマンインターフェースの研究を行いました。東京大学総長賞などの受賞歴があります。また、コンピュータから人間の手を制御するPossessedHandの研究開発は、TIME誌の「50 Best Inventions」に選出されました。

H2Lでは、ジェスチャ入出力装置「UnlimitedHand」やジェスチャ入力に特化したウェアラブルコントローラ「FirstVR」などのハードウェア開発からB2Bソフトとウェアまで高い技術力で世界に挑戦しています。未来感のある独自技術を保持しており、世界中のメディアに取り上げられている企業です。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/948/
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“a project to prove o ne’s delight” ~株式会社アプトポッド(IoTプラットフォーム・ソリューションの開発)~

株式会社アプトポッド

アプトポッドは、日本のIoT、M2Mを牽引するテクノロジーカンパニーです。
代表取締役の坂本淳一氏はプログラミングのアルバイトを経験したのち、大手外資系ソフトウェアベンダーのプロダクトマーケティングなどで活躍しました。2006年にアプトポッドを設立。コンサルティグ、ソフトウェア開発などを中心に、エネルギーやモビリティ、スマートシティなどの社会実証事業やPoCプロジェクトに従事していました。

現在、アプトポッドは、「ファストデータ」と呼ばれる膨⼤かつ短周期な⾼粒度データを⾼速で伝送、収集することを強みとしており、自動車・産業機器・ロボティクス等の遠隔制御やセンサーデータの可視化をするプロダクトの開発を行っています。自動車産業におけるデータ計測・解析までのワークフローをワンストップで提供するSaaSソリューションを提供する企業です。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/911/
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CEOインタビュー:https://amater.as/article/interview/aptpod/

魅惑的技術で社会の礎を成す ~ソナス株式会社(省電力無線通信技術の開発)~

ソナス株式会社

ソナスは独自の省電力無線通信技術「UNISONet(ユニゾネット)」を開発・提供する東大発IoTベンチャーです。
代表取締役の大原壮太氏は、東京大学森川研究室にて無線センサネットワークの研究を行っていました。その後、ソニー株式会社に入社し、GPS、NFC、デジタルテレビ等のIC開発に従事。東京大学先端科学技術研究センター勤務を経て、2015年にソニーを退社し、ソナス株式会社を設立しました。

UNISONetは、「同時送信フラッディング」という革新的な転送方式を用いることにより、従来の無線では難しかった「安定」「省電力」「高速」「双方向低遅延」「データロスレス」「ネットワーク内時刻同期」「ネットワーク内多数収容」を同時に実現します。このUNISONetを軸に、同無線を搭載した通信モジュールや計測システムといった製品の提供や、システムインテグレーションサービスを展開しています。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/676/
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ロボティクススタートアップ

調理をロボットで革新する ~コネクテッドロボティクス株式会社(ロボットとAIを用いた飲食店向けの調理システムの開発)~

コネクテッドロボティクス株式会社

コネクテッドロボティクスは、魅力ある日本の「食」をますます世界中に広めるためにロボットとAIを用いた飲食店向けの調理システムの開発を行なっているスタートアップです。
代表取締役の沢登哲也氏は東京大学工学部を卒業後、飲食店の立ち上げとマサチューセッツ工科大学発のベンチャー企業でロボットコントローラー開発責任者の経験を経てコネクテッドロボティクス株式会社を設立したました。

現在、コネクテッドロボティクスは東京農工大の中にあるオフィスで共同研究を行いながら活動しています。また、NRCCやAISTとも共同研究の取り組みをしており、これまでに、たこ焼きロボット、ソフトクリームロボット、そばロボットなどの実店舗への納品実績を着実に積み重ねています。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/778/
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ロボティクスで、世界をユカイに。 ~ユカイ工学(コミュニケーションロボットの開発)~

ユカイ工学株式会社

ユカイ工学は「世の中をユカイにする」コミュニケーションロボットを作る会社です。
代表取締役の青木俊介氏は東京大学在学中にソフトウエア会社チームラボ株式会社を設立、CTOとして検索エンジンの開発などを行いました。その後、ピクシブ株式会社のCTOを務め、2011年ロボティクスベンチャーユカイ工学を設立しました。

ユカイ工学は、ソーシャルロボット「ココナッチ」、脳波で動く猫耳「necomimi」、フィジカル・コンピューティングツールキット「konashi3.0」などIoTデバイスの製品化を多く手がけています。2015年7月より発売している、家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」や2017年10月に発表した、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」は世界中で話題となりました。

【企業情報】https://amater.as/online/companies/551/
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CEOインタビュー:https://amater.as/article/interview/yukaikougaku/

アバターロボットとの分業で日常をリデザイン ~Ugo株式会社(ロボティクスサービスの開発)~

Ugo株式会社(ユーゴー)

Ugo(ユーゴー)はサステナブルなワークスタイルを実現するロボティクス・ソリューション・カンパニーです。
代表取締役の松井健氏は東京工科大学メディア学部卒業後、株式会社モンスター・ラボの創業メンバーとして参画し、さまざまな新規事業のスマホアプリやWEBシステムを開発。2011年IoTデバイス開発会社ミラを創業し、さまざまなコネクテッドデバイスの開発を経験して、2018年Mira Robotics株式会社(Ugo株式会社の前身)を創業しました。

Ugoでは多様化する生活スタイルに合わせたロボティクスサービスとして、パートナーロボット、ロボットインテリジェンス、クラウド連携サービスを開発・提供しています。次世代型アバターロボット「Ugo(ユーゴー)」は2本のアームと高さ調整により遠隔で様々な業務を行うことができます。従来の単純なアバターロボットと完全自動化ロボット双方の利点を併せ持つ次世代方ハイブリッドアバターロボットです。

スタートアップ・起業家との参加型対談番組「ダイヤの原石」 vol.2 – Ugo株式会社

終わりに

アマテラスが厳選するエンジニア出身社長が経営するスタートアップ企業を10社紹介させていただきました。今後もIT化が進む現代において、多くのエンジニア出身社長が活躍するのは間違いなしです。

このほかにさまざまなエンジニア出身社長が経営するスタートアップ企業を紹介させていただいていますので、「スタートアップ企業一覧」をぜひご覧ください。

この記事を書いた人

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本多 飛翔